2008/06/25 Wed

Category: -

ペットロス継続中。

あの日以来、たまに家の中をミールが歩いている様になった。
ばったり出会ってしまった先日のようにはっきりした姿ではないけれど、ドアをあけてあるとそこを台所の方へ横切っていったり、庭で洗濯物を干したりしていると、庭から部屋に入っていく後姿があったり、完璧ペットロスなんだなぁって思う。

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自覚しているだけまだいいか・・・。

ミールがこの世に未練があってもそれは当然だろうと思うし、私自身ももっとミールと一緒に暮らしたかったし、その思いが亡くなる前から【生まれ変わる】って言う事に固執した原因だろうなとぼんやりと考えている。

彼が亡くなってから実は凄く落ちこむことがあって、もうすっかり諦めた物をいつか必ずと思いなおすきっかけになった。それはミールが我家に来てどれほど幸せだったか、犬が犬としてではなく人と同じような価値観で扱われる大切さをミールが生きた時間だけで多くの人に伝える事はまだまだ難しいのだと知ることに繋がった内容だったからだ。

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たくさんの犬に関わる人がいる。その人たちに今すぐ変ってくれと言うつもりは無い。でも数十年後、まだ地球が健在で人々が穏やかに暮らしている時代が続いているとしたら、どの犬もみな人と同じように扱われる世の中に変わるためには犬の価値観がもっと上がり人々の心の中に定着しなければならないだろう。いつか、法律も変り、人と暮らすペットにもっと穏やかな社会として変化を起こしたい。

ミールを失った辛さや悲しみは今、別の形で、ミールが生きた証と、たくさんの幸せに暮らさせてもらった多くの犬達の飼い主への思いとを一緒に形のあるものへ変えて行く原動力になった。

プレイドライブの大切さをDISCを通して飼い主達に伝える為に動き出した私たちを、ミールは今も応援する為に家に残っているのだろうから・・。

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2008/06/20 Fri

白昼夢。

昨日の事。買い物から家に帰ってシャッターを閉めようとしたら、停止ボタンを押すところに小さい青大将がとぐろを巻いていて、腰が抜けるほど驚いた。

ギャーギャー大騒ぎしたらするすると上に黒いパイプを伝わって登っていく。
裕貴を大声で呼んでどうしようそこ通れないヨとうだうだしつつ、庭から回って買い物したものを家に入れた。

網戸を閉めてそれでも恐いからまだあそこに留まっているのかしらと覗こうにも、庭側からは丁度見えない位置に・・・。仕方なくぐるっと回って玄関のほうからそぉ〜っとドアを少しだけ開けてみた。

。。。いない!?。。。

え?・?・?どこ行っちゃったの?蛇ってそんなに早く動ける?うそぉ〜!落ちたのかな?落ちたのよね。自問自答!!(笑)

変な所を這っていたら犬達が外にでれないじゃんと慌ててあちこち覗き込んだがどこにも見えないし(/_;)
こわごわ庭の方に周りこっちじゃないよねと再確認。

いないわ、おかしいなと首をかしげながら庭から部屋に入ったら・・・

ミールがあのまなざしのまま、振り返った姿で立って尻尾を振っていた。
「え・・・どうしてここにいるの?」と声に出したとたんにすぅ〜ッと消えて
同じ場所にサムが寝転んでいた。

いくら目が悪くなったって言っても茶色のサムをミールと見間違うことなんか無い。ミールは立ってこちらに振り向いて尻尾を振っていたし、消えた後にはとどのように寝転んだサムがいたんだから・・・

ドラマじゃないけど、思わず目をこすった。今ココにあの子がいたって、今いたでしょ!って・・・。

今日はマリンのなんか様子がおかしいなって思っていた。夜7時くらいに打つはずの注射だけど、ミールが迎えに着ちゃったのかなと不安になって早めに打った。痛かったのかマリンは起きていつものように排便をし、上手く動かない足を駆使して水を飲み、【ご飯くれ〜!】と騒いでほっとさせる。

でも、おとといまでのように食べ終わったそばから、【まだ食べていないわ】と騒がずに寝てしまった。

一体何故ミールは現れたんだろう?ミール・ミールと嘆き悲しまないでいられたのに何か言いたいことがあったんだろうか?
あの子の笑顔は元気だった頃のように綺麗で優しいまなざしだった。優雅に振られている尻尾の動きさえしっかり目に焼きついている。

あれから1日立った。マリンの状態はやっぱりあれほど【ボケちゃったのかなぁ】と思うように餌の催促も無く、今日は夕方の5時まで殆ど目覚めることなく眠り続けた。おきてからいつものように排便をしオムツを替えて注射をしてご飯を食べた。
満足したのか又寝てしまう。24時間のうち、昨日は4時間起きていたけど今日は3時間だった。

もう限界なのかなぁって不安になる。マリンを迎えに来たの?どうして部屋にいたの?教えて欲しいのに・・・ミール!

今まで何頭も送り出してきたけれど、一度たりともこんな経験をした事は無い。夢にさえ現れてくれたことがないあの子たちなのに、何でミールだけが私の前に現れたんだろう・・・。
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2008/06/13 Fri

マリンが生きられる理由。

ミールが逝ってもう時期20日にもなる。
この間、あれほど状態が悪かったマリンは見た目には元気に毎日を送っている。
多少ボケたのか、ご飯を食べても直ぐに又食べたいのと騒ぐので量を減らして回数を多くするようにした。昔実家の母なんかが良く話していたが、お姑さんなんかの介護をしている時に食べさせても食べさせてもほかのうちにいって【うちの嫁は何も食べさせてくれない】と愚痴られて酷い人だってののしられたことがあったよねぇと言うのが今実感出来る(笑)

我家の姑は、ミールと同じ腎臓が悪かったせいでなのかボケることなく最後までしっかりしていた。勿論現実と過去がごっちゃになったりとか、信頼していなかったはずなのにそんな話聞いちゃっていいのかなと思うような内容の事まで私に何もかもを話し出したりと言う微妙な部分はあったけど、頭がしっかりしていたって言う部分において、想い出は重たい。

ミールは記憶がしっかりしていてボケたりしなかったし耳も聞こえていて私の言う事は何でもわかっていたから、介護するにも意思が通じている事が深く実感できて悲しみもまた深く居座っている。

マリンは・・・どう考えても通じているとは思えない部分のほうが大きい。
ミールのように側にいてあげなければとこっちの心が不安になるような事はあまりなく、彼女の体が楽で、恐かったり苦しかったりしていなければそれが何よりって言う感じで暮らしている。

オムツを変えるのはあんまり好きじゃないし、抱かれるのは体が痛いのか不機嫌になる。フカフカにした長座布団がお気に入りだけど、ヨダレで体中汚くなるので櫛を入れるとむかつくらしい。嫌だ嫌だと動くマリンにいくらそっとやるからさと言っても全く聞こえてないからと言うよりはワタシが誰だかわかっていないみたいな気がするのだ。

ココまで来たら本望かなぁって思う。世話をする人が愛しい人と認識できなくなるまで生きられたら犬も本望じゃないかってね・・・。

マリンは毎日1本2000円もする注射を打ち続けて生きられている。
後何日、何ヶ月がんばれるのかはわからないけれど、先生も言うように効果があるのなら続けてやろうって思う。投薬に変えても問題がなくなればその方が痛くないからいいんだけど、いつになったら変えられることやら・・・。

いいよね、マリン、一日一回痛いけど、他のみんなと同じようにスクッと立って【飯よこせ〜!】って吠えられる君が今ここにいる。
たくさんのひとがマリちゃんがんばれって言ってくれるからまだしばらくはがんばれるよね。今年の夏が暑くないと良いネェ、マリン!
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2008/06/10 Tue

Category: つぶやき

良い獣医さんと悪い獣医さん。

先月ミールが亡くなった後こんなニュースが流れた。

多摩センター動物病院 獣医に業務停止命令3年

事件がおき始めた時期から被害者たちがいろんな情報を流し続けていたが、こんな獣医が存在するのが信じられないような命を命とも思わない悪行三昧ばかりで、あきれるのも取り越してこんな奴に病院なんか開かせるなって怒り心頭だった。

日本人だけじゃないんだろうけど、どうも【先生】と呼ばれる人のことを盲目的に信用しすぎるのが悪いよなと思う。
それとやたらに本とか読み漁って付け焼刃の知識で知ったかぶりとかしちゃったりしてるかもしれない相手の情報を鵜呑みにしたらそりゃぁ問題も起きると思う。

ワタシが尊敬する【先生】と名称がつく人はみんな【人生いつまでも勉強だよ】とか【精進あるのみ】と言う。それは教育者も、医者も獣医も政治家も・・・。

偉い先生になればなる程謙虚で腰が低く、人の話を良く聞くように思う。
そうじゃない【先生】はたいていいつかはボロが出て尊敬はできなかったり信頼もできなかったりしてしまうのだ。


愛する家族を託す相手は人医であれ獣医であれ、ある部分では神様のようにさえ見える。その信頼のまなざしを、その大切な存在を、自分の利益の為に痛みや苦しみを与えられる必要のないものに与え、命さえ奪うナンってヒトデナシ以外の何物でもない。

ペットはものじゃないのに・・・。

自分は犬達が人と同じようにしか思えないから、彼らが望むであろう事をがんばってきている。
高度医療を選ばないことも人だってあるだろう。痛みをとにかく抑えるだけでも良いともし自分がこの状態だったら何を臨むかを考えて行動をしている。
何がひつようで何が不必要なのかを選ぶ為に学べるものは学べるだけ学ぼうと思っている。

その結果はきっと悪い獣医さんには決してだまされる事はないだろうし、良い獣医さんを見つけられる助けになるはずだ。

犬と暮らし始めて最初の数年はなかなかこれぞと言う獣医さんと出会えなかった。そのおかげで愛犬に必要じゃないことまでするような羽目も何回か経験がある。それを疑問に思い調べてみて正解を見つけ出し、その全てを受け入れてくれるような信頼関係ができる獣医さんと出会える事はなかなか難しい。
私はラッキーなせいか5人の優れた尊敬する獣医さんと出会えて、今もお付き合いをさせてもらえている。その中の2人が今かかりつけとなっているシンバ先生(^O^)/と杉並のI先生。(宣伝じゃありません)

自分自身だって夫婦の間でも子供たちにも、助からない病気だとわかったら残された時間を有効に使わせてほしいと頼んである。生きられるかもしれないとベッドに縛り付けられて命を永らえるのは私はご免だからだ。例え短くても確かな人生を送りたいから・・・。犬達も然り・・・。

犬たちは自分の仔と同じ感覚で一生その人生を抱えてあげなければならない。
そして獣医さんは人の医者と同じように、姿形は犬だったり猫だったりするだろうけれど、かけがえのない大切な家族なのだと心から理解している先生であって欲しいと思う。

業務停止が3年ではたして心を入れ替えて良い獣医さんに変身してくれるのか疑問しか残らないが、私は決してこの獣医さんにはお世話にはならないだろう。
普通この事件を知ってる人なら行かないと思うよ・・・・。
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2008/06/10 Tue

2週間・・・。

もう二週間もたつんだなぁって思う。マリンも元気だし何も変らないのに彼だけがいない・・・。早く生まれ変わっておいでと願う中、ミールはうちの犬達とは血縁がないと思い込んでいたのに食事している時にはっと気がついた。血縁があるじゃん。

ミールは父がAmCh.Macdega Candray Cartelと言う犬で実はこの犬ロックとレナの父、ベガのおじいちゃんに当たる犬なのだ。つまりロックとレナはミールと遠い親戚に当たることになる。

なんかほっとしちゃった・・・。でもやっぱりペットロスは抜けていない。
いつか又ミールにそっくりな仔と出会えるだろうか?そっくりだったらトライでも良いわ(*^^)v

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ミールにたくさんの人から美しい花を頂きました。おやつを送ってくださった方も・・・。花を見るたびにミールは多くの人に愛されていたのだととても嬉しく思います。本当にありがとうございました

現在印刷不可能の状態なのでいまだミールの写真を飾っていませんが、綺麗だったミールの写真を並べておきます。

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2008/06/03 Tue

効果絶大

マリンの薬を注射に変えてもらったらすっかり元気になった。

実際丼飯を食らいつくといった感じの食欲があるし、うんちも良く出ている。
食べているせいなのかふらつきもなくなってきて、足元もしっかりしてきた。

腹が減ったとご飯の催促ができるのでも少し長生きできるかなぁって思う。ミールががんばれなかった分もMARINにはがんばって欲しい。

長く一緒にいる子がいなくなる事は妙な感覚で、部屋中のあちこちにミールの顔が浮かぶ。いつもその顔は笑っているような可愛らしい顔で、今ココにいない事が嘘のようだ。

マリンは足元がしっかりしていないので奥のへやが厚い絨毯敷きなのでサークルで区切ってマリちゃん部屋になっているが、ミールは亡くなるその瞬間までぴったりとそばにいられた。彼が闘病生活を送ってきたこの部屋の彼の居場所はなぜか昨日まで誰も寝ようとしなかった。
私もこの1週間まともに眠れなかったのに、昨夜はなぜか彼の寝場所に横になっていつの間にか朝までぐっすりと寝込んでしまった。

朝起きたとき、今までのようなどんよりとした感覚じゃなくて落ち着いた気がした。もうミールがいなくなって1週間も過ぎたんだなぁって思う。
彼の死に気が付いた同じ時間はあっという間に過ぎていった。

もうじきデイジーのお産がある。もしかしたらミールは生まれ変わらせてもらえるように急いで神様の元に走っていったのかなと思う。

今度生まれてくる仔の中に彼がいたらいいなぁ・・・。私だけしか見ない、私だけを気遣ってくれる、穏やかな優しいシェルティーに育ったなら、きっとその仔は私のミールの生まれ変わりに決っているヨね・・・。
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2008/06/02 Mon

マリちゃん、お願いだから・・・。

マリンは先週の金曜日に診察を受けに行った。血液検査もしてもらったが白血球の値は25000まで下がった。
これなら投薬の方がいいでしょうとの事でさっそく飲み薬にかえる事になった。痛い思いをしない分マリンにもいいだろうと思う。

土曜日には朝晩とご飯の要求をし、食べる前は結構うろうろと部屋の中を歩き回りご飯が来るまでひやぁ〜んと泣く。食べ終わったらごくごくと水を飲み水入れが口の中の汚れでドロドロになる。
ドッグフードをふやかしたものに、鶏肉やレバーや野菜を煮たものを載せてやるのだが実に良く食べた。食後はすぐにもよおすのか大きな方をちゃんとトイレに行って踏ん張りだす。最初こそ少し硬めだがいい感じのウンチがでて、おしっこも終るとオムツを変えられる。

その後目やにを取られ口の中を拭かれ、かなりむかついた後お眠りになるのが半日に一回の作業。同じことが日に2回繰り返されているわけだけど、それがマリンが順調な証みたいなものだ。

ところが土曜日はその作業が一回で終ってしまった。
夜ご飯は食べたが朝はひたすら寝ていて食べるとか食べないとか言う感じではない。でもマァ人で言うならどんぶり一杯食べてるわけだし大丈夫よねと高をくくってその日は過ぎていった。

日曜日・・・。人も犬も昼頃までうとうとしているオヤスミの日。
調子さえよければ一度朝には起きるマリンが全く微動だにしないで眠っている。いつ起きるのかなぁと思いつつばたばたと動いているがなかなか起きてはこない。

夕方になって起き上がろうとしてもがいたマリン。
昨日までスタット起き上がっていたのに今日はどうした?
そういえば具合が悪くなってきた時にひっくり返った亀みたいになかなか自力で起き上がれなくなったんだった。

もしかして調子が悪くなった?

ミールがいなくなったばかりで精神的にもろくなっている私には又マリンまで逝ってしまうのではないかと不安で仕方がなくなってくる。
うろうろ部屋の中を歩きながら考えるがいや、まだ半日分の薬しか与えていないのだから効果が良くないだけかもしれないと思い直し薬を飲ませて様子を見ることにした。

夜中に数回起きて見に行くが全く動かないマリン。息もなんとなく荒い気がする。ミールも亡くなる前の日は酷く息が荒かった。
こうなると気が気じゃないので速攻朝になってから獣医さんに電話をしてみる。が・・・なぜか30分もかけ続けても繋がらない電話。

心臓はドキドキしてくるし、起こしても又ぐったりと寝てしまうマリンに慌てふためき病院へ向った。

結局注射に変えてもらうことに・・。マリンが現金なのか実際には注射のほうが投薬よりも効果が高いのかわからないが、マリンは元気になった。

注射後、昼過ぎにはしっかりと起きてするものをして、飯よこせとわめき、オムツは嫌なのよねぇと迷惑そうに睨みつけ、いつものマリンになった。


残り少ない時間だとは解っていても、今はこれしかできる事はないとわかっていても、多少痛い思いをさせてしまうかもしれないけれど、、少しでも本人が苦しくなくいつもの生活を送れるようにしてやりたい。
年老いた病気を抱えた犬の命は風前のともし火のようにホンの些細な見逃しで失うことに繋がるだろう。

今はまだミールを失ったショックから抜け出せていないから、マリちゃんお願いだから今はまだ逝かないでね。ホント頼むヨ・・・。
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2008/06/02 Mon

眠れない日々とジェニーの命日。

今日はジェニーの命日だ。
重苦しい気持ちの中にジェニーの命日が着てしまうとは思ってもいなかった。

ジェニーがいなくなって意識的に色々頑張ろうとは思うものの大きく開いた穴はなかなかふさがらないままだ。
うちはどうして若くして逝ってしまうんだろうと嘆きばかりが残った。

今回ミールが14歳という年齢まで頑張り、それも獣医さんが散々さじを投げた時期を乗り越えて数回危篤に陥りながらも持ち直して穏やかな日々を過ごした今、ジェニーも本来なら彼女と過ごした2年という月日は普通なら得られなかっただろう時間だったんじゃないかと思える様になっている。

奇跡の子として育ててきたジェニーは天使になり、1年という彼女と過ごした半分の時間が過ぎている。誰にでも愛らしく愛想の良い彼女だったから、きっとミールが来たことを喜んでいるに違いない。

ミールがいない時間は何事も無く過ぎているようで、実際には大きな変化が起きている。夜になるとなかなか寝られず、特に夜中が駄目だ。昼間ぼんやりしてしまうことが多く、この週末は家族がいるので動いていたが、それでも朝が白みださないとなかなか眠れなかった。昼近くまで寝ていたいと思う。体がついていかない。

気持ちだけはあれもやらなきゃこれもやらなきゃと思うのに、ひとつやっては異様に疲れる。犬たちが色々笑わせてくれるのだけれど、嬉しい知らせもあるのだけれど、可愛い子犬も育っているのだけれど・・・。

夜、体を横にすると決まってミールの寝ていた場所を探り落胆してしまうのだからやっぱりペットロスに陥っているんだろう。犬たちもなかなかミールが寝ていたお決まりの場所には来ることが無く、ぽっかりとその場所だけが開いている妙な感覚は悲しみばかりを引き出してくる。

ミールのためにいただいた綺麗なお花がたくさんあるのに彼の写真を飾れないでいる。いつの間にか元気を装うことで自分を誤魔化しているのだなぁと思いつつ、でもそれもドウにできるものでもない。

長く幸せに暮らし、やれることの全てをやりきったはずなのに、この喪失感はなんなのだろう?
期待に満ちた目が、音も無く傍によりそう暖かいからだが、あのしなやかな毛皮が、傍に無いことがこんなに辛いとは思わなかった。

人と犬は付き合った時間の長さも悲しみに比例するのかもしれない。我が家では年老いて寿命を全うしたと思えるような別れ方をしたのが初めてだ。確かに病気だったけれど、願ったように眠るように私を怖がらせることも無く息を引き取った子もまた初めてだった。

命が消えるときに大きな衝撃が無かった分、自分の動揺は少ないと思ったが実際には違っていたのだといまさらながらに思い知る。長く一緒にいればいた分だけ動揺は大きくなるのだ。その動揺は人の死と同じで、最初こそ忙しさにかまけて泣く暇も無いけれど、ぼんやりとした静かな時間が出来上がると現れるのだろう。

ダッシュのように素直に今の悲しみを受け入れられたほうが楽なのかもしれない。彼はストレスが大きかったようでしばらくの間耳が聞こえなくなった。ミールがいたときは実に良く聞こえていた耳は今は聞こえない。元気もなく一度病院に行ったほうがいいかなと思わせるくらい落ち込んでいる。きっと本当は私もそうなんだろうな・・・。

失ったものの大きさをかみ締めるとき人にも犬にも時間が必要なのだろう。
ここ数年、スズ、ジェニー、ミールと続いた悲しい別れを癒せる時間はあまりに少なすぎる。まだマリンもいるし、後に続く10歳以上の子はたくさんいるのだから、悲しくても辛くても頑張らなくちゃと思う。

若い子たちの時間をつぶさぬように、しっかりと前を向いて進まなければ、鈴にもジェニーにもミールにも顔向けができなくなるから。

泣いてばかりの私の元に彼らは帰って来ようとは思わないだろうから今までどおり強い母ちゃんに早いところもどらなければならない・・・。
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