予防できること

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2008.01.18 Friday

犬の命を落とすものの原因はさまざまですが
突然ふってわいた不幸・・・でも悲しむ前にちょっと考えて欲しいのです。
その事故は本当に避けられない事故だったのかと・・・

犬が巻き込まれる事故の多くはほとんどが飼い主の不注意もしくは無知によって引き起こされています。



交通事故編



一番多いのが家からの飛び出し。
そして、散歩中にリードを放した、もしくは放れてしまった。
角を曲がる際の巻き込みや、車が通るのに犬だけが道路にはみ出てしまっての事故等さまざまです。
リードを持つ人間が子供だけなら事故にあう確率はますます高くなります。
子供は大人とは能力的に違うのでとっさの判断が未熟だからです。

まず家からの飛び出しは飼い主によって未然に防げる事です。
たいていの場合、犬は外に出られる喜びから有頂天になり、
先をきそって外に出るような状況を良しとしていると、まさかの場合に事故にあいます。
不思議なもので普段はめったに通らない車がこういう時には通るのです・・・

家からの飛び出しを防ぐには犬にきちんと『待て』を教えておかなければなりません。
このコマンドはどんな場合にも有効なようにご飯の時に行うような種類のものでは駄目なのです。
『まて』は犬の行動を制限する、止める働きがなければ意味がありません。

道路にでる前に必ずマテをかけて人間が車をこないか確認して人が先に出る習慣があれば、事故にはあわないのです。

このようなしつけを出来ない人の場合は、玄関の中で犬にリードをつける習慣をもてばよいのです。
リードを玄関のドアを出てからつける習慣である以上、
万が一門が開いていれば当然犬は外に出て行くでしょう。
また我先に犬が人よりも先に出て行くことを喜んでると思ってる場合は危険は大きくなります。

リードをつけてから家を出ると言うのは今では常識だと思うのです。

玄関をあけてすぐに道路のような環境だと飼い主は心配りをするのでこういう事故には逢い難いものです。

昔条例で犬の放し飼いが禁止されていなかった頃は、
犬は自由に歩いていましたから、車が危険であることを知ってる犬は多かったですし、
家からでても迷子になるような犬はほとんどいませんでした。

自由に外を歩くことの無い現代の犬たちは自宅の周りの状況も把握できていませんし、
ましてや車で出歩くことを知った犬は車が危険である認識は乏しいものです。

散歩中にリードを放して・・・ほとんど車がこない道だったので離して遊んでいた・・・
ノーリードでも多くの事故はこういう理由が多いものです。
ノーリードがOKなのは完璧に訓練された犬たちであるかもしくは、
完全にでられない環境(全ての周りが囲まれて犬が一人では絶対に出られない)でなければならないはずです。
ノーリードでの事故に限っては全て飼い主の責任でしょう。

いつも傍を離れないから、呼べば戻るから。。。こんな状況で犬を放して歩く人は多いものです。
これこそまさしく過信と言うものです。

でも、猛スピードの車が来たら・・・目の前を猫が走ったら・・・
知ってる人がいたら・・・突然子供が爆竹を鳴らしたら・・・
車のBACKファイアーの音・・・けたたましく走るバイク・・・突然の雷・・・
予想もしないことはいつでも起こりうることです。

こんな状況下でも確実に飼い主のいう事が聞ける犬に出来ていないなら
それは放した飼い主が犬を死なせてしまったといっても過言ではないでしょう。

また、散歩の時に異様に長くリードを持って歩いている人を見ます。
車が着てるのも関わらず、
小型犬でも抱きかかえずにリードで自分のほうに無理やり引き寄せようとさえしています。

犬は抵抗し、飼い主と押し問答になるケースが多いのですが、
車を運転している人からは小さな犬たちは視界には入りません。

犬はよけたものと判断して轢いてしまうことが多いのです。
リードをつないでいながらの事故はこうして起こることが多いのです。

これも、犬を車側に歩かさなければ防げるものです。
小さな犬なら抱くことが一番です。
そして大切なことは、車が来たらリードを短く持つことです。

とくに角を曲がる時も巻き込まれるケースが多いものです。
犬を必ず自分の内側に歩かせることは大切です。
車は人には気を使います。
人身事故を起こそうとする人はまずいませんから・・・

ですから人が道路側にいたら事故は起きないのです。
犬が道路側を歩くので事故になる場合が多くなってしまうのです。


熱中症編



猛暑と言われる極端に気温の暑い夏に、熱中症で多くの犬たちが苦しんで死を迎えています。
これは外飼い、室内飼いともに起きてしまう事故です。

気温が35度を超えたら
犬だけではなく養鶏場のニワトリたちも毎日のように大量に死亡しているニュースもあります、
乳牛もお乳の出が悪くなってしまいます。

よく車の中に犬だけを置いて買い物か何かに出かけてるのを見かけますが、
暑い日はとくに車中温度はすぐに上がってしまいます。

炎天下においてなければ大丈夫と思いがちでしょうが、
一度どういうところに車を置いておくとどの位の時間で車中温度が上がり
人が入っていられなくなるか試してみると良いと思います。

車の中に犬を置いての熱中症の事故は多くは春と秋に起きます。
気温が涼しい為油断してしまうからでしょう。
車は熱効率の良い素材でできてることを忘れてはいけません。
ほんの数分で小型犬等はすぐに脱水を起こしますし、
多少大きくても差はありません。

春でも秋でも日の当たる場所に犬を入れたまま車は数分でも置かないことです。
常識の問題ですが、最近は赤ちゃんを入れたままでも平気で車を離れる人が多いことには驚かされるので
犬ならなおさらかもしれません。

赤ちゃんも犬もごくわずかの時間で危険な状態に成ることを忘れてはならないでしょう。


外飼いもつながれている犬に熱中症は非常に多いのです。
人よりは野性に近いものだと安易に犬に過度に期待していないでしょうか?
外飼いが主流で、放し飼いだった時代に犬の熱中症での死亡率は極端に少なかったのです。
何故かと言えばその時代の犬たちは、
暑ければその暑さをしのげる場所に自分の体を置くことが可能だったからです。

昔の家で犬が縁の下に入ってることはよくありました。
風も抜け何より家の下はいつでも日陰で、日の当たることがないため非常に涼しいのです。

現代の場合はどうでしょうか?
縁の下に入って暑さをしのげる犬はごくわずかでしょう。
ひどい場合は時間がたつと日の当たる場所になってしまい
どうにも逃げられない状況につながれている場合すらあります。
いつでものめる冷たい水もなくつながれた鎖一杯に逃げても日陰がごくわずかしかなかったり、
置かれた犬小屋でさえ、昔のような木の作りで日光から守ってくれるものは少なく、
屋根が合ってもそれが鉄板やプラスチックであったら、日光による熱の蓄積は異常なほどになります。

まだ穴を掘って体を冷やせればよいでしょうが、穴をほることすら出来ない環境で飼われる犬たちはとても多いでしょう。

せめて暑い時間だけでも玄関にでも入れてあげることは出来ないものかと考えます。

一度入れると癖になると言う人もいますが、
それなら毛皮のコートを着て汗をかけないようにして同じ環境下にいて体験してみて欲しいものです。

どんなに苦しく辛いものなのか・・・

犬は人と違って汗腺が非常に少ない動物なのです。
体の中の熱を放熱する部分は、口と耳と足の裏だけです。

人間は全身に汗腺を持っています。
そのことを踏まえて外で飼われる場合にあまりに気温が高ければ、
風があってもかえって悪い状況になることを考えて室内に非難させるべきでしょう。

室内飼いの熱中症は、すぐに帰るからと犬が室内にいるにもかかわらず
エアコン等を止めて出かけてしまう場合に多く起こります。

とくに犬を2階に置いた場合やテーブルの足などにつないでいたり
サークルやバリケンの中ででられない状況の場合に多いものです。
電気代はいくらでもないはずです。
ほんの少しくらいつけておいて出かけてもair conditionerなら問題にならないと思います。

締め切った室内の温度はエアコンが止まれば急激に温度が上昇します。
そして犬の吐く息によっても上がってしまうのです。

エアコンは今では生活保護対象の人でも贅沢品ではなくなり、生活必需品になりました。
それだけ平均気温が高くなり、健康な生活に支障が出ることが示唆されていると思います。

地球温暖化が進み年々平均気温が上がっていることを心にとめておく必要があると思います。

気温が高くなっているという事にともない散歩等での熱中症も非常に多くなっています。
何度も言うようですが犬は毛皮のコートを着て歩いています。
そして人間よりも低い位置を歩かなければなりません。
温度を放射できる部分が非常に少ない動物です。

地面に近ければ近いほど温度は高くなります。
地面の反射熱はとても高いことを忘れてはいけないと思います。

小さな赤ちゃんがベビーカーで散歩中に熱射病になるのはこのためです。

散歩に出る時にアスファルトの持つ余熱を手で触る努力は必要でしょう。
火傷も防げますし・・・

早朝は比較的気温も下がり、アスファルトも熱くはないものです。
しかし夕方は昼間の気温が高ければ高いほどアスファルトは熱を吸収してしまいます。

日が落ちてすぐ位はかなり熱いことを忘れないでください。

炎天下に犬を出すことは今年のような猛暑の時は避けたほうが賢明です。
あなたの大事な愛犬を亡くしたくないなら。。。病院に通う羽目にならずにすみたいなら・・・

勿論夕立等でアスファルトが冷やされているなら、この限りではありません。

お散歩をおしっこやうんちをさせるものでなく気晴らしにしていれば犬もそのように受け止めるようになります。
そのためにも自宅の中での排泄の習慣は大切なのです。


つづく・・・