2007.11.23 Friday

ハウリングの効用と犬の本能

先日ある番組でオオカミの研究者の話をやっていた。
その学者さんはオオカミの群れの一員になって研究したいという願いを、自身の手によって育て上げた狼たちからかなえることが出来た。

それまではどの群れにも拒否され(当たり前なんだけど)途方にくれていたという。
面白いなぁって思いながら見ていた部分のひとつは狼たちのリーダーになりきる為に食事も一緒に取るのだそうだ。リーダーは一番良い部分を一番先に食べなければ威厳を保てないから生のレバーを取り出して加熱しまたもとに戻していかにも先に内臓を食べてるんだぞ〜って見せ付けるのだそうだ。においに敏感なオオカミなので他のものは食べられないと言っていた。

実際ちょっと笑っちゃったんだけど(笑)

【オオカミと生きる】の著者ヴェルナー・フロントは超位オオカミとしてアルファ狼とは別の立場で3つの群れの頂点に立つことが出来た。彼は今回の学者さん(名前忘れました)のような食事を一緒にとるという行為はしていなかった。与えることはしたけれど・・・

食べ物もオオカミと同じものしか食べないなどというハードな状況ではなかったようだし、解釈の違いで行動がコウも変るんだと勉強になった。

ふ〜んと思いつつ番組を続けてみていたら、その学者さんはオオカミとヒトとの問題(家畜を襲われる)を解決する為に、ある方法を見つけ出したのだそうだ。

それはハウリングによって家畜にオオカミを近づけさせないというもの。

彼の観察に寄ればオオカミは自分たちの群れよりも数が多い群れが近くにいると遠ざかる習性があるのだそうだ。
つまりは種族保存の本能によって無益な争いを避けていると言う事だろう。
どうやって見えない相手の群れの数を特定するか・・・

それがハウリングだった。

実験は功を奏し、農場近くにいる群れの個体数の確認をした後それ以上の数のオオカミのハウリングを流したら襲ってくるオオカミはいなくなったという。

ソウだよねぇ〜。。。って思う。

ドッグランで見知らぬ犬同士が飼い主を置き去りにして仲良く遊ぶのってやっぱりおかしいんだ(笑)
本能に矛盾していることの強要はどこかに歪みをもたらす。

なかなか勉強になった面白い番組だった。
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2007.11.23 Friday

最初の1週間。

犬を育てる時に一番肝心なことはその犬に取って何かを教えてくれる人がいい人であるかと言う事だと思う。

でも仔犬育てで難しいのがいい人になるって言う事だ。
いい人になる最初のチャンスは自分の家に迎え入れてから1週間。犬にとって怪しい人や恐ろしい人や怖い人にさえならなければ良い。

我家に子犬を見に来た時に子犬たちが私たち家族に見せる信頼は、生まれた時から彼らにとって安心できる人間であるように勤めてきたからに過ぎない。

ダッシュ仔犬1


哺乳せざるを得ないような子犬は別として、親が育ててくれている仔犬達だって、毎日子育ての箱の中を覗き込み優しい声をかけ生まれたその日から少しづつ体に触れ続けて体温を感じさせていく。母親の乳房に吸い付かせてあげたり、体重を測る為に仔犬を持ち上げなくてはならない時も、体温が下がらないように手を温めてからなどの工夫し、冷たいものに直接体が触るようにしたりすることはない。
重力が大きくかかるような上下運動(立っていたのを急に座るとか、突然立ち上がるとか)の動作は目も開かない子犬を抱いているときは厳禁である。
彼らは親犬に育てられている時にこうした経験をすることのない生き物だからだ。

目が開きぼんやりと周りが見えるようになって来た時に一番身近に、いつもゆっくりとした動作でおびえさせることなく仔犬のそばにいる事ができれば、殆どの仔犬はヒトを受け入れてしまう。
離乳食を食べるようになるころには走り寄って来るほどまでに慣れてくるのだ。

この時期は彼らから近寄ってくるまで捕まえるようなこともないし、彼らの意思に反して抱き上げるようなこともすることはない。たまには優しい声をかけて誘ってみたり、おもちゃでじゃらしてみたりもする。
可愛いふわふわの天使たちは抱きしめて食べてしまいたいほど可愛いが、彼らに恐れを抱かせないように注意深くヒトを学ばせる。

その繰り返しの中で仔犬はそばにいる私たちを安全なものだと認識し、親が私たちに甘え絶対の信頼を見せている事に安堵し自分から近づいてくるのだろう。。。こんなに小さい時期にもう学習が始まっているのだ。

最初はこわごわと匂いを嗅ぎ、ちょっと触れてみて何も自分にとって脅威となることが起きないと判断すると急速に人間に近づいてくる。
それはわずかひと月足らずの仔犬が表現する事実だ。

こんなに幼い時期から学習できる生き物だから、多くの飼い主の手元に嫁ぐ時期になっていればもっといろんなことを判断するように頭は働く。

人は利己的で犬を自分の所有物だと考える。
犬を大きな枠で囲み、ある一定の犬という生き物が自分に対して信頼の情を示すから全ての犬がソウだと思い込む。
可愛いから・・・そばに着たんだから抱き上げるのだろうが、それを犬がみな望んでいると決め付ける。

実際はソウじゃない(笑)抱かれることを望んでいる犬は抱いてもらえるまでそばにいるし、抱いて欲しいと要求を出す。

偶々側に来たからと捕獲された犬は喜ぶだろうか?

抱かれた犬の表情をみたことがあるんだろうか?迷惑そうな我慢した顔。犬によってはもがく仔だっている。それってね・・・嫌だって言ってるんだよ。
喜んでいる犬は体でそれを表現する。表情も嬉しそうだし、顔を舐めようとするし、抱くのをやめて下ろしても側から去って行ったりはしない。


ホンの少しだけ彼ら犬達に時間をあげることは出来ないのだろうか?
可愛くて抱きしめていたくても少しの時間、彼らがヒトを安心できる存在だと認識するまでの時間を・・・

仔犬を迎え入れた最初の1週間で殆どのこの先1年間に近い時間の根底ができあがる。それほど犬は賢く執念深く、彼らにとって正しい判断をする。

スタートの接触の仕方をしくじらないように初めて受け入れる仔犬でも成犬でも最初の1週間を良い人になる為に人間には我慢が必要だ。
それが基盤となっていつか愛犬は飼い主を主人として慕うようになるだろう。

全てのしつけの間違いはきっとこの最初の1週間にあるんだと思う・・・
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