2007.12.21 Friday

待て!うち流?

訓練というほどでもない程度で良い、1歳くらいまでにはマスターしておきたい躾けに【マテ】がある。この待てって以外に曲者で出来た様でなかなか出来ないものなんだ。

我家は確かに2歳くらいまで野放図に育てて訓練といったものは気合を入れて教えたりはしないけれど、基本的な【待て】と【コイ】については訓練じゃない躾けのひとつと言う気持ちで取り組んでいるので1歳くらいまでにはその犬によって求めるレベルの差はあるけれど一応教えている。

ちゃんとできない人が多いのは、犬を待たせちゃうからなんだろうなって思うんだけど、確かに最終形態の【待て】は犬から人が離れても、指定された場所から犬が動かないでいられる事だから、一足飛びにやりたい人はしくじりやすいのかもしれない。

【待て】の最初は犬の前に立って【待て】と言葉と手のひらを犬の顔に見えるような角度(ほぼ平行)にかざして犬に動かないでいるように諭す。
この時犬の形は立っていても座っていても伏せていても良いのだけれど、動きにくいという意味で座らせてから教える事が多い。

つまり座った形から教えると言う事なら【座って待て】という命令を出したことになる。この場合座れが理解できていないとしゃれにならない(笑)

で・・・一瞬でも犬が動かなければイイコだねぇ〜って褒めて行くわけだが、最初の内は飼い主は動かずに犬の前に立ったままでじっとしていられるかを確認して時間を伸ばしたほうが上手く行く。
意味を理解できない犬は時間を伸ばして行く事で座っている作業すらやめてしまうことが多いからだ。
そうなると離れたらややこしくなる上にすぐに元の座れに直してばかりという現象がおきてしまう。

こういうのは犬は嫌いだ(笑)

どんなしつけも訓練も、犬に取っては遊び感覚の方が上手く行く。でも教えようとするあまりに飼い主は気が着かないままに強制し始めてしまうので犬が面白くないから気持ちが拒否して理解に繋がらないのだ。

犬の前に立って【待て】と言って数分動かないでいられるような優等生なら一歩下がる。
最初と同じように少しづつ時間を伸ばして行くが、まずは【待て】と言って一歩下がったら一呼吸くらい置いてすぐに犬の前に戻る。そして大いに褒める。

つまり、離れてもすぐに戻ると教えるわけだ。
一歩はなれて時間を伸ばし良い感じに待つなと思ったら離れる距離を長くしていけばよい。少しづつに決っているが、DISCと同じで多くの人は急に距離を伸ばして犬を不安にさせるのでせっかく犬が学べたのに飼い主自ら壊してしまうのじゃないかと思う。

出来ているという確認作業を怠らなければ数回づつ繰り返して徐々に距離を伸ばせるくらい犬は実際は賢い生き物だ(^_-)-☆

サンダーは数日で数十メーターはなれても確実に待てるようになった。
今日はココまでと決めて離れる距離が短いうちにたくさん失敗してもらい確実に待てるようにしてから伸ばすことにすればそんなに難しいことじゃない。
もっとも数十メーターはなれて待つことなんか要求する必要はほとんどない飼い主さんが多いはずなので直線距離は5メーターも離れられればヨシと考えれば良いと思う。

私はサンダーとのサークルを広くしたいと言う思いが最初から合ったので離れても不安感を持たせないために徐々にだけれど最後はかなりの距離を取って離れても不安にならないように教えてある。これは遠隔の作業に持ち込む時に都合が良く、離れる前にそばにいる時に山ほどの誘惑とストレスをかけて狭いサークルの円を縮めておく作業もこの時に一緒に教えておく。そうすればどんなドッグスポーツをするのにも犬との距離を測る必要が無くなる利点があるからだ。

距離を離れられるかは最初のポイントの【飼い主は自分の元に戻ってくる】という公式を犬が理解できなければならないのだから、待たせた以上は動かずにその場にいたことを犬のいる位置に戻ったら大いに褒めて、その子がどれほど賢いか、どんなに嬉しいことをやってくれたのかを犬に伝えなければ犬も伝えられる意味がない。
犬が動いてしまう事で怒りを感じたり、むかついたりしたらもうその日はやめたほうが良い。どの道【待て】にしたって【遊ぶ】という感覚でやるものだし、遊びの中には怒りや失望はありえない感情だからだ。失敗を笑って許せるくらいじゃないのなら犬に何かを教えることなんかやらない方が良い(苦笑)

次に同じ【待て】と声をかけたら直線に下がることはやめ、犬の右側についてみたりして動かないかどうか確認をしていく。右が待てるなら左へ、両方とも大丈夫なら犬の後ろへ回って見る。
できるようならぐる繰り回ってみるとか、マァ犬を失敗させてみようと言うくらいの感覚でやりしくじったら「動かないでいるんだったよねぇ〜」と再確認させて行くと犬はちゃんと覚えるものだ。
最初は悲しくなるくらい動かれて失敗ばかりで修正し続けることになるものもあるし、一回で動かないので先に進める場合もある。成功しやすい子は飼い主が理解できていると言う錯覚に陥りやすく後々こんなはずじゃなかったのにと言う事に遭遇しやすいと思う。簡単な時に多く失敗を繰り返させたほうが犬には理解が深くなると思っている。

なので、どっちが後が楽かって言うと・・・(笑)私は側にいる時にしくじってくれる方が面白いし教えやすい。そばにいる時に何度もしくじった方が、何を要求しているかを伝えやすいためで、人がそばにいて失敗から学ばせることは、離れてからしくじったものを修正するよりもずっと短時間で要求している事への理解を確実にすることができる。

飼い主がいろんな行動をとっても、犬は動かない約束だねとわかるようになったら今度は歩くだけではなく周りを飛んだり跳ねたりしてみる。(間違っても【待て】を解除しないで・・・)

次には少し離れて動く動作を伴わせ、【待て】の理解が深いかどうかを確認して行く。

たいていはここら辺で【待て】ができるのだと思い込む飼い主が多い。
こんなもんじゃ何かあったらすぐにぶっとんじゃう(笑)この程度で犬のリードを放しても安心とは到底いえないレベルだ(笑)

当然だけど、信頼できない犬の状態なのだからロングリードを装着して教えることは言うまでも無い(笑)

で、ココからレベルアップして誘惑を掛けて行く。
他の犬が近くに着ても動かずにそちらに興味を持たないで待てる様に教えることも必要。待たされている犬の周りを違う犬達にぐるぐる回らせたり、側に寄らせたりするわけだけど全てはいきなりはやらずに最初は距離を置いて少しづつ馴らして行くことがうまく行く秘訣だ。
協力してもらう犬は最初は完成されたおとなしいちょっかいを出さない犬が理想。その次は少し元気があって臭いなんか嗅ぎに来る様な子へお願いして行く。最終形態はオスの場合は特に去勢されていないオスを使う。完全無視が出来ればPerfect!

その他にはボールとかが投げられても、犬が好きなおもちゃが何であっても指示に従えるように教える。勿論この作業になる時はそばにいることから始める。投げられたボールに反応して動いちゃったらアウトが当然(笑)犬は賢いのでちゃんと伝えれば動くものにだって反応しないでいられる。出来ないのは人間側の伝え方がわるいだけ。(苦笑)動くものを追うのは本能だから出来ないなんって言うのはナンセンス。こう言う事を教えていないから自転車とか人とかに飛びついたり吠え掛かったりもするんだろうなって思うんだけど違うかしらネェ・・・。問題とされるものをやめさせるって言うのは強制的に止める作業だけでできるものじゃない。もっと基本的なことを学ばせておかなければ応用編は犬には難しい(笑)

誘惑の種類には色々あってどこまで確実にするかは人の好き好きだ。私は昔キャンディーを他人から食べ物をもらっても良いと教えてあったばかりに誘拐されそうになった苦い経験があるので家族以外から食べ物をもらうようにするのが好きじゃない。(苦笑)数年前まではうちの犬は他人(ファミリーからも)から食べ物をもらわせないで着たのでPerfectだったのに、ここ数年それを崩してしまう状況に緩んでしまい、それは私の甘さが問題なんだと痛感したので今大いに反省していて修正しはじめている。犬には本当に申し訳ないなと思いながらだが、初志貫徹だ。だからうちの仔に食べ物をあげたがらないでね。(苦笑)

昔のオフ会では犬の運動会まがいのことをやった中で【お肉の誘惑に勝てるか?ゲーム】なんかもしていた。

犬なんか肉があったら無理だよっておもうかもしれないけれど、ちゃんと教育された犬は肉にも勝てるからネェ〜!
確かシークとシータが最後まで頑張って両者優勝にしたんだったっけかなぁ・・・懐かしい(^_-)-☆
マァ最近じゃそこまで頑張る人も少なくなったって言うかステータスが違うのかもねと思うことも多いけど、自分はこれを変えていない(笑)最初から拒食(他人からの食べ物は受け付けない)を持っている犬もいるけど、大丈夫なのねと教えたらひとたまりもない。マァそれのことは後々書くとして・・・

食べ物にも釣られないし、おもちゃにも釣られない。時間もこちらの解除まで問題なくこなせるとなればOKと言いたいところだが・・・完璧を期すのなら、もうひとつ、指示を出した人間から離れた位置で他人に犬を呼んでもらう。これは結構動くことが多い。これがクリアしたら?・・・実はまだまだなんだよね。(笑)

今度は姿が見えなくなると言う状況の中でもこちらの要求を理解できているかを確認して行く。最初はあきらかに犬から見える位置に隠れてみるが、すぐに戻っての作業を繰りかえすことは同じだ。
徐々に完全に見えない位置に行くようにし、時間を長くしていく。

犬が飼い主の姿が見えなくても待っていられるのは必ず戻ってくると言う信頼からだ。だから彼らを裏切ってはならない。
この作業まで来ると命令の中に意味が現れて犬は待つと言う仕事をこなす感情になる。ココまで持ち込めたらかなり良い感じ(^_-)-☆

こういう作業に持っていきながら誘惑も入れつつ完成に近づける。

で・・・最後の仕上げは家族の協力を仰いで、指示を出す人間(飼い主)の命令に従うことを要求してみる。つまり指示を出した人間(飼い主自身)が解除しない限り家族がどんなに呼んでも動かないでいられるって言うのが最終形態だ。家族の中の好きな人が呼ぶことも無視できちゃうくらいまで行ったらかなりスゴイ(笑)

こういう地道なトレーニングをして完成系に近づいた犬を私はまだ数頭しか知らないんだな。自分の持ち犬だってここまで完璧ですと胸が張れるかって聞かれたら最近の若手はまだ教え切れていないので、実際、頭掻きそうだし・・・(笑)
でも本来できるって言うのはこうしたものの完成形を言うのであって、形ばかりができる程度じゃ自分的にはNGと言いきってしまうのも理解してもらえるカナと思う。勿論私の犬に対してこういう事を理解できる子が好きと言っているだけで人様の犬の出来具合にけちをつける気は毛頭ない。(笑)

ただ実際に完成された犬を知っている以上、目指すものは頂点で良いと思う。上には上がいるので憧れの犬以上の犬に出会ったらもっと上を目指したいかもしれないけど(笑)

どこまで教えてみるかは人の好みの問題だと思う。私は自分の犬の命を守る為に外に出る機会が多くその危険が高い犬ほどきっちり教えようと思っている。

まだまだの子ばかりなんだけどネェ〜・・・。。。(^^ゞマァ楽しみながら地道に続けて行くのがうち流なんだわね、きっと(^_-)-☆
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2007.12.15 Saturday

ケージトレーニング

我家では殆どの場合犬達はケージの中でご飯を食べている。人の食事の時間とは別の時間帯だ。頭数が多い分仕方がないけれど、それでも「おいしいかい?」とか「今日はごちそうだよ〜」とか「ごめん、今日はカラカラになっちゃった」とか毎度のごとく犬達に話しかけてご飯を配る。他の仔に配りながら食べ始めた仔に「今日のご飯はいかが?」と聞けばおいしい時は尻尾をパタパタ振って顔を見つめ、「おいしいよ〜」と答えてくれるし、カラカラしかあげないと「ちぇ!今日はこれかよ〜」って言う顔をして見る。「ごめんネェ〜」と笑いつつ、終った子には「ご馳走様ね」とご飯の入れ物を出す。

ご飯自体は手作り食もあるし、ドライフードのみもあるし、スープかけご飯だったり、缶詰が乗ったご飯だったり日によって色々だ。

???と思う人もいるだろう。昨日書いたことと違うと思う? 昨日書いたのはこうした習慣があっても、時と場合によってみんな揃って部屋の中で隔離されることなく一緒にご飯を食べる事も出来る様に育てていますよと言う事。
ケージに入れないでご飯をあげたほうがいいって言うわけじゃない(苦笑)
ケージに入れてご飯をあげている事によって見失うものがあると思うよと書いた。私はご飯の時間も犬に話かけて育てていますよとかね。(^O^)/

みんな揃って並んで食べていれば、早く食べ終わる子もいるし、なかなか食べない子もいるので、ちゃんと見ていないと「もういらないなら食べてあげるね」と余計なお世話をする子もいる。すかさず「それは○○ちゃんがまだ食べてるんだよ」と声をかけられない状況の時はケージに入ってもらうのだ。

人がそばにいて食事を与えているときには、犬同士がご飯を争ってけんか腰になったり唸りあったりなんって言う事は我家では頭数が多くても決してさせないししないし、したら確実にしかって学習させる。最初からソウいう事をしない子もいるし、最初の時だけはやたらに犬には突っかかる子もいるがそれは家のルールを学ばせれば済むことだ。(笑)教えなければ犬が勝手に覚えることはとても少ない。

特に私たち家族が彼らが食べている途中に体を触ろうがご飯を採り上げようがに対して威嚇行動なんかケージに入れてない時にこそ起きたことがない。
リーダーに対して餌を奪い取ろうとか守ろうなんっていう考えの持ち主は犬には存在しないからだろう。こんなことからでもリーダーになっていく要素はつかめるのだ。

通常3ヶ月くらいから徐々に大人の犬達と一緒に1頭でケージに入れてご飯を食べるんだよと教え始める。硬いフードもある程度食べられるようになったあたりからだろうか。
最初は食べている間見ながら声をかけて、食べ終えると「ハイ、ご馳走様だね。」とすぐにケージから出す。大人の子と違うのはここら辺。

食い意地の張った子は(笑)ケージ=ご飯という公式をすぐに覚え、ご飯だとわかると大人の犬達と同じように率先してケージに向かい、その日に入るケージを待っておいしいご飯にありつくわけだ。我家は頭数分のケージを置いてはあるが誰がどこと決っているわけではない。

ヒートの子は上になるし、体の大きな子は下だし、仔犬の時は上のほうだ。
おとなしくしてられる子から先にいれてもらえたりするのでご飯の順番も決めていない。なんたって3階建てだからね(笑)やり易い順番になったりする(^O^)/

でも中にはケージ=閉じ込められたという公式を作る子犬もいる。こういう仔犬はほかの子に比べてご飯を食べ終わった後少しづつ中にいる時間を伸ばして行く作業に時間がかかる。閉じ込められたのではなくみんな同じようにしているよねと少しづつ時間をかけて理解させ、嫌な思いをしないようにしながらでもこちらの要求を通して行くのだ。
ドアを閉めることに抵抗がある子は最初から締めたりはしないが折を見て犬の態度を見て少しづつ締めてみたり開けてみたりしながらドアが閉まることに抵抗がなくなるのを待つ。殆どの子はドアが閉まることへの抵抗はない。ご飯を食べられる嬉しい気持ちのほうが優先してしまうからだろう。(^^ゞ

我家は最初こそすぐに出してあげているが通常は食休みと言って数十分以上、ご飯の入れ物を出してから待てるように教えて行く。本来の目的は実はこっちにあるからだ(^O^)/
勿論犬によっては食べてすぐにトイレ〜とかお水が欲しかったぁ〜とかご飯を食べる前にしていた作業によってケージの中にいられる時間は違ってくる。
毎日の作業だし、観察していればたいていわかるが、中には朝からまだ大はしていなかったのよ〜ッという子もいたりする。

毎度おとなしい子がご飯を食べ終わって少ししたあと、中で吠えるときはたいていヤバイ状況が差し迫っている。
だからご飯の後に吠える子がいるときは一度吠えるのをやめるように促すが数回声をかけても黙らないと、何かしらあるんだと出して様子を見る。
何もなかった時は又ケージに戻されるし、何かあった時は早く出してあげればよかったねと謝ったりもする。何もなくて出して〜と騒がれることが殆どないけど(笑)それは必ず出してくれることを約束してあって犬達はその約束が守られることを知っているからだ。

犬は自分たちがしなくてはならないことに意味があればたいていは受け入れてくれるが、その意味を保てない状況の時はコンタクトを取りに来るし、それを受け入れる相手かどうかで自分たちを理解するかを判断していると思う。

ケージから出すときにも騒いでいると出られない。(苦笑)良い子から順番ねといわれそんな抽象的なやり取りの中で少しづつ私からの要求が何であるのかを学んでくれる犬を賢いなぁと思う。

ケージは犬が自分のテリトリーとして確約されたもので、犬の為に必要な安心できる場所となるものだといわれている。でも私は家の中に関しては疑問を持っている。

犬のテリトリーは自分の家の中全てだろう。それなのにそのなかで犬だけの聖地があると言うのはどうだろうか?
ケージはあくまでも人の都合で犬の行動を制限できるための入れ物でしかなく、そこに安住の思いをもてるというのはうちの子たちには1頭にも見せられた事がない。ベッド代わりに使っているわけでもないので(笑)
下の段のケージはいつも開放されたままだけど、ケージに入ってくつろいでいる姿など見たことはない。また何かにおびえたり驚いたりした時ですら人に寄り添うことはあってもケージに逃げ込むこともないのである。

そんな状況なので私はケージは犬のために必要なテリトリーだと考えたことはない。

が・・・ケージはとても便利なもので、そこに静かに入っておとなしくしていられる犬であったら人にとってこの上もなく都合の良い事だと思う。
家庭外に連れ出したとき長い時間待たせなければならない場合は数多く起こり、家庭という彼らのテリトリーから出た時にいつも使っているケージは安心できる場所に変っていく。

ケージに入れなくてもその場で長い時間動かずにいられるほどのトレーニングを受け、実際に行動できる犬なら(マットの上とか指定した場所で飼い主がいなくなってもそのままで場所を変えずにいられることが絶対の条件として埋め込まれた犬)公共の乗り物とか、公共の場所とか、入れ物に犬を入れておくルールがある場所以外は、ケージは必要ないだろうが・・・。(笑)なかなかその条件が整った犬とはあったことがないし人はそこまで頑張る前にケージを使う方が多い。

だからケージに入ることや長い時間そのなかにいられるように教えることはとても大切なことになるわけだ。

ケージには入れても、吠え立てていたり動き回っていたり、果てはドヨヨ〜ンと完全に気持ちがブルーになってしまうようではただ隔離したに過ぎないわけだ。ケージが安心できる場所に変化するまでには良いことが起きる場所であってかまわないと思うし、そういう方法論を利用したほうが犬の理解は早くなる。でも最終的には犬が望む、望まないに関わらず人の都合で犬の行動を制限することに変りはないのだから、静かに良い子で中にいるという飼い主からの要望を受け入れる姿勢を作らなくてはならない。

ケージの中にいても外にいても飼い主がそれは吠えたり騒いだりすることをやめてと言ったらやめられるようである事が一番重要だ。ケージトレーニングというのはケージに自発的に入るとか、長い時間静かにしていられるかと言う事ではなく解釈している私は私の犬達にそのように教えている。
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2007.12.13 Thursday

楽しい食事

犬にご飯をあげるときの話。

我家は老犬たちが1階にいて、その子たちにはケージは置いていない。
人様が着ているときでもタマ〜に良く知った人だったときにはある程度の時間が過ぎた場合には「悪いんだけどご飯にしちゃってもよいかな?」と了解を得て犬達のご飯を食べさせる時がある。

現在7頭の子がいるわけだが、コタツの上で入れ物に分量を配り「はい○○ちゃん」と1頭ずつ名前を呼んで配っていく。
早く食べちゃう子もいるし、ミールやMARINのように数分かかって食べ終える子もいる。

でも誰もけんかしないし、横取りもない。こぼれたご飯を拾って落ちちゃったねと入れ物に手を入れても、体を触っても、尻尾を振ったりしながら食べてくれる。
「おいしぃ〜?」「こっちも食べなね」「いいねぇ〜」とそれぞれに声をかけながら食べる様子を眺めている。

この習慣は我家で生まれた子犬達は離乳食の時から始まる。3ヶ月から4ヶ月くらいまではケージに入れないでほかの子と一緒に取り合いをしたり横取りをしたりしないように観察しながら、もしまずい行動があったら逐一問題の行動を制限しているわけだ。
子供時代からある程度の大きさになってケージのなかでもおとなしくで食べられるようになったあと、時と場合によって大勢で同じ空間で同じ平面で食事をさせることもあるわけで・・・

もし誰かが残したりしても私の許可が無いと勝手に食べたりはさせない。それが私とのルールだから。

犬は自然のままに食事をさせれば弱肉強食の世界に生きるものだから、力の強いものがより多くのおいしいものを食べられるという原則を持っている。
だから群れのリーダーが一番最初に獲物に口をつけ堪能するまでその下の地位の者たちは食べることが出来ないのだ。
でも、リーダーがある程度食べればほかのものも食べ始めることが出来る。そこから先は微妙な地位の上下は確立されているわけではなく、いつも相手をけん制しながら隙をうかがい、威嚇しつつ相手がひるんだ好きにすばやくおいしいものをゲットするという法則なのだ。

ソウじゃなければ1頭が食べ終わったら次のものがという様に順番に食べ終わるまで待つって言う習慣があるはずなのだから(笑)
残念なことにそんな習慣は最初からは持っていない((+_+))

でも・・・いくら本能とはいえ人と暮らす犬達にこの犬のルールを持ち込まれたらたまらない。1頭で飼っていても威嚇行動を飼い主に表すきっかけをつくってしまうからだ。もし飼い主が犬の威嚇に負けてしまったら目も当てられない。リーダーの座を明け渡すようなものになる。

そのために多くの躾けモノのHow-Toには犬と一緒に食事をしてはならないとか、食事の入れ物を渡した後はそっとして置くようにとか、触らないようにとかケージの中なので食事をさせると良いなぁんて書いてあるものが多い。噛まれたら大変だからネェ・・・。

でも・・・犬にとって食事を与えられると言う事は人に寄生しているという事実以外の何物でもない。


だから幼い時から食事は充分に与えられ決して取上げられたりするものではないと言う事と、何より食事を与えてくれるのは飼い主である事を認識させて育てたほうが得策である。

リーダーの条件の一つには群れに充分な食物を得る能力を持っていると言う事がある。形は違えど飼い主が犬に食事を渡す作業はその条件を満たすものなんだと思う。

が・・・渡した後の所有権は誰にあるのかが問題なのだ。
私は食べ物に対して強制することは好まないが、我が家にある全ての食べ物の所有権は放棄しないことにしている。

だからどんな状況でも犬たちから食べている途中でも食事を取り上げることができるようでなければならないわけだ。でも・・・犬達を試すように毎度でもタマにでも(笑)食事を取り上げてみるようなことをしていたら信頼なんかされるわけもないだろう。

だからこそ・・・幼い時期から取上げたりすることもない変わりに彼らの食事の時間に付き合い一緒に食べているような錯覚を起こさせる。穏やかに声をかけたり、物足りなさそうな仔には少々足してあげてみたり、入れ物から与えるのではなく入れ物の中から掴み取った食べ物を自らの手から与えたり、彼らの食べるものを飼い主が触ることに恐怖心や執着心をなくさせる努力をし続けるわけだ。

犬は群れ属。みんなで一緒に行動することを望んでいる。
食事も同じように考えて犬だけで食べるようなことがない形を取り入れる事が重要だと思う。

人がそばにいて、話しかけたり食事の入れ物に触っても犬に取って不都合が起きない条件を伝えて、逆に彼らに人が側にいる事が都合の良い条件になるように行動をしてやることが大切だ。
あえて言えば犬を家族だという思いがあるのなら、自分が人間の家族とどんな風に食事をしている時が楽しく、おいしく良い気分で食べられるかって言う事と同じに考えればいい。

マァ・・今の時代は人様の子供でも家族団らん水入らずで楽しく食事をする風景も減ってしまっている。

朝ごはんを家族が一緒に食べる習慣の家庭はどれほどあるだろうか?
昼は別にしても夕飯は?
子供が小さい時にはがんばって続けている習慣も大きくなった事で塾やら友人との遊びやらで、子供ですら親と一緒に食事をしない時代になっている。

また食事の時間は同じでも食卓にはテレビが大活躍で釘付けになってモクモクと食べている風景もあるし、各自が携帯電話を持っていてご飯を食べながらそれぞれにメールの確認作業〜なんって言うのもあるらしい(笑)これは団欒じゃないよね・・・。

団欒って集まって車座に座るという意味だけど車座って言う所が味噌である。一緒にいるだけを言ってるんじゃない。集まった人々がお互いの意思の疎通を測る為にわざわざ丸くなって座るのだ。
お互いの意思の疎通って言うのがやっぱり味噌でしょ?

離れた場所にいたり話の輪に入っていかなければ団欒になりにくい。

だから犬も一緒なわけで(笑)

我家なんかは過保護の象徴みたいな家で溺愛飼い主丸出しなので、ヨーグルトやゼリーなんかは入れ物に入れてあげたりする事はまずないんだなぁ・・・

皆さん、スプーンで順番に一口づつ頂くんで・・・1頭ずつ名前を呼ぶことはとっても大事なつながりを作る始まりだし、必ず自分ももらえるという安心感は飼い主への信頼に繋がるし、押せや押せやの犬達も何をやっても順番が変わらなかったり静かにしていないとおいしいものが口に入らなかったりするので学習の効果は高いわけ(笑)

勿論押したとか触ったとかで「イィ〜!!」ってやる場合には「それは駄目!」って言われるから・・・とにかく犬達をよく見ていなかったらまずい状況は止められないし、良い状況も褒められない。千手観音のように次々と手が出て・・・(笑)モタモタしてると早くっていう子も出てくるのでそれ相応の早さも必要で、飼い主の腕次第って言う事かも・・・。

あ・・・ちなみに生の骨とかの場合は床も汚れるし、食べる速度に差が大きい上に急いで食べようとおおきなママ飲み込むと危険なので特殊なものと考えて、こういうものの時だけはケージの方が無難だと思う。私は大きな骨でも手に持ってかじらせるけど、普通はやらないほうが無難でしょ・・・。あくまでも二頭以上の犬がいる場合の話。確実に犬達のリーダーになっていれば大丈夫だけど(^^ゞ

生食に置き換えるための最初の段階の細い骨を噛ませるときは手に持っていないとしっかり噛み砕くことを覚えないのでこの場合は上記に書いたのとは違います。・・・(^^ゞ
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2007.11.23 Friday

最初の1週間。

犬を育てる時に一番肝心なことはその犬に取って何かを教えてくれる人がいい人であるかと言う事だと思う。

でも仔犬育てで難しいのがいい人になるって言う事だ。
いい人になる最初のチャンスは自分の家に迎え入れてから1週間。犬にとって怪しい人や恐ろしい人や怖い人にさえならなければ良い。

我家に子犬を見に来た時に子犬たちが私たち家族に見せる信頼は、生まれた時から彼らにとって安心できる人間であるように勤めてきたからに過ぎない。

ダッシュ仔犬1


哺乳せざるを得ないような子犬は別として、親が育ててくれている仔犬達だって、毎日子育ての箱の中を覗き込み優しい声をかけ生まれたその日から少しづつ体に触れ続けて体温を感じさせていく。母親の乳房に吸い付かせてあげたり、体重を測る為に仔犬を持ち上げなくてはならない時も、体温が下がらないように手を温めてからなどの工夫し、冷たいものに直接体が触るようにしたりすることはない。
重力が大きくかかるような上下運動(立っていたのを急に座るとか、突然立ち上がるとか)の動作は目も開かない子犬を抱いているときは厳禁である。
彼らは親犬に育てられている時にこうした経験をすることのない生き物だからだ。

目が開きぼんやりと周りが見えるようになって来た時に一番身近に、いつもゆっくりとした動作でおびえさせることなく仔犬のそばにいる事ができれば、殆どの仔犬はヒトを受け入れてしまう。
離乳食を食べるようになるころには走り寄って来るほどまでに慣れてくるのだ。

この時期は彼らから近寄ってくるまで捕まえるようなこともないし、彼らの意思に反して抱き上げるようなこともすることはない。たまには優しい声をかけて誘ってみたり、おもちゃでじゃらしてみたりもする。
可愛いふわふわの天使たちは抱きしめて食べてしまいたいほど可愛いが、彼らに恐れを抱かせないように注意深くヒトを学ばせる。

その繰り返しの中で仔犬はそばにいる私たちを安全なものだと認識し、親が私たちに甘え絶対の信頼を見せている事に安堵し自分から近づいてくるのだろう。。。こんなに小さい時期にもう学習が始まっているのだ。

最初はこわごわと匂いを嗅ぎ、ちょっと触れてみて何も自分にとって脅威となることが起きないと判断すると急速に人間に近づいてくる。
それはわずかひと月足らずの仔犬が表現する事実だ。

こんなに幼い時期から学習できる生き物だから、多くの飼い主の手元に嫁ぐ時期になっていればもっといろんなことを判断するように頭は働く。

人は利己的で犬を自分の所有物だと考える。
犬を大きな枠で囲み、ある一定の犬という生き物が自分に対して信頼の情を示すから全ての犬がソウだと思い込む。
可愛いから・・・そばに着たんだから抱き上げるのだろうが、それを犬がみな望んでいると決め付ける。

実際はソウじゃない(笑)抱かれることを望んでいる犬は抱いてもらえるまでそばにいるし、抱いて欲しいと要求を出す。

偶々側に来たからと捕獲された犬は喜ぶだろうか?

抱かれた犬の表情をみたことがあるんだろうか?迷惑そうな我慢した顔。犬によってはもがく仔だっている。それってね・・・嫌だって言ってるんだよ。
喜んでいる犬は体でそれを表現する。表情も嬉しそうだし、顔を舐めようとするし、抱くのをやめて下ろしても側から去って行ったりはしない。


ホンの少しだけ彼ら犬達に時間をあげることは出来ないのだろうか?
可愛くて抱きしめていたくても少しの時間、彼らがヒトを安心できる存在だと認識するまでの時間を・・・

仔犬を迎え入れた最初の1週間で殆どのこの先1年間に近い時間の根底ができあがる。それほど犬は賢く執念深く、彼らにとって正しい判断をする。

スタートの接触の仕方をしくじらないように初めて受け入れる仔犬でも成犬でも最初の1週間を良い人になる為に人間には我慢が必要だ。
それが基盤となっていつか愛犬は飼い主を主人として慕うようになるだろう。

全てのしつけの間違いはきっとこの最初の1週間にあるんだと思う・・・
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2007.11.11 Sunday

経験則から・・・犬との暮らしに大切なこと。

犬を思い通りに扱う方法にはいろんなものがある。

飼い主にタイプによってそれぞれ選ぶものが変ってくるけれど、大半に分ければ、威圧系、ゴマすり系、共同作業系に分かれるんじゃないかなと考えている。

威圧系は自分が理想とする形に作り上げる方法論としては問題があるような犬には確かに効果的だし、作業自体は正確できっちりしあがるかなと思う。でも愛らしい、人から可愛がられるようなタイプにはなりにくい。作業自体にしか興味がなく表情に乏しい犬が多い。自発的行動は少なく命令でしか動かない。

ゴマすり系は最初こそ良い感じに出来上がった感が見えても時間の経過と共に問題がでてくるし、困るのはそれを直しにくくなるモノが多い点じゃないかって思う。犬の自発的行動の方が勝っているタイプって言うのか。

共同作業系は私の理想とする形で、時と場合によっては威圧をかけられるだけのストレスへの強さも兼ね備え、作業自体に要求が出てくるのではなく、作業をすることに意欲があるっていう形。

これがネェ〜。。。小さい時の基本的な育て方がかなり関係するから難しいって言えば難しい。

暮らし方はそれぞれだからこういう部分が犬にはコウ解釈されるんだわって言う事を知っているか、知っていないかで雲泥の差が出てきてしまうのは仕方がないんだろうなと思う。

私の場合には今までに育ててきた多くの犬たちから得た【経験則】というものがあるので非常に助かっているわけだ。
つまり学校とかの知識の吸収をする場所から学ぶ表面的な技術とは違って実際に経験する事柄から見いだされる法則を技術として使っている。

どんなことを喜び、辛いと思うのはどう言う事なのかとか、何が言いたいのか、何を望んでいるのか、教えるとはどう言う事なのか、全ては犬に対してのことならば犬からしか学べない。

たくさん間違いを犯してたくさん謝って、たくさん修正したからこそ得たものがある。
それが正しければ思ったような結果に繋がって答えが出る。

犬は・・・解り合おうと歩み寄れば彼らはいつか犬じゃなくなってくる。
犬として見えているベールを剥がせたとき、何かが始まるんだろうと思う私なのだ。愛していつくしんでその仔をよく知って・・・褒めておだててそのなかにもきちんとした制約が合って・・・のびのびと自分の前では何もかも投げ出して表現するような子に育てて行くのがまず何よりも大切だろうと思う。

生後半年くらいまでにそんな子になっていたら最高である。
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2007.11.09 Friday

最初から出来ちゃう子

ボール投げでもフリスビーでもハードルを飛ぶとかトンネルをくぐれるとか、持って来いまで教えてもいないのにやってのけちゃう犬がいる。

飼い主としてはうちの子は天才だと思うような犬(笑)

ところがネェ〜。。。コウいう子って実は難しい犬だ。プロが扱うのならとても面白くてやりがいのある犬と言われるものなんだけど、実際には要求が強くて変にずるがしこかったりする子が多い。

優等生の顔をしていながら裏番張ってるタイプっていうのかネェ〜。。。
うちのはコウいう子が結構多い(笑)なにせキャンディー様の子孫だからなんだろうと思いつつ。。。

教えてもいないのにできちゃう仔は飼い主のほうとしては面白いからいくらでも遊びに付き合ってあげたりもする。でもよ〜く見なおしてみると主導権は完全に犬にとられている事が多い。
物事が出来ることのほうに重きを置いてしまうせいか、肝心の飼い主側のコントロールができないように育てていってしまうのだ。
ドッグスポーツをやる犬たちにもその傾向は根強い。つまり、【できる=うちの子ってスゴイ】しかなくて、【できる<言う事が聞ける】にすることを忘れてしまうからかもしれない。
私は【できる>いう事を聞く】犬よりも、【言う事が聞ける>できる】もしくは【いう事が聞ける=できる】犬を育てたい。

出来る犬はやりたいことをやるためには色々と工夫を凝らすことができる賢さを持っている。
飼い主をどう扱えば自分がやりた事が叶うのか、よ〜く知っているのだ。
それは実は飼い主は犬に騙されて操作せられてきている事実なんだけれど・・・。

最初から何でも出来ちゃう子ほど後が大変って言うのはそう言う事である。
コントロール下に置けていれば良いけれど置けているつもりでコントロールされていたら目も当てられない。
気がついた頃には犬が勝手にスイッチを入れて勝手にスイッチを切るようになる。下手をすると飼い主のスイッチとかまで入れたり切ったりし始めるつわものだっているし・・・

私は犬達の親だからうちの仔にはそういうのは認めないけど、世間じゃそういうパターンは星の数ほど多いと見ている(笑)
【座れ】とか【待て】とか【コイ】とか【ついて歩く】とかが決められたときだけ出来ているようならやばいかもしれないと思ったほうが良いと思う(^_-)-☆コマンドなんか使わなくても家の中でも外でも同じように犬がこちらの語り掛けに行動を伴わせるようになっていれば問題は無い。

これが一番難しいことなんだよね。。。(^_-)-☆
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2007.11.08 Thursday

欲性が高い子&高くない仔?

犬と暮らし始めるとその子犬の性格とか持って生まれた性質とかが色濃く浮き出されて、飼い主はどうしてもそれをやけに尊重しちゃったりする。

うちの子は最初からボール投げが大好きだったわとか、小さいうちから教えた覚えもないのに持ってコイが出来る〜とか・・・フリスビーなんかも同じだ。
最初からキャッチが出来る子だったとか、投げたら取れちゃうことが多いとか(笑)

最初から出来る子はちょっと置いておいて・・・ツゥか出来ちゃう子のほうが実はあとが大変だったりするので先にそう言う事にまず興味がないとか上手に出来ないとか、教えてもなかなか覚えないとかの場合のことを書こうと思う。

実は犬って言う生き物は欲性の低い子はそう多くない。それは捕食動物である以上どの仔にも欲性があるって言う事に等しいからだ。そうじゃないと生きていけないしぃ〜。。。

で・・・遊びで行われるボール投げとか、フリスビーとかの捕獲する実技の場合には実は学習がとても大きく反映する。
親から学ぶ大事なものって言うのか、狩りの上手な親の子はみんな狩りが上手かったりする。
これって遺伝〜って思いがちだけど、実は学習からであることは証明されているのだ。(詳しくは割愛)獲物を捕まえる本能はどの子も持っているけれど、成長の途中で学習するものの度合いによって変化が起きる。狩りのやり方が上手な親について歩き学べることでそのやり方を覚えてしまうのだからうまくなるに決っている(笑)

って事は・・・できない犬がいたとしたらそれは教える側の問題だって事になる。

ココでひとついつも疑問になることの答えを見つけた。
その疑問は覚えるまでにどうして時間がかかってしまったり、興味を失ってしまったりするのかと言う事だ。

その原因のひとつは教えて行く作業の分割の度合いが私はとても細かく分けて行くのに対して、多くの人は一足飛びに先へ行くからなのだろうと言う事だ。

例えばひとつのものを達成するまでに私は10に分割する。確かに手間だし根気の要る作業だけど、確実に段階を上がっていくことは可能だし、上手く行かなければ戻るのも簡単だ。
でもひとつのものを達成するまでに二つにしか分けていなかったら・・・?

物事には順序というものがあるので、基本的な部分から徐々に覚えていかなければ要求されている事自体すらわからないと言うものが多い。

例えば引張りっこ!
引っ張り仔を好きじゃないんですっていう子はたいてい飼い主が最初からようやく噛んだというところなのに強く引っ張って嫌な気分にさせてやる気を失わせてしまうことがおおい。
ひっぱりっこというからには、互いに引っ張り合うという固定観念からだろうと思うけど・・・。

実際犬は彼らの親兄弟たちと一緒に成長していければ教えなくても獲物を捕らえて引きちぎって食べる事を学ぶ。引きちぎるためには咥えたものを放さないで力いっぱい引っ張らなくては自分の口においしいものは入らないわけだ。
なので自然体で遊びの中で覚えて行く。でも人に飼われた犬はそういう機会を作ってやらなければ学習する機会はないに等しい。だからブリーダー元で仔犬同士の時は遊べていてもそのチャンスを消されれば犬は引張りっこを学習しないでいる。
では教えるとしたら?

タオルでもおもちゃでも紐でも・・・犬が好きなものからはじめるのが鉄則。
じゃらす感覚でホレホレ〜と楽しそうに動かしてやる。
猫の仔の様に手が出てきたら大いに褒めて第一段階終了。
押さえたりすることが出来るようになってきたら(押さえられるようにゆっくり動かして捕まえさせてやる)犬は本能で捕らえた獲物に口を持ってくる。
匂いを嗅ぐくらいでもスゴ〜イとか上手〜とかおだてまくる(笑)ここら辺が第二段階終了。
犬が捉えた物を咥えるようになってきたら、咥えた時に軽く動かすようにする。この時に犬からひったくって取ってしまわないように手加減をして・・・。少し動かしてもちゃんと咥えていたらまたおだてて褒める〜。第三段階終了。
しっかりと咥えるようになってきたら力の加減を少しづつ変えて持っている力を強くして行く。この時に飼い主はまだ道具を引いたりはしないでいる。引っ張らずに動かないように持っていても犬自身が引っ張っていて放さないようになれば第4段階終了〜。
この頃には遊び道具を持ってくると『遊ぶの?』と目がキラキラしてくるはずだ。やりたい〜って要求が出てくればしめた物である。期待感がでてくれば第5段階終了。

ココからは勝ったり負けたりをし始める。最初の内は殆どを勝たせる。犬はドンドンエキサイトするだろう。少しだけ力を入れて引っ張っても良い。
ここら辺が限界かなというテンションになった時に飼い主側が勝つ。やらせろ〜とかよこせ〜とか言い出したら「しずかに」とか『お仕舞い』とか言葉をかけて静かになるまで決して道具をちらつかせたり、犬の呼びかけに負けたりしない。道具を隠してしまうのもひとつだし、座ってやっているのなら立ち上がってしまうのもひとつ。とにかく犬が静かになるように仕向ける。要求には乗らない。これが出来て第6段階終了。

犬がやらないんだって思ってそばを離れそうになったら再び道具をチラつかせて遊びに誘う。乗ってきたら興奮が高くなるちょっと手前くらいまで遊んでやり、またクールダウンを教える。
言葉で確実にクールダウンするようになってきたら第7段階終了。

クールダウンが飼い主自身の思い通りに行くことが確認できたら今度はテンションをあげることを重視。
クールダウンした後でも飼い主からまた遊びが始まることがあると教える為に、クールダウンしたらすぐに遊んでやる。犬がもうやらないんだなと考える時間をおかないのがポイント。コマンドを作っても良いし、名前を呼ぶとかでも良いので何かのきっかけを作っておく。このきっかけ、またはコマンドが聞こえた後に楽しい事が始まると覚えてもらうためだ。
うちは多頭数いるので名前を呼ぶことが多いかな・・・。
クールダウンした後に名前を呼んでテンションが上がれば第8段階終了。

ココまで来たら引張りっこの力加減をかなり強くしてもかまわない。犬はもう多少引っ張られても放したりはしなくなっているからだ。放さないときは放せのコマンドを使って放させつつ(口から取上げるような形でもこの時点なら良い)クールダウンすれば良いのだし、気持ちよく引張りっこを楽しもう。
但し、できるだけこの段階では犬に引かせることを重視して人が引く方が少な目の方が良い。引くとしたら急に強く引くのではなく犬が引いてる状態を引きずって自分のほうに持ってくるといった感じが望ましい。
瞬間的に強い力をかけてしまうと、ハイテンションでない限り妙な力が加わって犬が嫌な思い(痛いとか衝撃があったとか)をして自分で勝手にクールダウンしてしまうからだ。これだけはなんとしても避けたい。

グイ〜ッと引きずっても放さなくなったら第9段階終了。

さて最終段階・・・
ココに来た犬は飼い主が掴んでいるものを強い力で引いてももう放さないくらい強く噛めるようになっている。強く噛んでも良いのだと教えてきたからだ。
つまり多くの人が想像する犬と力比べをするかのような引張りっこは最終段階になると言う事だ。
この時の犬たちは噛んだまま道具ごと吊り下げることも出来るくらいになっている。タオルなんかはボロボロになっているだろう。(笑)
でもその遊びの楽しさを知った犬の顔をよくみて欲しい。
飼い主からの誘いを期待に満ちた顔で見つめているし、声がかかったらすっ飛んでくる仔に変化しているだろう。

そんなものはしないヨと言っていた子がである・・・

最終段階に入ったら犬にテンションをあげるスイッチも入れることができるし、当然切ることも出来る。切った後また入れることもできるのだ。

遊びの中で重要なしつけを教える事ができるのなら段階を細かく刻んで親切にその場にあわせて教えていけば良い。犬に何かを教えるときの基本は遊びの感覚でやると言う事だ。でもそれは犬がであって飼い主ではないのが味噌なのかも・・・(^^ゞ

上記は実は我家の女帝のMARIN様があまりにテンションが低くボール投げも引張りっこもとびつきっこ等の極普通に犬たちはやるであろう遊びにまったく興味を持っていない犬だったことを不憫に思って大人になってから教えた方法である。
妹のキャンディーは教えることもないままに遊びの全てにおいて勝った犬だった。おおよそのことは教えていないのにできる仔だったのだ(笑)
私たちは姉妹だった彼女たちを育てながらこの差は持って生まれたものだと最初は思っていた。でも実は・・・マリンはそう言う事を学ぶチャンスを与えられなかったのかも知れないという疑念が起きたのだ。。。
固定観念を捨てれば飼い主自身にチャレンジする気持ちが出来る。

大人になった・・・その当時2歳をはるかに過ぎていてはじめてボール投げが出来た日の感動は忘れない。マリンはとても明るい子になったし、最初から何でも出来るキャンディーよりも真面目で忠実で年を重ねるごとに確実な結果を出していった。犬は正しく丁寧に教えていけば大人になっても遊び心は復活する。

欲性が最初から高くなくても持って行きかたによってちゃんと出せるものなんだと思う。今じゃバリバリやる気のマリンバ〜バは14歳と11ヶ月になる。
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2007.11.06 Tuesday

溺愛の後遺症・・・

犬は可愛いのでどうしても癒しの対象だったり、子供というより孫みたいな対象になってしまうことが多い。

特にメロメロになりすぎた飼い主の中にはしもべの様に?(笑)犬にかしづくって言うのか、あれもこれもそれもみ〜んな先回りしてやってあげてしまったりする。

その結果はどうなるか?

見た目にはマイペースのようなのに、よく観察してみると依存心が強くて一人じゃ何もやらない〜。。。

飼い主の言う事が聞けないのじゃなくて聞かなくても良いよ〜と教えられちゃったってことだ。
自分では何かをどうしてみようという探究心が減ってしまい、知っていることはこなすけれど、新しいものには興味を示さない。

コウいう子にはネェ〜。。。ほおって置かれることが一番の薬。
自分で何とかしなくちゃならない状況が起きてくる事で自然と何とか動くようになるからね。

溺愛って良い仔良い子って可愛がるだけじゃないし、わがままを聞いてあげることだけでもない。
できるはずのことをやらせないのも溺愛の典型的なものだ。

可愛い仔には旅をさせろとか言うジャン(笑)犬も同じよ〜。。。一人旅はさせないけどね。
頭の良い子に育てたかったら犬に考えさせることだ。犬の脳だって皺が多いほうが頭は良いに決っている!?(笑)
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2007.11.02 Friday

けじめをつける。

犬育ては犬が自分の手元に着て一緒に生活を始めたその日から始まっている。
一般的に言われるしつけっていうものもその日から始まっていると言っても良いくらいだ。

最初はとにかく犬に不信感をもたれないように、この人たちと一緒にいる事は安全であり、急に捕まえられたり、閉じ込められたりすることは無いのだと学習させられたら第一段階は終了である。つまり、飼い主は子犬に取って不審者であってはならない(笑)

次は一緒にいる人たちは自分に対して良い事を起こすのだと知らせることだ。
子犬の名前をたくさん呼び、自発的にそばに来たら喜んでやる。でも犬が驚くような動作は厳禁だ。喜んであげるとか褒めてあげるとかいう行動は犬が受け入れられる程度のもので無いとまずい。触ることが褒めることだとか、大げさに騒いであげることが褒めることだという間違った認識は早く捨てた人が仔犬の信頼を得る。

声をかけると尻尾を振ってきたり、名前を呼ぶとすっ飛んでくるようになってきたら締めたものだ。ここら辺で第二段階終了って言う感じだろう。

そうしてこうして仔犬は日々学習しつつ成長して行くのだが、家にも家の周りにも慣れ大好きな公園も出来、お友達になった犬も出来たりするだろう。

でもいつの間にか?一緒に歩く飼い主である自分よりも他のものの方に興味があるように変化を起こすのもこの頃である。
振り返って見れば家ではどんな感じだったかなぁと思うと色々始まっている事も多い。

呼んでいるのに、聞こえているはずなのに、聞こえない振りすることがあったなぁとか、ある一定のことをしようとすると暴れたなぁとか、やたらに飛びついてきてるよなぁとか、抱っこを頻繁にするけれど呼ばなくても犬から抱けよってひざに飛び乗って着てたよなぁとか、何に反応するんだか吠えるようになって『駄目』っていっても、その場はやめるのにまたすぐ吠えてたなぁとか・・・問題行動の前兆が現れる。

この頃って通常4・5ヶ月くらいかな?人でいうなら幼稚園の年長さんとか位の感じでギャングエイジ【GANG AGE】と呼ばれる年頃だ。
人間の子供だと親に向ってバ〜カとののしってみたり、いろんなわがままを通そうとし始める時期である。
スーパーでお菓子が欲しいとひっくり返って泣いてる年頃の子だ(笑)

ここら辺からちゃんとけじめをつけて行かないと後々飼い主はこうすれば自分の都合よくしていけるなと覚えられてしまう。
叱ったりすると少し放れた所に行って『ワン!』とか捨て台詞のように吠えたりする子もいる。可愛い可愛いとおりこうさんに育てたつもりがこのざまである(苦笑・・・実は経験あり!)

この時期に見つけた問題を(悪い芽)を摘むか摘まないか・・・それは気がつくか気がつかないかかもしれない。私の場合には見つけたものから摘み取っていく。
反抗的なら反抗することが無駄であると教えるし、わからないように自分に都合よく誘導するような仔には『悪いネェ〜そうは行かないよ!』と言って私の都合に合わせさせてしまう。

仔犬たちはまだよく回らない頭で考えるようになる。
???今までみたいに上手く行かないなぁ・・・(当たり前です。もう赤ちゃんじゃないんですから!)

シャンプーにしても爪切りにしても、ブラッシングにしても、ケージの中に入って少しの時間我慢しなくてはならないことも、徐々にではあるけれど一種のストレスとしてかけ始める。

ママが『駄目!』といったらその行動は嫌でもやめさせられる経験を繰り返す時期だ。
動いている時に(歩いていたり走っていたり遊んでいたり・・・)『待って』といわれたら止まることをおしえるのもこの時期。
『おいで!』もしくは子犬が名前を呼ばれたらすっ飛んで飛びついてくるくらい大喜びするように仕向けるのもこの時期。
おもちゃで遊んだり、タオルで引張りっこしたり、へとへとになるまで遊んであげるのもこの時期だ。

たくさん遊んでくれる良い人になれればこの時期はそれで良い。
声をかけたら何をしていてもどこにいても『呼んだ?』って来るようになっていればPerfect(笑)
まだまだ家の人もお客さんも区別のつかないやんちゃ盛り。人はみんな優しいのだと知らせるためには一杯可愛がってもらえればラッキー。
大人の犬もまだ恐くは無い時期だ。資質の良い寛容な犬とあわせてあげられれば犬嫌いには育たないですむ。

6ヶ月〜8ヶ月にもなると体は結構大きくなってくる。ちいさなタイプに収まる仔は成長が緩やかになりはじめる。女の仔で早い子はヒートになったりもする。
つまり小学生の中学年あたりの年頃と仮定する。
だから過激な運動はまだ早い。人と一緒に速度をあわせられるくらいのヨ〜イドンでダッシュしたりする繰り返しくらいでちょうど良いと思っている。関節もまだ十分しっかりはしていないのだし、広場で犬が勝手に走り回る自由運動はかまわないけれど、夢中でボールを追ったり、人を追いかけたりするにはまだまだ無理がかかる体だ。

犬同士勝手に走らせると怪我をしてしまうのもこの時期である。体当りとかして遊ぶような仔は気をつけなくてはならない。

リードをつけたまま横について一緒に走りはじめるのもこの頃。
ダ〜ッシュ!と言って全力で走ったり(子犬のほうが早いことが多いけど)ジョギングのように少しの距離を同じ速度で走ってあげたりする。
人と一緒に何かをするという経験をリードを繋いだ中で教えはじめる時期だ。

シェルティーは回るのが好きな犬だから、自分が立ち止まったまま、リードを持ち変える繰り返しで自分の周りを回らせてやることも良い運動である。同じ方向だけでなく逆回りもやらせて行くとキキ足が極端にならずに済む事もある。同じ方向ばかり回らせていると右回り左回りに上手い下手が出来てしまうのだ。

4・5ヶ月でPerfectに出来なかった吠えることをやめさせるとかの続きはこの時期までできていなければ、睨んだり強い口調の圧力で止めることも効果が無かったと言う事になる。

何かに驚いてけたたましく吠えたり、不振な物や音に対して警戒して吠えるようになり始める時期なので、そろそろ真面目にやめさせられないとまずいなと思う。

でも・・・犬に『やめなさい』という意味を理解させられなかったと言うよりは、犬は理解しているが聞かなくても大丈夫だと覚えたと言う事のほうが多いと解釈するのが私の6ヶ月から8ヶ月くらいまでの犬に対する認識である。

なので・・・ココからはやめないと強く出る。
一度『いけない』とか『やめなさい』と言葉をかけて多少の圧力を掛けた後、数秒から数分以内にまた吠えた場合には、ちょっと過激かもしれないけれど、犬の顔の毛(特に頬)を掴んで『聞こえなかったの!?』と確認する。
かなり恐い顔で低い声で感情的には『舐めんなよ〜こらぁ〜!』という気持ちでだ。(笑)

たいていの犬は・・・特に我家の犬はこれを数回繰り返されるとほぼ言う事を真面目に聞くようになる。
その仔その仔によってやられた後の表現は違うが、私は怖がってしまって近寄らなくても知らん不利のままだし、媚びてごめんなさいと擦り寄ったり、ひっくり返ってしまっても、そのままかまうことは無い。
ほおっておけば『さっきはごめんなさい』と向こうからそばによって言ってくるから絶対に大丈夫なのだ。
それを恐がらせちゃったかもしれないとか、嫌われたらどうしようなどと動揺すれば犬は即座に自分のほうが有利になったと気がつく。
それじゃいくら叱っても教えても、意味がないからね。

うちには従属タイプが少ないせいか、命令の再度確認された後上記のような行動をする子が少ない。
たいてい最初の1回目は「ちぇ!!」っていう顔をしてしぶしぶ従うかってな感じである。
タマタマそういう事をされたんだって言う事だろうなと言う理解しかつかないのだろう想像しているが、彼らには残念だが1回目から後は間が開くことは無く、吠えたそのたびに1度でやめないと(聞こえないの?と)修正されるので否が応でも納得するしかないらしい(笑)

けじめをつけるっていうのはコウ言う事だと思う。
確実に犬が理解するまでは間を空けずに繰り返す。絶対に犬には媚びないで堂々としてやることだ。飼い主に否がないのに、犬の態度によってこちらの態度を替えてしまったら、犬はなぁんだと自分に都合よく理解を変えてしまう生き物だから。。。
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2007.11.01 Thursday

過保護なのか優しさなのか・・・

恐がりな犬は多い。生まれ持って恐がりな傾向がある子もいるだろう。
でも・・・恐がった対象がなんであるかの確認が出来、それが自分自身に危害を加えるものではないという認識がつくと犬は恐がったりはしなくなる。
但し使った時間と学習する形態で覚える確実さに変化はおきるけど。。。

私は恐がっているものをどう克服させていくかと言う事じゃないかって思う。

私は犬には超甘い。仔犬時代の接触の仕方などはそなに甘やかすの〜って言うくらいじゃないかって思う。そして犬の行動を観察するのが好きだ。
大人になりかけた犬や、完全に大人になってしまった犬でも何かに驚いてびびることもある。そんな時にその場でどう対処するかで犬の反応は変るんだろうなって思うのだ。

1頭で歩くのが恐い犬は仲間がいれば元気に歩けることが多い。
特に仔犬はソウだ。絶対の信頼を飼い主に置けるようになっていれば1頭でも問題はないけど、それ以上に仲間がいれば楽しく散歩できるのなら私はあえて1頭で連れてでることは無い。
そのままず〜っとそうして行く。。。で・・・1頭で歩けないままじゃないの?と思う人もいるだろうが、これがちがうんだよね(苦笑)

頼れる兄貴や頼れる姉貴が一緒にいる事で、知らない間に自信がついてるんだよね。大人になった頃には1頭で連れ出したって、お散歩は楽しいものでお外は良い場所だって覚えてる子なら何の問題も無く歩く。そういう学習をさせる為に他の犬に協力してもらったほうが早いんだわ。

日本は早期教育が激しい。何でそんなに急ぐのか?もっと時間をかけてゆっくり犬の気持ちを尊重しながら大切なものを育めば良いのにと思うけど・・・。
たいていの競技は犬が成犬にならないと参加出来ない様になっている。
つまり大人になるまでに時間を充分につかい、体を作り、精神を鍛え、学習を積み上げて望みなさいって言う意味じゃないかなと勝手に決めている。

飼い主は犬に信頼されなきゃならない存在だ。でも信頼されなくなるように飼い主が行動している限り犬は答えを思わない方向にしか出さない。つまり恐がったままでその表現をなくしてはくれないのだ。
時間がかかるものもあるけれどたいていは思ったほど長い時間は掛からないで理解させられることは多い。仔犬ならなおさらその時間は短くて済む。

昔々、ミールは大通り(環八通り沿いの歩道とか甲州街道沿いの歩道とかの横を通る川が流れるような車たちが)も、突然大きな音を立てて何かが出てくる自動販売機もものすごく恐がった。彼は立派な成犬で、他の部分ではとってもイイコだったけど・・・

彼が走っている車やオートバイの爆音が恐くて、一生大通り沿いを歩けないことや、自動販売機を見るたびに大回りして歩くことを・・・そんなものはまったく恐くないのだと知らせてやりたかった。

アメリカから空輸され、ブリーダー元でしばらくの間暮らしてきて、我家に来てすぐに事だった。人と一緒に部屋の中で寝起きする経験を生まれて初めてすることになったばかりのころの話である。ミールは立派な大人の犬になってしまっていた。

ミールフェイス

私が取った行動は彼が安全である事を確認するまで気長に付き合うことだった。それは仔犬とは違い、時間をかけて繰り返しの作業からしか学ばせられない状態だったからだと思う。

大通りに出ようとするだけでくるくる回りだしたり、逃げるように引っ張ったり、来た道を這い蹲るようにして戻ろうとしたミールが悲しかったから・・・。無理やり歩けばおどおどしながら周りを気にして挙動不審ミエミエである。それじゃ可哀想過ぎる。自信を持って歩くミールは素晴らしく美しいシェルティーなのに、まるで人に追い詰められた野良犬のようだった。
一緒に歩く子達だってなんだこいつ?って顔をして歩調を乱す彼を睨んだりする。
だから・・・重かったけど・・・抱っこして数メートルその場を歩き、次の角でまた静かな道に戻ると言う事を何回繰り返したか知れない。
一緒に連れている犬たちは平然と歩くから回りで見ている人たちの失笑をよく買ったものだ。

大きい子なのに恐いんだネェ〜と何度声をかけられただろう。
赤ちゃんじゃないのにネェ〜って(笑)
どのくらいの時間がかかったのかは当時のことを書き残していないので覚えていないがかなりかかった気がする。
でも、ミールは少しずつだけど激しかった心臓の鼓動が抱いて歩くうちに穏やかな音に変っていく様になっていった。。。
私は犬を抱くとき、恐がっている仔は特に心臓に手を当てながら抱くようにする。そうする事で犬が何に恐がっているかを掴みやすいからだ。それに穏やかになっている時を見つけるのも簡単だからだろう。

心臓の鼓動が激しくなくなればそんなに怖がらなくなって大丈夫かもしれないと学習したと判断する。そうしてようやく下に下ろすわけだ。

最初は固まっても、『大丈夫、さぁ行こう!』と促すと多少へっぴり腰ながらも数歩は歩く。やばそうだなと感じたら『えらかったネェ〜』と抱っこし褒め続けながら次の角までまた抱いて歩く。

そんなことも繰り返し繰り返しである。そのうちに歩く歩数が多くなり、気がつくと角から角へは問題なく歩くようになっていった。

その後は状態を見ながら距離を伸ばしていき、やばそうだったらすぐに抱き上げ、落ち着くならまた下ろして歩いていくようにしてきた。

いつの間にかミールは大通り沿いも自信を持って顔をあげしっぽも揺らしながら皆と歩調を合わせて歩くようになっていた。

自動販売機克服も同じような要領。
自販機を避けているうちは抱っこしてそばまで行く。購入したジュースが落ちる事で出る音に反応している事がわかったら、何度も抱いたまま繰り返しジュースを買って(日に一回だけどね)ジュースが出てくるだけで何も問題は無いねと学習させて行く。ジュースが落ちる音が鳴り止んでジュースを取り出して『ほら、これが出てきたんだよ。お母さん、喉が乾いたから飲むからね(^_-)-☆』と毎回匂いをかがせた。確かに気長な作業だけど、何年もかかることじゃないからさ・・・

10キロを越える犬を抱いての作業は大変だ。だから小さいうちにいろんなものを見つけ出して早く教えてしまうと楽になる。
ミールのように大人になるまでそういった環境下に無かった犬は学習する機会を失っている分、覚えるのに時間がかかる。でも・・・驚かさないように繰り返して行くことは彼らに安心をもたらし学習できるチャンスを生む。

驚かし続けていけばそのとなりにたたずむ飼い主を信頼しようとはしないわけで、自分の行動が犬を脅かしているかそうではないのかの判断がたぶん一番大事なことだろうと思う。

しばらくの間確かに大変だったけど、今じゃミールは私のオンリードッグだ。もう13歳半になった。紳士のミールの知られざる過去は恐い恐いの抱っこ犬である。今はミールには恐いものは無い。あるとしたらやがて訪れる仲間との別れの時だろう。

問題の克服に力を貸してやれてよかったと思う。やっているときは多くの人に笑われたやり方だったけど、ミールにはぴったりの方法だったんだからそれで良い。
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