2014/04/22 Tue

Category: 虹の橋へ

蘭の逝った日

今日は蘭が天使になって旅立っていった日だ。見た目はまだまだ若々しくて、今も写真を見直すと「ラン!」と呼んだら二階から「キャン!」と答えてくるような気がする。

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蘭は2.3キロくらいの小さなポメラニアンだったけれど、骨も太くがっちりしていて健康優良児だった。いとこのノンちゃんに比べたら間違いなく数年は長く生きるだろうと思えるような子だった。1メートルもの高さから飛び降りて澄ました顔をしているポメラニアンはそうはいないだろう。プードルじゃないんだから。。。

蘭が我が家に来たのは息子がどうしても放さなかったからだった。本当はノンちゃんだけがうちに来るはずだった。愛ちゃんを亡くし途方に暮れる中、シェルティーたちでは得られない大きな何かを私はポメラニアンという犬種に求めた。

今孫が生まれてみてようやくシェルティーとポメラニアンの違いが分かったような気がする。シェルティーたちは私にとってまさしく子供のような犬種で、それなりの大きさと体力がある分、たぶん責任が重いことを肌で感じつつ育てる。でもポメラニアンはシェルティーの2か月前後の大きさのままが大人の姿で彼らの表現力はまさしく子犬そのもののままだ。シェルティーは私からすれば育てたとおりに必ず大人になり、頼れる良きパートナーとなる。

ポメラニアンはそういう重さを感じないままなんでもはいはいと聞いてあげていても何とかいい子に育ってしまう感があったのだろうと思う。実際はそういうわけにはいかない犬種なんだけれども、手がかかる子ほどかわいいのは本当で、その上に気を付けていなかったらほんの些細なことで死んでしまうという一種の恐怖感のようなものが混在し、真綿に包むように肌身離さず抱きしめて育てた。

依存性が高くなるとかわがままな犬になるとか一切考えずに舐めるように溺愛して育てられた心を満たしてくれた唯一の存在だったように思う。これから孫が帰ってきて一緒に暮らし始めるけれど、蘭やノンに抱いたようなただただ保護していたいという要求を引き起こし、また顔を見るだけで、声を聴くだけでそれが満たされるようなそういう存在なのだろうと思っている。

今、私の傍にはアラレが同じような存在としているようになった。アラレがいたから蘭がいないこの空虚な穴を多少なりとも埋めてくれているとは思う。でも体に染みついた長い間聞き続けてきたポメラニアン特有の愛らしい声は我が家にはもうない。どんな悪戯をしてもどんなに悪い子だったとしてもどうしたって怖い顔をして叱れないほどのあのお茶目な優しい顔はもうここにはない。抱っこした時に何とも言えないあの満たされた感覚は今あの子たち二人がいないから感じることはもうないのだ。

アラレはとても可愛いけれど、越えられないものがあるんだろうなと思うことが多いのは単に時間の経過だけなのか今はまだわからない。つくづく私はポメラニアンが大好きなんだと気が付く。

いつかまた蘭やノンに似た子と一緒に暮らせることがあるだろうか?ペットショップに並ぶポメラニアンを眺めながら、蘭ノンみたいな子はいないもんだねとため息をつく。なんだろうなこの感覚…。悲しいとか寂しいとかそういうのじゃないんだけれど、ダッシュがいないことのように足りない何かが今はあるんだよね。。。

蘭ちゃん、そっちの国では元気にしていますか?お母さんは蘭もノンもいないのがなんかとっても辛いです。アラレちゃんはアラレちゃんで、アラレちゃんでしかないわけで、蘭ちゃんやノンちゃんとはなんか違うんだよね(苦笑)いつか気が向いたら二人でお母さんの所に生まれ変わって、新しい命となって帰ってきてください。ずっとずっと待っているから…。お願いします。
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2014/04/11 Fri

Category: 虹の橋へ

レイン…。

今日はレインの命日だ。3年前の今頃、うちでちょっと苦しげだった姿が見えてくる。絶対に助からないと言われていたのに、数日の命だと言われていたのに、レインはひと月以上頑張った。彼女の体の中で何が起こっていたのか私は亡くなるまで知る由もなかった。

エバンス症候群と言われ、体に良くないはずの薬を与え続け確かに命は少しの間長らえたけれど果たしてそれは彼女にとって幸せなことだったのかどうかわからない。出血を止めるために仕方がなかったとはいえあんなに頑張らせなければならなかったのか今も疑問が残っている。

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元気印のレインは美しく頑丈な犬だった。母犬のマリンとはスタイルは似ても似つかぬ犬となったけれど、息子の良きパートナーだった。ダッシュがまだ『ボルト』ができずにいたのに、アッという間に「バックボルト」ができるようになった。ダッシュはDiscDogSheltieのパイオニアだけれど彼の場合完璧なディスタンスが売りだった。本当のフリーフライトのパイオニアはレインのほうだ。

私のミスで彼女の最後のお産をトラブってしまい、子宮の摘出手術を受けなくては命を落としてしまうことになって切ってもらった後、どこか痛みが残るのか飛べなくなった。

12歳を前にして突然の治らない病気を発症してあっという間に天国に駆け上ってしまったレイン。あっちで元気にしているだろうか。彼女の初めての息子も、次の息子も今は一緒にいるのだろう。昔のようにダッシュとともに広い草原で神様が投げてくれるフリスビーで遊んでいるのだろうと思いたい。

誰かの命日が来るたびに無性に彼らと会いたくなる。今の犬たちがおバカに見えてなんであんなふうにならないのだろうと悩むことも多い。

そんな時…

「ママ、私たちも最初は同じだったでしょ?いろんなことを無理をせずゆっくりじっくり教えてくれたから私たちになったんだよ、プラスもハニーもマルちゃんもこれからじゃないの。。。私たちにしてくれたことと同じことをすれば必ず思ったように育つんだよ、だから頑張って。」

レインの姿は見えないのにしゃべれるはずがないのにそんな声が聞こえてくる。そうだね、そうだねと自分に言い聞かせるけれど、彼女のページが完成できていないのにもう3年もたったことに愕然としてしまう。

愛した仔との別れによって引き起こされた『ペットロス』の現象は今もなお私から消えることは無い。その子その仔にそれぞれの想い出がありそれぞれの後悔があり彼らの体温を感じられない寂しさや悲しみはきっと私が死ぬまで消えることは無いのだろう。

それでもまた前を向いて歩かなければならない。多くの人にシェルティーがすばらしい犬種であることを知ってもらいたいし、犬と暮らすことがどれほど多くの幸せをもたらしてくれるかを感じてほしいと思うから。

レイン、もう3年もたってしまったね。君と過ごした仲間たちが次々とそちらに行ったでしょう?ママは四苦八苦しながらなんとか頑張っているよ、まだまだそっちには行けないけれど我が家の面々をこれから先もずっと見守っていてね。
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2014/04/02 Wed

Category: 虹の橋へ

バイバイ、ちびちゃんたち。

カリン、エコーに続いてマオのお産が31日月曜日に始まりました。父の転院の日でしたが、申し訳ないけれど行けるはずがありません。お産が続くから行けないよと何度も言ってあったのに、痺れを切らした父から直接電話がありました。

親のほうが大事じゃないのか?

まぁ普通の人なら親が大事なのはごもっともでしょうが、大変申し訳ないけれど、今回は天秤に掛けることもなく優先順位が上なのは子犬の出産に決まってるんです。。。

父たちには理解できないでしょうけれど(犬なんかほっといても生まれてくると思っているから)犬は決して安産だとは限りません。人間と同じで母犬が危険になることだってあるし、死産もあるし、生きて生まれても生き続けられない状況が起きる子犬だっています。助かる命もあるし助からない命もある、でもそれにかかわる以上最善を尽くさないのは無責任以外の何物でもないと思います。生後1週間は人間の新生児と同じでいつ何があってもおかしくはありません。母乳を飲んでいたってたくさん出すぎるおっぱいなら誤飲して肺炎を起こすことだって無きにしも非ず、気が付くのが遅ければあっという間に立て直せないまませっかく苦しい思いをしてこの世に生れ落ちてきたのに神様にお返ししなくてはならなくなるのです。

父には義妹も叔母たちも、いとこたちも、母までもついています。私がいなくてはことが運ばないことは無く問題は起きないのに、なんでわざわざそういうことを言うのか悲しくなりました。そんな電話を受け取る間に次の子が生まれて出てきたので話は途中で終わったまま…。仕方がない。人は言葉をつかえるからいつかまた何とかなるでしょう。血も繋がっていますしね。


ごたごたした中でマオは5頭の子犬を生み落しました。犬の子宮は二股に分かれていてたぶん交互に出てくるのだろうと言われています。第一子の子犬はブルーマールの女の子で亡くなっていました。心音を確認して聞こえなかったけれど、もしかしたらと次の子が生まれてくるまでの30分間マッサージを続けてみましたが駄目でした。二番目は無事に生まれ元気よく鳴きました。3番目の子がまたブルーマールの女の子でしたが最初の子と同じように亡くなって生れ出てきました。4番目の子も無事です。その後なかなか陣痛が強くならず2時関かけて最後の子が生まれてきました。最後の子は奇数回だったのでもしかしたらまた駄目なのかもと冷や冷やしていましたがとても小さかったけれど何とか生きて生まれてきてくれました。

本当はエコーと一日違いの交配だったので同じ日に生まれてくるかもと準備していました。かなり大きなおなかだったけれどベテランのマオに少し過信していたのかもしれません。もう少し注意してみていてあげたら、死産だったちびっこ達はちゃんと生まれてこれたかもしれません。。。

綺麗に乾かして花柄のハンカチに包んだ二頭を見ていると何とも言えない気持ちになってしまいます。君たちの分も良い飼い主さん見つけてみんな幸せにしてもらうからねと頭をなぜて送り出しました。最近は順調なお産が多くて特に死産はあまりなかったせいかすごく気持ちが沈みます。でもカリンの子たちも可愛くなってきたし、エコーの子も、マオの子も頑張っていい子に育てなくてはなりません。

父の見舞いにもいかなきゃいけないし…。レッドブルでも飲んで頑張らなくちゃ!と思っています。。。ガンバリマス<(_ _)>
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