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2009.01.23 Friday

音に馴らす【音での反応を止める】

最近はトレーニング用のCDとかも売っているけど、我が家は節約犬育ての流儀なので、もっぱら使うのは人も一緒に楽しめるテレビとか、ラジオ、自部の好きな音楽とかを流すって言う感じだ。

あえて聞かせるという状況を作る風でもなく、おそうじするときはQEENとかマイケルジャクソンとかのアルバムをかなりの大きさで流したり、お茶するときはテレビがついてるしね。そんな毎日。

そういえばなぜかQEENのアルバムの最初にみんな一斉に「???」という顔で聞き耳を立てるなぁと思ったら、雷の音に似てる気がした。
犬は人よりも聴覚が発達していて、聞き取れる音の領域がはるかに違う。だから偽物と本物の音の差を聞き取れる子もいるわけだ。

いろんな音を聞かせ続けることで鈍化させることも可能でなくはないが、実際犬が反応を起こすには一つの刺激で起こすわけじゃない。
必ずそこには強化子が存在する。

犬のしつけが難しくなる原因の一つに飼い主が強化子を悪い方向に使ってしまうという点に尽きるだろうと思う。これだと事実上禁止をかけても止まらないだろう。

たとえばうちではストーブの灯油がなくなるとスイッチを消すわけだが、毎回同じパターンで、【スイッチを消す→灯油の缶をとりだす→部屋のドアを開ける→玄関のドアを開ける→外に出る→灯油を入れる】という具合なのだが、外に出るという強化子を持つモリーは<灯油の缶をとりだす>で、すでに反応を起こす。

スイッチを消すで反応が起きないのはスイッチを消した音だけでは外に出るに直結しないからだ。つまり寒くなければ急いで灯油を入れに外には出ないからだ。また、いつも外に出るためのドアを開けるというのも強化子の一つなので灯油缶を出す音がするとことさらエキサイトしてしまうのだ。

こういう状況を回避したければちょっと策を練る。簡単にいえば灯油を入れ替える時にはモリーは外に出られなくすればよい。犬の持って生まれた性質によって方法論は異なるがちょっと特殊なモリーには過剰なストレスをかけない方法を使いたいので彼女が想定しているいつものパターンを変えてしまうという方法をとる。

つまり灯油の缶を出すがいつものドアを開けずに別のモリーが想定していないドアから彼女が気がつかないように持ちだして外に出てしまうのだ。そのドアは外には直結しない構造のため、モリーは最初から興味を持っていないドアだ。

戻ってきたときはいつものドアから入っても外には出れないことを理解しているので騒ぐことはない。これを10回繰り返したらいつもの方法を1回入れてという具合に条件を変えていく。この繰り返しによって灯油の缶を持ち出した時の過剰反応【吠えたり走り回ったり】は徐々に抑えられるようになっていくわけだ。

つまり、犬が人にとって困った行動を起こしているのは人が犬にそれをしてもよいと強化しているにすぎない。

理論を知っていれば逆にこういうことなのかという理解の重なりを生み、理論を知らなければ単に工夫すれば何とかなるということであり、しつけは難しくも何ともない楽しいゲームだといえる。
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