2007.06.23 Saturday

耳セット!とスタンダードの話。

はるばる長野から更夜と泰麒とアンちゃんを連れて着てくれた。

お耳セットのこととかショーに出せるかなと言った相談である。
耳が根元からまだ立ってこないのでという話なのでそれって通常通りじゃ上手く行かないだろうし、言葉じゃ説明しても上手く伝わらないかもしれないし・・・大変だろうけど連れてきてくれますか?とお願いした次第である。

更夜の耳は聞いていた様に根本から立ち上がらない耳ではなかったのでいつものセットでやっておく。泰麒は上手く出来ていないのでまだ直る可能性もあるなと判断してやり直した。
しばらくの間、1週間に一度くらいの間隔で貼りなおしていければ正しい位置から倒れてくれるんじゃないかって思う。

問題は貼りなおしの時に使う剥がすエーテルに代わるものだ。
やはり馬油が一番いいんだろうが、聞く所に寄ればクリーム状のものが一番使い勝手が良く、剥がした後の油分も落としやすいようだ。


グランツ3ヶ月


お耳セットはプロでも失敗することがある。耳の質や厚みや張りなおしの時期間隔もそれぞれに違う。
一番大事なのは出来上がりのイメージがしっかりあるかないかによって、耳セットをしている現時点での状態がおかしいのかおかしくないのか判断できるかどうかで直す、直さないが起きるわけで、成功が決まるんじゃないかって思う。

つまりやっぱり必要なのはスタンダードの正しい理解と把握だ。

スタンダードはショーに出すようなレベルの高い犬だけに必要な知識に思われがちだけど、実はそうじゃなくて、自分の犬の良い部分と欠点にあたる部分を把握する為に必要な知識だ。

角度構成についても、毛質についても、もって生まれたものだから粘土細工のように自分が望む形に変えることはできない。
ココが駄目だからねと諦める為に知るのではなく、こういう部分があるのだからこういう風にフォローしてあげようとかこういう運動を入れたほうがいいなとか、こういう立たせ方を無理強いしちゃ体に支障が起きるなとか知っておく為に必要な基準所のはずだと思う。

スタンダードは正しく理解し正しく把握した人に教わらないと思わぬ落とし穴に引っかかる。
解釈を捻じ曲げ覚えてしまったり、自分の犬に無理を掛けたりする羽目にも陥る。

スタンダードというのは犬種の理想像だ。そんな犬がそう何頭も表れるはずもないが、理想を目指して近づける為にショーブリードは行われているのだ。

生まれてくる大半の犬たちはスタンダードに近しい犬は少ない。必ずどこかしら違いがあってその違いがより少ないものが、また要り秀でる部分を持った犬がレベルの高い犬だと認識されている。

でも犬として生まれてきた彼らに人間が課するレベルの違いに意味はない。
意味があるのは犬ではなくそれを求める人間のほうである。

どの犬にも等しく幸せに生きる権利があり、、ショー用でも家庭犬でも同じように大切にされるべきだし、犬の価値は等しいと私は考えている。

耳セットにしてもしつけにしても何もかも犬に関わる人間側の問題で、『生まれ付き』の部分に対してを理由にするのは好まない(苦笑)

人の飼われたイヌは野生犬ではないから本能的な部分さえ押さえて暮らさなければならないことも多い。でもそれが教えることによって学習できる生き物だったからこそ犬は人間の一番最初の別種類の友人となったのだ。

彼らは人間の所有物ではなくあくまでも共に暮らす別種類の友人である認識をなくさないことが大切じゃないかと考えている。そのなかにスタンダードの知識も必要だし、多少の無理をきいてもらう以上、彼らの気持ちを理解しながらお願いするのも大切なことだろう。

今年生まれたチビッコたちがお耳セットにいそしんでくれるので(笑)我家の失敗作の方々も再び『耳セットやろうよ〜!』とお願いされ、仏頂面で『エ〜やだよ〜』と逃げるのを『イイコだからさぁ!』と騙されてスタンダードのようなお耳に目下挑戦中と相成った(*^^)v

※写真は先日送られてきたグランツ!なかなかいいじゃん!(*^^)v
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