2011/10/30 Sun

デイジーの食欲は・・・。

退院する時先生がこの元気ならしばらくは大丈夫だとは思うけど、問題は食べてくれるかどうかなんだよねと言っていた。退院する日はさすがに4日間何も食べなかったせいなのか小さな猫用の缶詰を一缶食べたと聞いていたのでちょっと楽観してた。

実際には…食べない。全く食べないと言っていいくらい食べない。あれならこれならそれならとデイジーが好きだったものを集めてみたけど最初の一口をパクリと食べたのは帰ってきた晩だけだった。

固形のものはほとんど受け付けない。馬刺しもダメだし、生食できる牛レバーもダメ。ラムの肉も、鶏肉もささみまでも、匂いを嗅ぐとそっぽを向く。病院で食べたと言うネコ缶も全く興味なしだ。パンやカステラの類も舐めては見るけどといった具合。炊いたご飯も食べない。ドッグフードにおいては論外と言った感じだ。

昨日までは介護食の缶詰とか赤ちゃん用の離乳食の缶詰とかでごまかして薬を飲ませられたけど今日は昨日ほどうまくいかない。朝晩の点滴をしてファクターを二粒なめさせるとほんの少しだけ食べてみようという気になるのか鳥のレバーのベタベタしたところだけをなめ、離乳食缶詰を小さなティースプーン1杯だけ食べた。

無理に食べさせるのはデイジーにとって苦痛があるように見える。おなかの中の大きくなった脾臓や肝臓のせいで胃や肺は圧迫されていたし、貧血もひどいから体は辛いはずだ。無理にのどの奥に食べ物を流し込むことが良い場合もあるし悪い場合もある。デイジーの場合には無理をすること自体が悪ことなんだろうと感じている。無理に押し込んだらそれ自体が苦しませることになるだろうから。でも薬を飲ませなければならないし…。究極の二択だ。

明日はうどんを煮てあげてみようかな。肉も甘いものもミルク類もチーズやヨーグルトやプリンすらもいらないと言うデイジーがこれなら食べられるというものを探してみよう。

退院した日よりも気持ちが落ち着いたのだと判るが、その分点滴をされることはやはり嫌なようで用意をすると困った顔をするのが辛い。痛い想いをさせたくは無いんだけれど飲まない食べないだと点滴だけはしないと…。その点滴だってし続けていたっていつかは必ず効果の無くなる日が来る。そこまではなんとか頑張りたい。。。

デイジーはまだ一人で歩けるし、ベッドにも乗れるしお水も飲むことができるしおトイレも大丈夫だ。まだ大丈夫。きっとまだ大丈夫。。。
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2011/10/29 Sat

デイジー帰還

デイジーを病院へ迎えに行った。診察台に乗せられたデイジーは私の予想とは裏腹に【迎えにきれくれたのね〜】と体をくねられて今にも落ちそうになりながら大喜びをした。下痢をしていたせいでお尻のあたりや太ももの毛も切られてるし尻尾が汚れるので包帯で巻かれていてちょっと見た目は痛々しかった。

ま、巻かれた包帯は家に帰ったらはずせばいいのだし、切られた毛はうちにいても切ったはずの毛だから問題は無い。何よりも、ぐったりして立てなくなっていたレインを想定していたのでデイジーの顔を見た途端ほっと安堵した。話を聞く前にもう車に載せておいていいですよねとデイジーを病院から連れ出し車に乗せた。私からしたら、今、デイジーに対してできる唯一のことで1秒でも早く家に帰れるのだと知らせたかったからだった。話を聞く間犬が診察台の上にいなくてはならないことは無い。全ての検査を終えていて、後は家に帰るだけなのだから。。。

診察室に戻り、状況を説明してもらって今後家でできることを教えてもらって他に自分なりにこうしようと思うと言う話をして近況を報告することにして・・・デイジーが待つ車に乗った。。。

動き出した車の中でデイジーは少し伏せてるかと思うと近くに来て甘え、頭を撫ぜられるとまた納得したような顔をして後ろに寝そべる。信号で止まるとまたのっそりと起きてきてそこにいるよねと確認するかのように頭を突き出してくる。
そのたびに、デイジーはお利口だったね、良く頑張ったねと静かな声でデイジーを讃えた。

家に着き、駐車場に下ろすや否や大量の排尿をした。最初の一回目はちょっとでずらそうな感じだったが、2回目・3回目とこんなに溜まっていたの?と思うほどの量を出した。あまりの量だったのでペットシーツで吸い取ると真っ黄色だった。血尿が出ていると先生が言っていたのはこの尿だったのかといまさらながらにあっという間に進行していく悪性腫瘍を恨めしく思う。相当肝臓がやられてしまったのだと判るのは辛い。急に排尿を何回もしたせいなのかふらふらっとしてしゃがみこむデイジー。あわてて家の中に抱いてはいった。

家に入ってダッシュやサムやエリー・プラスの歓迎を受け羽毛布団の上に陣取る。少しすると水を飲みに降りてきて、飲み終わるとペットシーツの上まで歩いてしゃがみこみ長い排尿をした。さっきあれだけ出したのにまた大量に出た。90×60のペットシーツからはみ出しそうな量だった。

病院でさぞかし我慢していたんだろう。犬は人間のように病院を理解できない。判っているのならおしっこやウンチを我慢するなんてあろうはずがないのだ。うちの犬はめったに病院のお世話にならないので余計にそうなのかもしれないけれど。。。たまに訪れる病院ではたいてい注射されるんだから良いイメージなんかつくはずもないか(苦笑)

家に戻って安心しきったのか崩れるようにして眠りに着いた。夜遅く何か食べないだろうかとやってみた。何がどうというものは見つからないけれど一口目はなんとか自力でパクリと食べる気持ちがあることだけは判った。少しづつ一口ずつなんでもいいから食べさせていこう。食べてくれる間はきっと頑張れるだろうから。

デイジーにとって穏やかな日々が続きますように。。。
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2011/10/28 Fri

デイジー緊急入院その後

火曜日に入院したデイジーの状況は一向に良い方向に向くことは無い。点滴をして貰っているけれど状況がレインの時と似た感じになってしまった。たぶんDICの状態に近いようだ。腫瘍がどうのこうのというよりもすでに全身状態が最悪なのだ。血尿も下痢も止まらない。

一時期29000まで下がった白血球は今朝また60000まで上がった。抗生剤の効果が出ない。打つ手なし。。。このまま入院させ続けるか、家で最期を迎えるかの選択が迫られる。

レインの時、私は「うちの子には奇跡が起きるんだ」と錯覚を起こした気がしている。頭では助からない状況まで来ることもあると知っているのに、「うちの子だけは生き延びる」と思いこもうとし、結果レインにとって良かったのか悪かったのか判らない最期を迎えることにつながってしまった。

あの日、息絶えたレインを見た時、もう二度と自分のエゴで犬を苦しめたくないと思った。亡くなって死後硬直も起きないような治療をするのが良いのか悪いのか今もまだ結論は出ていない。

犬たちはどんなときだって家族と一緒にいたがる。群れの一員として群れから離されることを嫌う生き物だ。イヌ属は歩く力があれば最後の時は群れから少し離れたところで力尽きることもあるけれど動けなくなってしまったあとでは群れの中で最期を迎える。デイジーは犬だからきっとみんなと一緒にいたいと感じているに違いないと思う。

そう思えば選ぶ選択肢は一つに限られる。うちに連れて帰ろう。病院にいるよりも多少苦しくても命の時間が短くなっても、きっと精神的にはそのほうがずっと幸せに違いない。仔犬の鳴き声がして、みんなの騒ぐ声がして、私たちの声が聞こえ、すぐそばにいつも誰かがいてくれるそんな状況でそれを眺めていられることがきっと彼女の一番の幸せだと思うから、今日の夕方退院させることに決めた。

デイジーはたくさんの子供たちをこの世に送り出し、そのことで我が家の老犬や病犬たちは充分な治療を受けられたし、効果なサプリメントを使い続けることもできた。我が家で一番の子だくさんの母親になったデイジーのおかげでマリンたちも長生きできたのだと思っている。私の父も母もデイジーにとても助けられた。

まだ11歳の若さでこんな状況になるとは思いもよらなかったけれど、残された時間をデイジーにとって一番幸せな時間として使えるように頑張ろうと思う。
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2011/10/25 Tue

デイジー緊急入院。。。血管肉腫?

今朝、デイジーを病院に連れて行った結果、緊急入院となってしまった。
病名は血管肉腫(脾臓)よりにもよって一番たちの悪い悪性腫瘍だった。

ひと月くらい前からやけに痩せたなぁという感じがして、11歳も過ぎたし、少し栄養の吸収が悪くなったのだろうとあれこれ食べさせてみていたところだった。9月下旬ころからクラブのイベントの仕事が立て込む時期で、いつものようによく観察しきれていなかったことが今になって後悔しているけれど、それまでは食欲もあり排便も排尿もいたって普通で、うるさいよ〜と叱られることがあるくらい元気に吠えて動いていたデイジーだ。

先々週、イベントが終わり私の疲労感が取れるまでの数日は変化がなかったし、先週もドッグフードの部分はご遠慮しますと食べないけれど、手づくりのご飯やささみやレバーは喜んで食べていた。おかしいかもと思ったのはこの数日。急に食欲が落ちて肉類以外は食べなくなった。

朝病院に行くよと庭に出すと少しだけ排尿。一通り体をチェックしたが何となくおなかが膨らんでる感じがするくらいなのと骨骨しい体なのに抱くとやたらに重かった。歯茎の色が少し薄いかなと思う程度。これって子宮蓄膿症かも?と思う。水をがぶ飲みはしていないし膿も出ていないけど、元気があるからこのまま手術ってことになっちゃうかなと考えつつ車に乗せた。

ちゃんとお座りして周りを見回したりなんかして彼女なりにドライブを楽しんでいる風に見えた。病院についてもおとなしく座っていて別段普段と変わりないようだった。

でもいざ診察が始まると、いくらいうことを聞くとか言ってもここまで動かないのはおかしいと思うくらい寝た姿勢のまま動かなくなった。動いちゃだめとも言っていないし、じっとしてねとたびたび諭したわけでもないのに。何回もエコーでおなかの中を見ているうち、途中でかなりまずいのかもという雰囲気になった。おなかの中に見えたのは大きく肥大した脾臓とボコボコした感じの肝臓・・・。


子宮蓄膿症とかの手術いうレベルではない。手術すれば大丈夫って言う話じゃないのだから。これってかなり危ないんじゃないの???今年、レインを病院に連れてきた時の様な悪寒が背中を走った。とりあえず今できること・・・66000もある白血球を落ち着かせることと血糖値を上げることと貧血の改善。

どうしてデイジーがこんなたちの悪い病気にかかるんだろう。。。

偶然にでも早期に見つけない限り血管肉腫は最悪の病気の一つだ。脾臓にできた場合には転移率100%とともいわれ、できたことに気がついて早期のうちに摘出できればまだしも、大かたは早期に見つかることは少なくて、内臓のあちらこちらに転移してしまう悪性腫瘍だ。普通は肥大して気がつくことが多く、破裂を防ぐために脾臓自体を摘出することが一般的だが転移率は高く実際は余命は短い。

血管肉腫は脾臓にだけできるわけではなく色んな部分にできるのに、脾臓という最悪のパターンを踏んじゃったデイジー。すでにあちこちに転移しているだろうから取り除くとしても破裂を防ぐために脾臓を取るしかできないのだろう。取り除けば最悪の脾臓破裂だけは避けられるという儚い希望だけを持ってデイジーを入院させた。入院中にできれば細胞芯を取って調べたいと聞いて帰宅する。

夕方、先生から連絡があった。
腸から血便が出ている。吐きも始まった。脾臓摘出という次元ではない事が告げられた。なんとか建てなおしてお家に帰してあげたいんですがと言葉が濁る。まだつい最近聞いた言葉のような気がする。抗生剤の効果が出る前に力尽きてしまうのか予断を許さない状況に入ったことだけが判る。

せめてレインのように病院で逝ってしまいませんように。。。なんとかうちに帰ってこれますように。。。今は祈るしかできない。今夜は寝れそうにないよ、がんばれデイジー、迎えに行くからね、待っているからね。
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