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2007.07.30 Monday

問題行動修正の一例

犬と暮らす時に飼い主が困ったなぁと思う行動をココでは問題行動として捉えて書いてみようかなって思う。

タマタマ掲示板に質問が来ていることもあるし、現在進行中で電話対応で修正をかけているパターンもあるし、書き残すことは大切だしね(^^ゞ

さて・・・現在進行中の問題行動は「犬を見ると吠え掛かる」&「姿は見えなくても塀越しなどに吠えられると応戦してしまう」というもの。犬は3歳のオスである。
散歩の時間は充分取ってあり、家族からもよく愛されて、どちらかといえばちょっと過保護気味のお坊ちゃんである。

さて・・・実際に彼の行動パターンを読む為に幾つか質問をさせてもらった。


  • 飼い主が話しかけた時すぐに振り向いたり、近寄ってきたり等の反応はあるか?(その際に食べ物等を与えているか?)
  • 散歩時に飼い主のどこを歩いているか?(前か横か後ろか)
  • 問題行動を起こした時にどういう対応をしてきたか?(叱る(言葉をかける、叩く、引き綱を引く等)、立ち止まる、無視する、抱く、座らせて行き過ぎさせるなどなど)

    以上の3点だ。

    これを聞くことによって飼い主と犬との関係は大雑把だが見えてくる。
    この犬の場合、溺愛型の典型的なパターンで、飼い主から自分へのコンタクトに関して自分の都合の良いときしか反応しないでも暮らせてしまっているという事実が見えてきた。。。マァ多かれ少なかれ問題行動がある犬の典型的なパターンではあったけど、得てして難しくはなさそうである。(笑)

    こういう場合にはまず犬からの勝手な意思表示を受け入れないことがまず第一である。ココがうまく伝えられなければ飼い主側からのコンタクトは有効にはならず、呼べど叫べど犬からの反応は決して良いものは帰ってくることはない。

    飼い主には溺愛型の犬に対する極一般的で時間のかからない解決に向けての直結型の飼い主も犬もかなり気合を入れてやらなければならない方法と、飼い主の忍耐が必要で時間がかかりともすれば勘違いさせやすいが犬にとっても飼い主にとっても比較的楽な方法とのどちらか選択をしてもらうことにした。

    つまり問題行動を直すことができるのはあくまでも飼い主しかいないので、その飼い主が治るまで続けられない方法を無理強いしても意味がないからだ。

    人にはそれぞれ使える時間と行動を起こすための生まれ持ったセンスや理解力、判断力、決断力などが違う。
    飼い主のことをある程度把握できる環境でなくては電話対応などで修正をかけられないのは当たり前だが、幸い飼い主の犬に対する感情や決断力と行動力を知っていたし、犬自身が3歳のオスであるコトを考慮してので速攻型のほうが良いと思うと言う事だけ進言する。

    ある程度やり方を説明して出来るかどうかの確認をする。それは出来ないことを中途半端にやり、途中放棄してしまうことは犬にとっても飼い主にとっても不幸でしかないからだ。

    方法論を選ぶのは飼い主自身だけである。(^O^)/

    さて、こういう事をして欲しいと幾つかの犬に対しての飼い主の行動を変えてもらい、ある程度の実力行使も理解してもらいさっそく次の日の朝の散歩から実行開始である。
    数回繰り返しても反応がないのならすぐに連絡をするように言っておくと、真剣さが強く朝の散歩終了後に連絡が入る。
    一回目で効果があったらしめたものでやり方に間違いがないという証明みたいなものだけど、はたして結果は万々歳であった。
    犬にこちらの意図が伝わるときは一瞬である。伝え方が正しければそれは飼い主に取って都合の良い表現を継続し続けて行くし、継続させるためのちょっとした気遣い(言葉をかける等)を忘れないで暮らしてもらえれば犬に伝わることは早い。

    朝晩必ず5分程度の連絡が来るようになって今日で5日目だ。日に日に殆ど声かけだけでコントロールできるようになって来た。
    まだ突然目の前に現れた犬に対して(十字路など曲がり角で鉢合わせした場合など)と、攻撃を仕掛けてくる犬に対しては声かけだけではすぐに興奮が収まるとまでは行ってはいない。しかし家の中での反応をも含め、飼い主に注意を払うようになり、言葉がかかると聞こうとする意思を見せてきている。家の中で不振な音(郵便のバイクや来訪者のチャイムなど)に対して吠えるという行動も最初の数回吠えた後禁止されるとすぐに収まるほどの変化だ。初めて5日目でここまで出来れば上出来のはずだ。私がやってもかかる時間はそうは変らないと思う。なかなか素晴らしい飼い主さんである(^O^)/

    電話が上手く繋がらないときは細かくメールで状況報告があるのでこちらとしてもアドバイスを出すのに非常にありがたい。状況がつかめるかつかめないかによってアドバイスはより効果的にもなるしまったく意味を成さないこともある。

    問題行動を直すには実際に見る環境でない場合は特にまず恥も外聞も捨てて裸でぶつかって来てもらうしか解決策はない。愛犬が可愛いばかりに口を濁されたら的確なアドバイスは出せないというのが本音である。
    アドバイスを受けるときはいろんなことについて指摘されることを非難されたと受け取らずにマルのまま受け入れてみると事が上手く運ぶ。

    カウンセリングをするとき、一番困るのはアドバイスを信用して実行してくれないことだが、それ以上に自分が悪いのだと思い込まれてしまうことである。
    犬のせいにされるより困った問題はこちらである(笑)
    はっきり言って悪いと思うのなら直してあげればいいのにっていつも思っている(苦笑)
    実行できなかったことは正直に実行できなかったと伝えるべきで隠し事はアドバイスする側だけでなく実行する側にとって一番不利益なことだ。
    私の場合、出来ないことが前提でアドバイスは出しているので出来なくても飼い主が悪いとは思わない。(笑)ただ出来そうな形に修正するだけである。
    でもできないことがこちらに伝えられなかったらそこで進行は見込めない。

    一回目から上手く行ったとしても、それでもまずひと月は頑張ってもらわなければ本物の結果はでてこない。
    何事もないように犬を連れた人を横目に愛犬は興奮せずに飼い主に集中してくれ、気にしなくなって第一段階終了だからだ。

    まだまだ道のりは険しいがその先に見えるものが明るかったらきっとがんばって行くだろう。
    結果に繋げるのは飼い主自身。私はあくまでもサポートである(^O^)/
    詳しいHow−Toはここには書かない。なぜなら方法というのはどの犬にもやり方をそのまま当てはめて行われれば全てが同じように効果があるわけではないから。フォローしなければならない部分が犬と飼い主によって違うと言う事もある。

    犬の性質、性格だけでなく、環境から来る多くの問題や飼い主の勘違い等ですでに作られてしまったモノを把握した上でなければその犬に会う方法を選び出すことは至難の業である。

    きっと今彼らは問題だと思った行動について、変化の大きさに驚くと共に犬と人の関係がどういうものが互いに楽であるかに気が付いているだろう。
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