2009/06/29 Mon

Category: つぶやき

愛犬にも高度医療

Yahooの今日のニュースを見ていたら【ペット情報】で「愛犬にも高度医療」というのがあった。


愛犬にも高度医療=CT、MRI、人工透析も−大阪府立大
6月29日6時1分配信 時事通信

 磁気共鳴画像診断装置(MRI)、コンピューター断層撮影装置(CT)、集中治療室(ICU)…。最新の医療設備を誇る真新しい建物で、動物たちが治療を受けている。大阪府立大学の獣医臨床センター(同府泉佐野市)。ペットの治療に高度医療を求める飼い主は、年々増えているという。
 府立大は4月、獣医学科と付属病院に当たる同センターを、堺市から関西国際空港対岸の新キャンパスに移転。国内トップレベルの医療機器を備え、バイオテクノロジーや感染症の研究を進めている。
 同センターの「患者」は犬猫が中心だが、動物園のコアラやラクダを診察することも。ペットの寿命が延びるにつれ、がんを患う犬猫が増えており、同センターは最新の放射線治療装置を導入。人工透析や内視鏡、超音波検査の設備もある。
 久保喜平センター長は「動物の医療はますます高度化している。開業医では困難な治療を引き受け、拠点病院としての機能を果たしたい」と話している。


時代はどんどん進んで医療もどんどん発展してきてるんだなぁと実感する。それはペットとして飼われる多くの動物たちにとって良いものだと思っていた。

でも・・・たくさんの家族同然のペットとの別れを経験し、その中には大きな病気で高度治療を受けることも考慮に入るものだってあった。

愛しているから…そばにいてほしいから…なんとか寿命を延ばしてあげたい、まだ若いのに…治せないのだろうか…

いろんな思いが交錯し、治療内容を検討した日々がある。

でも、自分が理解できたことはたったひとつだった。

【犬や猫たちは人間じゃないのだ】という事実。
それは人間じゃないからそこまでする必要がないという意味ではなくて、人間でないから治療の意味が理解できない相手なのだという部分と、彼らは人間に比べてはるかに寿命の短い生き物なのだという部分だ。

どんなに飼い主や獣医さんが彼らのためだと思っても、飲んだり食べたりすることで体の状況が楽になったということ以外に彼らには治療の意味が理解できない。そんな彼らに残された時間を考えつつ、体の具合が悪い時に麻酔をかけてまでするべきことなのか毎回のように悩み続けている。


犬や猫たちの一年は人の一年とは大きく異なっている。寿命から換算しても、4・5年に相当してしまう。毎年一回健康診断をしていれば大きな病気の早期発見ができ、必ず助けられるというわけでもない。

そして彼らの意思の確認はできないし、治療後に残された【痛み・苦しみ】を人間ほど伝えるすべがない。

少し前までは犬や猫たちは【痛み】を感じていないのだという解釈すらあった時代がある。彼らが人間の言葉をしゃべれないうえに、よわっちくなった人間のように何かと【痛い!苦しい!】と大騒ぎせずにじっと我慢する生き物なのだと知られていなかったからだ。

人間なら症状を克明に伝えることができるから多くの病気は始まりの段階でも見つけられることが多い。でも犬や猫たちの場合には飼い主が気がつかなければ病魔に侵されたらどんどん進行していくだろう。進行させてしまった後悔をしても時間は元には戻らない。

6頭の愛する家族を失った後、私が心に決めたことは病気の早期発見と、進行させないように日々彼らからの信号をキャッチできるように暮らしていこうという決意だった。

犬も猫もペットとして飼われるどんな動物たちも、生き物である以上死ぬまで病気やけがと無縁であることは皆無に等しい。その確率はきっと人間と同様で、食事や生活環境の改善で寿命も長くなり、その分病気や障害を起こす確率も格段に上がるのは当たり前なのだ。

昔の犬や猫が病気にならなかったのではなくて、発覚する前に他の事情で天使になってしまっていただけなのだろうから。。。

私は基本的に投薬で病気と闘うことを基本と考えている。それは我が家の犬たちが薬を飲むことによって自分の辛い状況が改善されることを理解することがわかったからで、点滴も同様だった。(もちろん入院ではなく自宅でできる範囲のものとして)

手術関係・麻酔・抗がん剤投与・輸血・CT/MRIなどはその時の状況によってどうしても必要な場合(生きるか死ぬかの選択の時)、判断する余裕のないほど緊急の場合を除いてできるだけ望まなくなった。

高度医療および麻酔を使用しないとできない手術関係はこれから当たり前になっていく時代になるのだろう。犬や猫たちが子供同然と思う心やさしい飼い主たちに当然の義務と誤解しないような策が必要じゃないかと考える日も多い。

できることがありその命を彼らの苦しみを増大することなく存続できるのなら生活が逼迫しない限りペットといえどもできる限りのことはしてあげてほしいと願う。でも、高度医療に関してはやることが【良い飼い主の代名詞】になっては決していけないと思っている。

犬や猫たちにも感情があり、人間同様の部分の多くあるのだからこそ、彼らの本当の発言(彼らが望むこと)を聞く耳を持っていてやりたいと思う。

犬や猫たちは飼い主をひたすら愛し裏切るようなことをしないピュアな生き物だから…彼らに大きな負担がかからないように、彼らが求める【そばにいてね】というたったひとつの要望を叶えられる飼い主でありたいと願いながら高度医療について考えていかなければならないだろう。。。
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2009/06/29 Mon

久しぶりの軟便。

ちょっと食べすぎたかなと思っていたら、久しぶりにウンチクンが柔らかくなってしまった。でもマリンにとっては出しやすくてよかったような???

でもやっぱりおなかが痛かったかもしれない。。。おならはよく出てた。ふと思うにあの悪夢の【毒ガス状態】にならないでくれよ〜と悲惨だった時期を思い出している。

助かったことにすぐに次の便は普通に戻ったのでやれやれという感じだけれどまだわからないからなぁ。。。

硬くて出にくいのと柔らかくて出やすいけどちょっとおなかが痛いのとではどっちが楽なんだろうか。。。硬くて出にくくてもやっぱりおなかは痛いと思うんだよね。

ちょうど良くすんなりと出てくれればいいんだけれど、1年前にレントゲンを撮ったらおなかの中が腫瘍でいっぱいの状況だったわけで、いつかは排便に支障をきたすかもしれないよと言われてるだけに不安になる。いっぱい食べて元気になってくれば思い出さなかったことも思い出すわけで…

食べて出せればそれが一番…そう思うことにしてはいるけれど…。
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2009/06/23 Tue

毛が増えた!?

最近マリンの毛が増えてきた気がする。なんとなくなんだけど、ブラシかけてとれるだけ取れた後どうなっちゃうのかなぁってちょっと悲しくなっていたんだけどね。。。

食事量も増えたし缶詰もたくさん食べられるようになったからなんだろうか?体重も抱くたびに重くなっている。おなかの下が丸禿だったのに少し生えてるし!

良い部分もあるけれど、腫瘍も成長しているようでそっちがかなりに気になっちゃうけど、前向きに前向きに!これから暑くなるからね、この夏頑張って乗り切れば17歳だ!
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2009/06/22 Mon

やっと寝た…

今日は今までと違ってやたらと蒸し暑い日だったせいかあっちにモゾモゾこっちにモゾモゾとなかなか熟睡モードにならないマリンさま。

もうじき3時になってしまいますが…
窓開けてるんでひゃんひゃんと吠えないでもらえないでしょうか?

お水を上げても一時的に静かになるけどどうやらお尻が暑いのかもと気がついた。だよねぇ〜。。。おパンツはいくらなんでも、人間用のメリーズだってピッチリはまってたら暑いよね。。。

おむつをはずしておしりの下にシートを敷いて寝かせたらしばらくウニュウニュしていたけど眠りにつけたようだ。おむつよりは涼しいんだろうな。
エアコンかけようか迷ったけれど他の犬たちは暑がっていないのでマリンだけなら何かあるのだろうとこれか?あれか?と探した結果はオーライだった模様。

あぁこれでやっと眠れる。。。明日はごみの日だ。。。寝坊しませんように(/_;)
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2009/06/16 Tue

マリンの嗅覚

先日、目から大出血を起こし、気の小さい飼い主を震え上がらせたマリンは毎日飲む抗生剤のおかげですっかり完治した。そして、なぜかお気に入りだった【介護食プリンタイプ】の缶詰しか興味を示さず、他に何をやっても口からベェ〜ッと出してしまっていたのに、夕べになって突然鼻をヒクヒクさせていた。

夕べは【かつお】がとっても安く売っていたので犬たちのご飯のおともにゆでておいた。部屋に流れる風の向きが変わったのか、起きれないのに起き上がろうともがき、他の子がご飯を食べているとその行動はますますひどくなった。

昨日は手を抜いて【かつお】を崩してご飯をおかゆ状態に煮てから混ぜたものをドッグフードにかけるというご飯だったのだけど、いつものマリンはぐぅぐぅ寝ている時間帯だ。

それなのにどう見たってそのご飯を食べたいと言っているように見える。そのうちひゃんひゃんと泣き出した。

まさかねぇ〜。。。マグロだって吐き出したしさ、お肉の類もみんな全滅。うどんも食べなくなったし、ごった煮になったものも受け付けない。そんな今になって、【かつお】なら食べるってか???

どうせまた吐き出すんだろうなと思って、最初からペットシーツを顔の下にも敷きこんで準備を整えてから【かつおおかゆ】をスプーンで食べさせてみると…

むさぼりつくように食べるのね。。。どうして???なんとお味噌汁を入れるお椀にまるまる1杯食べた。

marin_090615_1.jpg

もしかしてかつおって良い出汁が出るとか?そうよねぇ〜・・・鰹節も作れるんだからねぇ〜…

マリンはすでに耳が聞こえなくなったのはずいぶん前からなんだけど、寝たきりにあって少ししてから目も完全に見えなくなった。彼女の眼の前に手のひらをかざしても、もう明るさすら感じられていないらしい。

失明…もうマリンには明るいということすら感じられていないのかと思うと切なくなったのを思い出した。でも、においはわかっている。マリンは若いころから嗅覚は発達していないタイプで、キャンディーと比べてはずいぶん差があるのだなって思ったものだった。その嗅覚が今は頼りになっている。


猫は鼻がバカになると食べ物が食べられなくなると聞いたことがあるけれど犬も同じなのかなぁ?最後の最期までがんばる機関は嗅覚なんだろうか?
そういえば緑色の鼻が出て具合が悪かった時期から考えると今はすごく調子がよさそうだ。

寝たきりになって、自力では立ち上がることもできなくなって、体を起しておくことも不可能になった。目も耳もダメになって、突然体を触るとどんなにそおっと触ってもビクッとするようになった。毛もこんがらかっちゃって梳かせば梳かすほど禿げてしまうようになった。前足も後ろ脚も関節が固まってしまったところがあって昔のように手足を自由に動かすこともできなくなった。

でも・・・においがわかって、食べるものがおいしいと感じられているのならそれはそれで幸せだと思うようにしている。用事があるときは吠えて私を呼ぶのだし、とりあえずまだマリンが要求することを理解してあげられる間は苦しくならないでいられると思う。

マリンが死んでしまうかもしれない漠然とした恐怖がずいぶん無くなったけれど、逆に今はあと何ができるのだろうということだけだ。苦しかったり辛かったりすることなく今のこの時間が続くことを願うだけでほんの1年半前まで元気だったマリンの写真を見直しながら犬の1年の早さを悲しく思う。
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2009/06/08 Mon

Category: つぶやき

犬は家族じゃなかったですか?

いやな記事を見つけちゃった。

北九州市:認知症や寝たきり介護放棄…相次ぐ老犬の引き取り依頼/福岡

 ◇「命の尊さ動物も同じ」−−北九州市訴え「終生面倒をみて」
 ペットとして飼いながら老犬になったことで飼育をあきらめ、北九州市に引き取りを依頼するケースが相次いでいる。近年、犬の平均寿命が延び、認知症や寝たきりなどで“介護”が必要なケースが増えたためとみられる。市動物管理センターは21日、殺処分した犬猫などの動物慰霊祭を実施。1匹でも多くの命を救うために努力することを誓った。

 慰霊祭で、市保健福祉局の堀口尚人理事は「動物の命がむやみに損なわれることがないよう、人と動物が共に生きる社会を目指す」と強調した。

 センターによると、昨年度、市内で殺処分された犬は計613匹。近年は老犬が増えてきたのが特徴で、引き取り申請も増加傾向にある。シベリアンハスキーやゴールデンレトリバーなどの大型犬が多く、引き取りの理由としては「介護が必要になり、面倒を見切れない」などが目立つという。

 センターは「飼う際、将来的に“介護”が必要になるとは思っていなかったのではないか」と推測。引き取り希望の飼い主に対し、引き続き飼うよう説得しているという。

 市は、安易に手放さないように10月から犬猫の引き取りには1匹2000円(子犬、子猫は1匹400円)を徴収することを決めている。

 センターの担当者は「命の尊さは人間も動物も同じ。終生面倒をみるという責任と覚悟を持ってほしい」と話している。【松田栄二郎】

〔北九州版〕


こういう記事を読むと本当に悲しくなる。

いつだったか犬を飼っている人と話しているときに、「大変ね」と言われたので「買う前に介護が必要になることだってあり得るってわかってて犬を飼うんじゃないのかな?」と言ったら、「犬を飼うときに病気になったり寝たきりになるなんって考えてもいなかったわ」と答えられて困惑したのを思い出す。

だからうちみたいになってしまうことは大変以外の何物でもないってことなのか。。。大変じゃないわけじゃないけど、この状況がマリンじゃなくたって人間の家族に起きたことと同じだって思ってるんだけどな。

我が家はもともとパパの両親と一緒に暮らしてきたし、二人の最期を見てきたから老人介護は犬より人が先だったので別段、犬だって一緒に暮らしているのだからいつかは来るだろう日だって知ってるから乗り越えられるの?

なんか違う気がする。もしも逆でも同じようにしてきていると思うし。。。

こういうのってどうなの?生き物と暮らすっていうことの根本がぽっかり空いているように思うのは私みたいな変人だけ?

確かに買う時に可愛くてふわふわで「癒される〜」って感覚だけだったって言われるのはわからなくはないけど、最後まで面倒みないのなら「家族です」とか言ってほしくない。

年をとって手がかかったり、病気になって思うようにできなくなっても、生き物なんだからさ…車やバックじゃないんだからってずっと言い続けてきても一体いつになったら飼い主の意識が大きく変わる日が来るんだろう。。。

確かに人間はエゴの塊だけれど、年老いた犬を処分場に持ち込んでなんとも思わないのかしらね。。。数千円支払わせたってなにも変わるはずがない。

ペット税の導入とか言う前に処分場へ飼い犬・飼い猫などのペットを持ち込む場合にはもう飼育できないとかにしちゃえばいいのに。。。中にはね、流行が終わったから違う犬を飼いたいから引き取ってもらったとかいう人だって実際にいるんだから…

大元が引き取って処分すればことがすむと思ってるから何も変わらないんだよきっと…。
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2009/06/07 Sun

左目から大出血。。。。

ご飯も介護食の缶詰を日に5缶も食べるようになってきて、もうだめかと思わせながらも強い犬だなぁと一安心したのもつかの間…

夕べ遅くなって12時も過ぎていたかなぁという時間。

いつものようによく寝ていたマリンは起きだした。いつものように二回目の薬を混ぜてご飯を食べさせてお水を飲ませ、しばらく待つ。
排尿と排便が終われば気持ちよく寝る…うまく出なければ出るまで騒ぐ。賭けみたいな毎日。食べた量や飲めた水分で排便が変わるので固めのときは時間がかかる。今日はどっちだろうとぼんやり考えて介助する。

しばらくするとコロンとしたものが数個出たのですっきりしたねと体を抱いてパンツを取り替えて寝かせてやった。す〜す〜と寝息を立てた。

しばらくテレビを見ていた。確かサッカーかなんかやっていた。背中になんか気配を感じて振り返るとベッドの奥に乗せていたマリンが半分ずりおちてきていた。徘徊行動は日に数回あって、立てないながらも円を描いて寝たまま動く。足に引っ掛かったものがあればそれを軸にして動いてくる。

平らな場所に寝かせるのは・・・自分の体のすぐそばに置くのは、もしもベビーベッドのような柵に囲まれた場所だったら自分で足を折るかもしれないくらい力をかけてうごくからだ。でもそれも毎日のこと…。

「あ〜あまた落ちちゃったね」と言って抱きかかえたら真っ赤な血が…
マリの体の下には血の塊のような黒いものと、その周りになすりつけたように赤い色が広がった。

「ぎゃ!!」っと叫んでどこから出血してるのか見ると…左目から血が滴り落ちている。

瞬間的に流血した部分がわかった。それはもうかなり前からでき始めた眼の中の腫瘍で、ちょうど涙腺の部分にあるものだ。ふつうにみればチェリーアイのように赤くぽつんと見えているが引っ張り気味にしてみると涙腺の部分がぼこぼこの腫瘍で覆われている。

ステロイドを使っているとどうしても鼻のほうにまで炎症が広がって呼吸が苦しくなってしまううえに、抗生剤の投与の意味がなくなるほどなのでできるだけステロイドは飲ませたくなかった。どうしようもない時には使うけれど使わないでいる時間のほうが長いほうがよいこともマリンの体が伝えてくれている。

マリンのために何を選択することが一番彼女が望むことなのか手探りして生きているわけだけれど、今回の眼の腫瘍がこすれて大出血を起こしてしまった。
たぶん手足が動かないことで顔をやみくもに動かしたんだろう。

しばらくの間出血が止まらない。真っ赤になったティッシュが増えていく。
このまま血が止まらなかったら失血死になっちゃうんじゃないだろうか?。。。今思えばそんなに大量に出血してはいないのに、やたらにたくさん出ているように錯覚さえ起きる。

もちろん血が止まらなければこのマリンを連れていける病院はシンバ先生しかないだろうし、病院が開く時間まで持たない。眼の中なんって止血したことないし…表面の傷ならなんとかできたって粘膜の中は…口の中くらいならともかくも…。

いくら拭いても流れ出てくる血におびえながらタオルを取り替えて傷ついた目を上にしてみた。目全体が赤い血であふれる。

もうこうなったらこれしかやれることはない。マリンの力に賭けよう。。。

死なれてしまう恐怖は時として馬鹿な事を思うような行動を取らせる。

わざと傷のある眼を下にして寝かせた。マリンは目が痛いのか鼻づらのあたりに毛がぴくぴく動く。でも顔は動かさない。このまましばらくじっとしててくれれば血は止まるかもしれないと聞こえてもいないマリンに一生懸命「じ〜っとしててね」と繰り返していた。

敷いた白いタオルは最初のうちは血が滲んできたがしばらくするとにじみが広がらなくなった。もう少しだなと眠りに入ったマリンを動かないでくれてありがとうと思いながら眺める。

1時間ほどして何かに気がついたようにムクリと顔を上げようとしたのであわてて抱き起して目に触らないように体を立てた。幸い血が止まっている。でも目にはいっぱい血がたまってしまって眼球が見えない。

マリンはもうまったく目も見えていないので気になっているかどうかはわからないけれどたまったままではよくないだろうと少しづつ目の外側に固まっている血をふきとって出してみた。

少しづつ少しづつ…また出血したらどうしようと思ったり見込み違いで眼球が破裂したとか別のことだったらどうしようとか思いながら。

しばらく拭いていると眼球が見えた。血の膜の下にマリンの目が見えた。予想通りあれがこすれて切れたんだ。血は時間がたつと固まる。固まりつつあるものを取り除いていくといつもよりは腫れてしまった腫瘍の形も見えてきた。

血が失われた分寒気を感じるのか痛みを感じているのかマリンは小刻みに震えている。小さな毛布で体全部をくるんで、水分を補給させ、缶詰も食べられるだけ食べさせてまた眠りに入ったマリンを横に寝かせた。

明日の朝、出血が続いているようだったり状態が悪いのなら病院だと思って目をつぶった。

1時間半ほど寝た後はっと気がついてマリンをみる。口の周りが渇いた感じで目もくぼんで見えた。瞬間的に「しんじゃった」と思い込んだ私は目にけがをしていたことも忘れて「マリン、マリン」と声をかけ彼女の頭を持ち上げた。

ぐらりとするマリンの頭。。。

「あぁだめだったのか…」

涙がブワッと浮いて来たら



突然マリンの目が開いた。

「いやだ、脅かさないでよ〜。。。」目にいっぱいたまった涙は嬉し涙に変わった。

完全にに血が止まって、目の状態をみると、先日傷ができて出血しあわや破裂かと焦った乳腺腫瘍と同じように傷が少しあるだけでおさまっている。パパと相談した結果、病院へ連れて行ったとしても何をどうしてやれることもないだろうからこのままのほうがいいと思うという結論に達し今またマリンはベッドに君臨している。

いまさら健康な犬のように、乳腺腫瘍があるなら切りましょう、目の中の腫瘍はとったほうがいいですよ、歯石やだめになった歯を抜いたほうがいいですよと言われても、生きて帰ってこれる保証は全くない。

シンバ先生はやる意味がないと思うと言ってくれてるから感謝してるし、何かの時はすがることになるんだけれど・・・。

獣医の中にはこのままだったら死にますよって言う獣医さんだっているだろう。犬を飼っている人の中にだって「病院にも連れて行かないでかわいそう」とかいう人もいるんだろうなって思う。

でも…マリンにとって何が必要で何が大切なのか、その判断のほうがずっと大切だと思っている。

今のあの子に実験的な投薬は必要ないし、麻酔をかけてまでの手術が命をつなぐために必要不可欠だとは思えない。

マリンは獣医学を知る人が検査数値では考えられない結果を残している。

クッシング症候群と診断されてもマリンの体が発する答えで数値上のことを拒否し投薬を拒んだ。10歳の時のことだ。全身性筋炎という診断も今もって不可解だと感じている。脂肪種と診断されたものもヘルニアだったし・・・。

でも投与された薬がマリンの命をつなげてきた結果であったものもある。怖かったステロイドがなかったら今マリンはここにいなかったかもしれない。体に合う抗生剤が見つからなかったら感染症で死んでいただろう。

獣医さんは犬の病気やけがのスペシャリストだ。でも愛犬のスペシャリストは飼い主以外の誰でもない。24時間その犬にかかわり緻密な観察をする飼い主が感覚的に感じるものに、数値でしか判断しない獣医さんはかなわないと聞いたことがある。

命の重さはかかわった者によって変わるものなのかもしれない。

病気や老化や、けがによって犬たちに介護が必要になったとき、飼い主は愛犬のために何ができるのか…おろおろと心配することも大切だけれど、前を向いて自分にできることをやるしかないんだろうと思う。犬たちは信じてくれているからきっと間違っても許してくれる。それは獣医さんに託した結果であっても決断は飼い主がしたことだから。。。

なんとかヤマを越えたマリン、起きぬけに心臓が止まりそうに驚かされることはこれからもまた何度となくあるのだろう。でも何度泣いても構わないから、ムクリと起き上がり続けてほしい。きみが生きていてくれてほんとうによかったよ・・・。

1時間半しか寝ていないからすごく眠い。。。
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2009/06/04 Thu

Category: つぶやき

ヒマワリの花

先日「ジェニーちゃんに見せてあげてください」とヒマワリの花をいただいた。


ジェニーが亡くなった2年前の今頃、やたらとヒマワリの花が目に付いた。なのに今年はあまり見かけない。

ジェニーの命日、まだ時期じゃないのかなぁ?そういえば今年はまだエアコンかけなきゃって言うほど暑い日が少ないなぁ。。。変な天気続きだからかしら?出てきたら買って飾ろうと思ってとりあえず別のお花にした矢先だった。

いただいたヒマワリの花を眺めているとジェニーの明るい笑顔が思い出される。きっとジェニーも喜んでいるだろう。

花って不思議だなって思う。

実際食べられるわけでもないし、花によっては良いにおいがするとも限らない。でも、その姿形で心が癒されるとき、不思議な感覚が身を包む。花は自然が作った芸術品なんだろう。そこに人間がひと手間加えてより一層美しいものに変えてきた。

犬たちにも何かしらの花のイメージがあり、ジェニーはヒマワリだった。明るく元気いっぱいだった彼女は日差しの強い夏を思わせる強い子だったから。彼女が今ここにいなくてもヒマワリの花を見るたびに、ヒマワリ柄の何かを見つけるたびにジェニーを思い出す。

かわいいジェニーに綺麗なヒマワリをありがとうございました!(*^_^*)ジェニーも喜んでいると思います。
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2009/06/03 Wed

Category: つぶやき

愛犬を産ませてくれた人へ感謝の心

天使になった犬たちに思いを馳せるとき、私はその子たちが生まれてきた背景を思い出す。

長く続けられた血の結果に今ここにいる犬が存在する奇跡をいつも感謝している。生きて生まれおちたものはいつか必ず死によってその歴史を閉じなければならない。

それは言葉にしてしまえば簡単明瞭な事実でしかない。

でもその犬が生きた証は、その犬にかかわったすべての人間の心の中にとどまっているもので、決して消えることのない記憶の一部となる。
柔らかいまなざしや言葉を交わしていないのに意思が伝わる快感や顔をうずめるとふんわり鼻孔をくすぐる彼らの匂いや、笑ったり泣いたり一緒に走ったり、飛び上がったり抱きしめたり・・・。

理解し合った深さの分、かかわった時間の分、いとしいと思い続けられた時間の長さ分、彼らが生まれてきたことに感謝せずにはいられない。


自分の手で取り上げた犬にはまた格別な思いがあるけれど、ミールのように本来なら我が家で迎え入れる犬ではない犬が縁あってうちの子になったような時、欲しくて欲しくて、どうしてもこの子をと自分には分不相応な対価を払っても手に入れた犬も、うちで一緒に暮らせばいいよねと迎え入れた犬も、それぞれに微妙な違いを持ちながら特別な想いがある。

犬と暮らしているといろんなことがあるけれど、一緒に暮らすようになるときは結婚と同じだなって思ってその出会えた縁に感謝し、一緒に暮らし始めてから起きるたくさんのことには自分で産んだ子供と同じ認識に変化したことを知る。

犬を迎え入れるときは結婚と同じ。
犬を育てる時期は子育てと同じ。
犬が大人になっていろんなことを楽しめる時期は恋人・連れ合いと同じ。
犬が年をとったら両親と暮らすことと同じ。

どの場面からも、相手が犬だったら関わった以上逃げ出すことは許されない。犬は人のように自活できない生き物なのだから。。。

そんな彼らとであえた奇跡を、作出者から託された信頼をいつも胸において私は感謝し続ける。我が家の犬たちを作ってくれた背景にあるたくさんのブリーダーたちに。。。

多くの期待にはこたえられていないかも知れないけれど、この子たちは幸せにしています。できる限り健康でいられるように頑張りながら、痛みや苦しみからできるだけ遠ざけ、悠々と自由におおらかに暮らしています。少しでも永く共にいられるように、どの子も意思を尊重されながらルールを守って生きています。

この子たちをこの世に送り出してくれてありがとう。私の元に授からせてくれてありがとう。。。私の腕の中でいくつもの命を天国に帰したけれど、一緒に暮らしたことを後悔したものは一つもありません。

さよならするときにいつもいい聞かせて送り出しています。「君と出会えてよかった」と「君と暮せて幸せだった」と・・・。私はこれからもどんな縁もこの思いを持ち続けていきます。
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2009/06/02 Tue

ジェニー。。。

ジェニーが天使になった2年前の今日。

今日はお天気がいいからいっぱい洗濯しなくちゃって思いつつも何もできない一日だった。こういう風に過ごす日にちがどんどん増えてる。亡くなる犬が増えるたびにその数分増えてしまうんだろうな。。。

ジェニー、今日はパパが海外にお出かけだから、天国から何事もないようにちゃんと見張っててちょうだいね。昨日は飛行機事故があったって言うし、ママはすごく怖いんだ。

ジェニーは天国で元気ですか?ご飯はおいしく食べていますか?新しいお友達はいっぱいできましたか?キャンディーや愛ちゃんの言うことをよく聞いていますか?ヒカルはチビだからいじめちゃダメだよ。スズはわがまま言っていませんか?ミールおじちゃんはみんなを守ってくれていますか?
パパのカルロス君とは会えましたか?

ジェニーにはたくさんの親戚とたくさんの家族が一緒だから大丈夫だね。

ママはちょっと体の調子が良くないです。でも、ジェニーに比べたら何でもないようなことだから、君が頑張っていた時のことを思い出してこれじゃだめだねって自分を奮い立たせています。ジェニーがあんなに頑張ったんだから、ママももっともっと頑張らなくちゃいけないものね。

ジェニーはとってもちいちゃくて軽くって最高に愛らしくて一番の頑張り屋さんだったね。

たった50gで生まれて、自力で息をしてくれたね。生後間もなく肺炎になったけど、今までどんなことをしても、誰も助からなかったのにそれを克服してくれた。

犬を知っている人たちの誰にも「育たないよ」とあきらめられたけど、我が家のだれ一人ジェニーが育たないなんってあきらめさせなかったよね。

君が大人になるまでのあの有意義な日々はママは死ぬまで忘れることはないよ。そして君が生き抜いたたった2年という短い月日の一日たりとも思い出せない日はないんだよ。

うちで生まれたたくさんの仔犬たちのどの子にだってジェニーと同じように思っている。でも君はその中で私の子供として育ち、私の手の中で天使になった。

ジェニー、ジェニー、君にもう一度会いたいよ。あの柔らかな黒いコートの軽い体を抱いて、いたずらそうな輝く瞳に見つめられ、小さな柔らかく温かい舌で舐められたい。どうして今君はここにいないんだろう…。

生きていたら今年で4歳だったんだね。4歳の君はどんな子になっていただろうね。どうかいい子で、虹の橋のたもとで、皆と一緒に待っていてね。

私たちがいつの日か必ず迎えに行くその日まで・・・ジェニー、約束だよ。。。
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