<< DISCDOG!! | main | 筆ぐるめのバカ! >>

2008.12.06 Saturday

トロッコの話

ナショジオでこんな問いかけがある。

トロッコがやってくる先に5人の人が立っている。あなたはトロッコをもう一方の線路に動かす分岐点のレバーの場所にいる。レバーを動かせばその先に一人の作業員がいるが5人は助かる。レバーを引かなければ作業員が犠牲となる。あなたはどうしますか?


この問いはどこかの番組で…たぶんたけしの教育白書だったかでもやっていて、その時はこの問いに対する答えを子供にどう伝えるかというものだった。

我が家では家族でこれを見ていたので大いに盛り上がった。さぁあなたはどういう答えを出しますか?



我が家はたいていこういうときなぜか真っ二つに分かれる。考え方が似た者同士が二人づついる家庭なんだろう。

私と息子一人はこんなの簡単じゃん、レバー引くしかないでしょう?犠牲は少ないほうがいいし、レバーを引いた先にいるのは作業員なんだから。関係者にあきらめてもらうしかないよね。でもさ、レバー引かれて殺されちゃうのはかわいそうだけどねぇ〜。これってある意味人はどういうところに罪悪感を持つかっていうものを試している問題なんじゃないの〜とか言っちゃって。

パパともう一人の息子は考え込む。そして彼らの答えは何も手を出さないというものだった。これには結構驚きながらもある意味ではそれが正解なのかもしれないとも思う。
天から与えられたことはそのまま受け入れる。そういう姿勢だってことじゃないかなと…。私のように無駄にあがき、ある意味では多少の罪悪感を持ちつつ、それでも5人の命を救ったじゃないかという誇りのような優越感を得たいと考えるごく一般的な人間としての感性を見透かされたような答えだった気がする。

でもさ・・・5人は死んじゃうのよね。いいのかな?


ナショジオでは多くの答えが私と同じものの選択であると言っている。海外の話だろうけど。ただしこの問いかけにはもうひとつの手段を加えられまた考えさせられるのだ。

トロッコのレバーの前に見物している見知らぬ人がいると。その人間を突き飛ばせば5人も作業員も両方助かる。レバーを引いても死ぬのは一人。突き飛ばしても死ぬのは一人。さぁどっちを選ぶ?

この答えはほぼ100%レバーを引くというものだそうだ。人間は、直接手を下すことを恐れるらしい。人の体に触れて死にいざなうことよりは機械に触れたことで人が死ぬほうがまだましだと考えるのだそうだ。

。。。複雑だなぁ…結果は同じなのに罪悪感が違うなんって…。自分の意思で人を殺しちゃったのは同じなのにね。そうは思わないですむらしい。


教育白書でのこんな答えがありましたよというもののなかに父親が息子に向かって話した答えがあった。

お父さんはきっと何もせずに見守ってしまうだろうと思う。でも、もし5人の中にお前がいたら迷わずレバーを引くと思うよ。


。。。なるほどねぇ…それは当たり前だと思うよ。私だったら?きっと作業員が息子だったら間違いなく見守ってるね。こういう時にさえ犠牲は少ないほうがいいとは思わないくらい家族は大切に思うものなんだ。

5人の中に息子がいるのではなくて作業員が息子だったらこのお父さんの答えはいったいどういうものなんだろうなと聞いてみたい気もしないでもない。私と同じだったらちょっと安心なんだけどなぁ…。
にほんブログ村 犬ブログ シェルティーへ 人気blogランキングへ ブログランキング参加中 ぽちっとよろしく♪

Comments

Comment form