<< アジの写真 | main | 暮らしてみないと解らない。 >>

2007.10.27 Saturday

応用と工夫

飼い主が気がついた時には引っ張られるようになっていて、あれよあれよと言う間に他の犬と見たら吠え掛かるようになった犬の修正をしている。

ようやく歩いてくる犬を見ても過激な反応がなくなってきたらしい。
横につけて歩くようにアドバイスしているがなかなかリードが張らない状態で長い間歩けるようにならないらしい。
過激な反応が出たときの対処にリードを短く持つように行ってきたが、少々緩めたらどうなると聞くとまだ前に出て行くそうだ。

声をかければ見上げて横にいるけれど、歩き出すとまたひっぱるのだそうな。声をかけられるのは嫌いじゃないらしい(笑)

リードを引いたら声をかけて戻らせるとか、チョークなのだから歩くのに夢中で聞こえていないのなら人が肩を叩いて合図を送るようにリードでちょんちょんと合図を送って声をかけているんだよと伝えてくださいと頼んでいる。ついてとか好きなコマンドで良いからちゃんと横にいてねと伝えないとねと言っては見るが・・・ここら辺はマニュアルじゃないので応用にあたる部分だ。

実際目の前でやっている姿を見れればどうにでも修正して上げられるけど、見れないから時間がかかる。

名前を呼べば嬉しそうに振り返って見上げる仔は、その瞬間だけでなあに?と聞くけど用事がなければ顔を見続けて歩くこともないのだから、又歩き始めると引っ張ってしまうのは当たり前で、教えている内容が違っているからに過ぎない。教えられていないのだから自分にとって都合の良い行動をとるわけで、『ついて』の意味なんか犬は知ったこっちゃないノダ(笑)

つまり要求していることと犬に伝わっている事が違っているだけなのだ。

犬に声をかけられたら顔を見てくれるのが良いことなんだよと教えているから犬はちゃんと答えている。犬は正解を出しているじゃん(笑)
アイコンタクトし続けながら歩いてくれという要求ならそれを維持し続けていけば犬は理解する。目線を外したらすぐに名前を呼んでまた目を合わせ肯定し続けていけば・・・おやつでも使えば効果覿面だ。

でも、一緒に【前を向いて引っ張らないで歩こう】というのが目的なら、顔を見上げるのは要らない部分だ。飼い主を引っ張らないで歩こうと言う事と、歩くときは人の顔を見続けろというのは要求が違っている。

私は引っ張るようになった仔に引っ張らないでと教える時は名前を使わない。
必ず引っ張ったら【禁止に当たる言葉】もしくは【要求している行動の言葉】を使う。(【ついて】とか【ヒール】とかコマンドは何でも良いんだけど【前にでない!】とか【駄目】とか【アトへ】とか)そしてその言葉と同時に前に出たものは後ろに下げる。

横についた時に『ソウ!』と肯定する。言葉は何でも良いけど、肯定していなきゃならない。『いいこぉ〜』とか『GoodBoy!』『YES』とかエトセトラ。
自分が使いやすい物を使うことだ。私は回数を多く褒める為に一番短い言葉を使っている。

禁止や否定の言葉を1回使ったら肯定の言葉は10倍くらいは必要だ(笑)
褒めて育てろっていうのはそういう意味なんだよね。

最初の内は速度をあわせるようにして『ソウ!』の言葉を続けて出せるようにする。『そうそう、そうそう、そうそう』2・3メーター歩くうちに6回褒めてる(^_-)-☆

犬に伝えることは簡単なことでも複雑なことでも、最初から完成形まで考えずに途中経過を大切にした人が勝利者になると思っている。如何にちゃんとやっている行動の時にそれを肯定しているかが鍵だ。

犬は単純だから褒められると結構気分よくしてこちらの要求を呑む生き物なんだ。こういうのは利用しなくちゃネェ・・・(^^ゞ

引っ張ったら横につかせる。その言葉どおりに犬を引き釣り回し続けてもいいことなんか一つもない。駆け引きが重要なわけだ。リードが緩んでいれば無いも同然。そうした感覚が大切だと思う。

勿論なかには人の言葉なんか聞く意思なしというツワモノもいるので、コウいう子になっている場合には私は多少強制をかける。赤ちゃんに教えるやり方でご機嫌を伺いながらこちらの思うように誘導する作戦じゃ、もう見透かされちゃってるので無理だからね。

『あんたの言う事は今は聞けない!私のいう事を聞かなきゃならないんだよん!』でも何もこわ〜い顔をして睨み付けてやることでもない。
ニヤニヤ笑って「『はい、行きましょ〜!来ないと苦しくなっちゃうよ〜!』と、つんつんと引っ張ってやる。フツ〜にね(笑)
それでも来なかったら来るのよ!と多少ぐいっと引くこともある。勢いがついて数歩でも歩けたら『そうそう!』と褒めればいい。

人のいう事を聞かなくても良いのだと覚えた犬ほど、最初の内だけ強力に抵抗するもんだ。でも土台が間違っているんだから直すしかない。

土台を直す作業が一番大変なことだ。建物が建っちゃうとなおさら直しにくい。最後は土台を崩す為に作り上げたものを壊さなくちゃならないことだってある。そんな大変な作業はごめんだから土台作りを真剣にするんだけどね(^_-)-☆

自分がやりやすい方法の中で楽に犬に伝られる方法が一番である。
通り一遍等の方法論じゃなくて、この子ならこうしたら聞こうとするかなと考えて実践することが大切だ。
そして多くの失敗を重ねた中に応用が生まれ工夫が出来るようになる。

失敗はして見ないと解らないものが多い。失敗した人たちが口をすっぱくして知らせても、失敗だったと知る日が来るまで気がつくことはないのだから。

犬のしつけは失敗の繰り返しの中から本物が見つかる。
大いに失敗はするべしでそうして自分なりの応用と工夫ができるようになるのだろう。
にほんブログ村 犬ブログ シェルティーへ 人気blogランキングへ ブログランキング参加中 ぽちっとよろしく♪

Trackback URL


Comments

私は土台を作るときに人がまだやってるの?と聞いてきてもへらへらとマァねと答える人間なんだなと思いつつ書いています(笑)

でもそれは大昔、何回か土台ごと壊さなければならなかったことがあったからだろうなって思うんですね。

犬ってこんなに素敵なんだと思う最高の気持ちを・・・りゅうさんが今まで暮らしてきた子達に感じた以上のものを感じられるような仔に、我家からお婿に行った2頭がなってくれたらなぁと思っています。

なんたって人生を変えられた経験があるくらいですから・・・お犬様、サマサマなわけです。

だからこそ土台は大切なので・・・ちょっと書いてみました。
土台をなおす作業……
上に建ったもののかたちを眺めて
「びみょうに設計とちがうんだけどなぁ」
と呟く自分がいま居ます(汗)。
いちおう建物の形に見えてたのが裏へ回るとハリボテだったというかんじでしょうか(^^;
そもそも設計図の構造計算(笑)、それとも寸法をまちがえてるのか……笑い事じゃないことは肝に銘じて、いまいちど自分が何を建てようとしていたのか考えてます。時間切れにならないうちに!

Comment form