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2007.04.21 Saturday

理想の犬にするためには?・・・

犬を飼ったらこんな犬であって欲しいとかこういう犬と暮らしたいとか言う理想ってあると思う。
私はそれがかなりlevelが高くてもいいんじゃないのって思っている。

自分自身が幼いころに見た映画やドラマで活躍してきた犬たちに演技していることを知らずにそれを望んだからかもしれないけれど、実際に犬と暮らして行くと漠然とした大きな形が決まっているとそれに沿うようになんとなく仕向けていき、いつしかこの子と暮らせてよかったぁって思う。

犬によってもあるし、飼い主自身が愛犬の本質をどこまで理解したかによっては時間がかかるケースもあるけど大方いい年になる頃には何をどう教えたんだっけと思い出せないくらい自然と理想の犬になっている。

でも実際にその理想まで行き着く経過は以外に七転八倒・・・ソウ七転び八起きなのである。

私たち家族に夢や希望を与えてくれた大御所のマリンやキャンディーやダッシュの話しは良く書いているが最近の若手のことはまだあんまり書いていないので笑い話程度にごく一部の人しか知らない。

今日は今では我家の人気ナンバーワンになってしまったサンダーの聞くも無残な爆笑話をひとつ書いておこう・・・


サンダーは元々うちで残そうと思って残した子ではない。飼い主さんに渡す直前に大きな病気にかかってしまい、治るまで待てないといわれたので治療に専念している間に私にとって可愛くて可愛くて、かけがえのない仔に変化した。

毎日・・・車で通院する日々はサンダーとべったりの日々になり嫌でもコミニュケーションが深くなったからじゃないかと思う。

さてこのサンダー君、病気の事もあって運動が出来ないままに5ヶ月くらいまでぼんやりと大きくなった。他の子犬のように自由運動もママならなかったので筋肉も出来ておらず、なんと息子の裕貴と走りっこをしても大差を付けられるほど鈍足で、DISCDOGのカリスマといわれたダッシュの息子であると信じられない犬だった。たいてい5ヶ月くらいの子犬に人間は追いつかない(笑)

楽しく暮らせればいいよねぇ〜と半ばサンダーのスポーツドッグとしての将来は諦められていた。伸びやかに幸せに暮らしていければ言う事はないからと早期教育もせずにのんびりゆっくり可愛がって育てた。思い起こしてみれば父親のダッシュと同じような感じだ。
DASHも生れ落ちたとき数時間息が上手くできなかった性で脳に障害があるんじゃないのかと心配だったからだ。で・・・残すはずの女の仔に替わってうちに残った。脳に酸素が回らなかったんじゃないかって言うくらい言う事がわからない子で、サンダーと同じようにのんびりゆっくり結構自由に育てたわけだ。

もちろん家のルールは教えてきたけど、ダッシュには訓練みたいなことはまったくと言っていいほどやっていなかった。

さてそのサンダー君は伸びやかにお育ちになった分、ママが大好きないい子ではあったけどいい子にレベルがあるとしたらかなり成績は下のほう。

一人のときは傍から離れないので大丈夫かなってドッグランで放したら呼べど叫べど帰ってきません。一緒に暮らしている我家の犬のほうがママなんかよりずっと大好きなのだそうで、放されてるなら僕は自由ですからぁ〜と暴走する。

2005年に初めてセミナーに連れ出して多少DISCをできるようになっていたからパパでも扱えるかなと思いきや、「ちょっと〜サンダーを呼んでくれないかなぁ・・・」と言っても「嫌だね!どうせ呼んだってこないんだから!」と断られる始末(/_;)
パパに呼ばれても来ない子なんか君しかいないと思います。
挙句に家に帰るよと車に入れたのに、「僕はまだ帰りたくないです」と車から脱走してパパは捕まえるのにかなり苦労したらしくもうサンダーなんか連れて行かないと叱られた。
4兄弟が揃うから徒競走してみようよといったのに、ゴールに待つパパの元へはいかず一番早く走っていたとっぷ君に「てめぇ〜なめんなよ〜!」と一番端っこから端っこまで斜めに追撃体制で追い抜かす。・・・(/_;)
あの・・・やろうとした事違うんですけど・・・

一緒に行ったファミリーの人が犬連れでなかったのでサンダーを貸してくださいというので貸してあげたら・・・リードを放したとたんに暴走して回収不可能。パパがマジに怒って制止したし・・・

この頃他の兄弟たちはかなりおりこうさんになっていてドッグスポーツを楽しみだしていた。生後2歳を過ぎた頃のことである。


次の年2006年秋、セミナーの仕事の合間にせっかくだからとアジを楽しませてもらう。
ところがこの馬鹿息子・・・「ワ〜イいろんな犬がいますねぇ!挨拶してきます〜」とハードル1個飛んだだけで暴走・・・(/_;)
そのたびに「サンダー!!」と私の馬鹿でかい声で呼び戻されるが本人はいたっておきらくなもので「呼んだの?」とにこやかに帰ってくる程度・・・
かなりよばないと戻らないこともしばしば(苦笑)

ドッグウォークなんか「僕はこういうのやった事がないから怖いですぅ〜」と亀みたいに台にへばりついて動きやしない。シーソーはガタンと言ってその上にオッコッタからなかなか乗ろうとしないし・・・

ウィーブポールを抜けていけばその先のハードルを飛んだままサヨ〜ナラ〜・・・又大声で呼ぶ・・・

2006年の秋・・・そろそろ何とかしないとネェ〜・・・ダッシュたちみたいには遊べない仔になっちゃいそうだなぁ・・・。

今2007年の春。いい子になったサンダーがいる。DISCやアジリティーはきっかけに過ぎない。今じゃ家族みんながサンダーがおりこうだと言う(笑)

ドッグスポーツに入るまでにサンダーはいっぱい失敗を見せてくれて何がわかっていなくて何が足りないのかを教えてくれたから変える事ができた。
サンダーだけではないけれど、犬は楽しい事が大好きである。
飼い主が自分にとって有益であれば必ずこちらの要望にもこたえてくれる。

これをやってね、ここはこうしてね。。。サンダーに教えて行くことは星の数ほどあるけれど、その教えることの代わりにサンダーが求めることを危険だったり我家のルールに反していないことであれば全て受け入れている。

要するにもちつもたれつである。
理想の犬に育てるためには飼い主が犬に取って理想の飼い主になるのが一番の早道じゃないかなぁって思うんだけどね(^_-)-☆押し付けられてばかりじゃ犬だってこちらの思ったように表現してくれるはずはないだろうと考えている。

たぶんサンダーは私たち家族が理想的な飼い主だと思ってくれていると思う。
それは確実に彼が私たちに理想の犬に近づいてきているからだ。

彼が話を出来たらきっと色々話してくれると思うけれど、話せなくても態度で教えてくれるはずなのでこれからのサンダーが答えを見せてくれるんだろうと楽しみにしている我家なのである。もちろんまだまだ精進していかなきゃならないけれどね・・・(笑)
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Comments

コメント読んで、大急ぎで見に来ましたっ。
サンダーくんにもハードル1個飛んだだけで暴走なんて頃があったのですか!
全然想像できませんよ〜。(笑)

出来ないことがあると、
どうして出来ないんだろう・・と
嘆いてしまったりしやすいので
元気の出るお話ありがとうございました。

こんなことも出来るようになったね。とか
こうやったら楽しめるよね。とか
そういう気持ちでルネと向き合っていけるように理想の犬目指して頑張ります。
MAGIC流 犬育て論、MAGIC家だから、できることも多いんだな〜と思いながら大変面白く読ませてもらいました。

ご存知の通り我が家のとっぷも、我が家で育ったらしくなってきています。

それぞれの好みも色々有るからどれが一番良いのかは解らないけど、
足りないものは補い、持ち合わせない事は教え、良いところは伸ばす。常にそうでありたいと精進しています。

アジやデイスクなどのわかりやすい作業ばかりではなく、我が家のワンコたちは毎日日替わりのお仕事が待ち構えているので、なるほど器用になるはずだわ〜と思ってみたりしています。

いきなり何年も前(飼い主自身教えた事を忘れているような事)に教えたことをやって見せたり、一度しか教えていない事をやってのけたり、人間でもできないんじゃないかと言うような修羅場をくぐり抜けるのは、我が家に嫁いできた宿命・・・。

未だできない事も多く悩みも多いけど、MAGIC流を参考に良い所をもっと引き伸ばせるように楽しんで行きたいです。

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