2012/05/28 Mon

慈恵院のお坊さんの言葉

メグを天国に送った日、担当してくださったお坊さんはデイジーの時と同じ方だった。小さくなったメグを抱えて大きなため息をついている私を本堂に誘導してくださる際に「あ!」と言った顔をされて、「先日もいらっしゃいませんでしたか?」と聞かれた。

「うちにはたくさん老犬の子がいるので、ここのところずっと続いてしまっています」と答えると、「それはさぞお悲しい事でしょう・」と慰めてくださった。

今までお坊さんにお経をあげていただいても、他に言葉を交わす時には儀礼的な当たり前の言葉だけだった。お経を読んでいただく事が何回あっても同じ人に当たる事も少ないし、一年のうちに二回も三回もお邪魔するようなところでもない場所だ。

昨年、春にレインを失って、秋にはデイジーを失った。毎回性懲りもなく人前で涙を止められないでいる私を覚えていてくれたのか、消沈しすぎた様子に放っておけなかったのか判らないけれど、メグがこんな子だったという話を聞いてくれて、その後お経をあげてくださり、メグを祭壇から返してもらう時にこんな言葉をくださった。

「メグちゃんはあなたと一緒に暮らせてとっても幸せだったのですよ。だからとっても辛い気持で悲しくてどうしようもないでしょうけれど、このお寺にその悲しみと辛さを置いてお帰りなさいね。お家にはまだたくさんあなたを必要としている子たちが待っているのですから。。。」

なんかとっても元気になれた。

みんなのためにまだまだ頑張らなきゃいけないんだよね。泣いてたらメグに笑われるよね。判ってはいても言葉にされてみて改めて前を向いて歩きださないとと気がつかされた。ありがとうございました、慈恵院のご住職さま。
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2012/05/24 Thu

メグは天使になりました…。

メグは23日朝7時25分に天使になりました。。。

メグは15日以降、とっても元気になってきていました。腫瘍の大きさも急激な感じがとまり、メディカルAの効果なのか硬く絞まった感じになりブヨブヨした感じが減りました。食欲も旺盛で、ちょうど届いた吉岡油糧さんのおためし体験セットのフードを大喜びで平らげました。11日に苦しそうにしていた咳もすっかりおさまって、買い物などで出かけて帰ってきた私に「いい顔」をしてくれるようになり、お帰りお帰りとワンワン吠えることもできるように回復しました。

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ちょうど私は16日から歯痛で顔が半分腫れてしまうほどに悪化し、あまりの痛さと腫れのおかげで木曜日、金曜日、土曜日と3日間、メグのそばで寝たり起きたりを繰り返していました。犬たちのご飯と薬だけは何が何でもやらなければならない事なので、それだけは頑張りました。掃除や洗濯はすべてできなかったけれど、ゴロゴロしつつも普段の生活よりもずっと密にメグと向き合えた時間だったように思います。

メグは私をとても心配し、横になると顔のそばに来てぴったりと身体をひっつけてきます。痩せた背中が可哀想で、メグが向こうを向いている時何度も涙がこぼれました。このまま悪化せずに、痛い想いをしないでいられますようにと、自分自身が痛みと闘っていたので心から願いました。ガンの痛みは本当に辛いと聞いています。特に肺に転移した子は末期には喀血したり、呼吸が苦しくなるので見ていられないとも聞いていました。痛み止めが効かなくなった時、残された選択を私はしたくないと思い続けました。

私自身の顔の腫れが引き始め、半分しか口は開きませんでしたが、なんとか会話ができるようになった日曜日、良い天気の庭先で日向ぼっこしながら私のすることを眺めたメグがいました。朝のお薬が終わり、次々と洗濯物を干し、そのたびについて歩くメグに声をかけながら見ていると、突然真っ赤な血が絨毯を染めました。驚いてメグのおなかを見ると、皮膚が一番薄くなっていた腫瘍が破けて血が滴り落ちています。急いで止血をし、腹巻のようにおなかをガードしました。金太郎の腹掛けみたいな形でしたがメグは気にする風もなくピンクの腹掛けをつけてまたついて歩いていました。

21日月曜日、世間は金冠日食で朝から大賑わいでした。我が家では庭から観測できたので犬たちを外に出しながら凄いねぇ〜と感激していました。

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メグは腹掛けをしたまま庭に下り、用を済ませると暖かな日差しの中で居眠りを始めます。穏やかな静かな時間でした。夜になるとなんとなくメグの呼吸が苦しそうな感じになる事が出てきました。「大丈夫?」と声をかけるといつも通りの呼吸に戻るので、切れてしまった部分が痛いのだろうかとか化膿し始めたのではないかとか心配になりました。その晩遅く、メグは急に吐き気を催し、律儀にもトイレまで行って嘔吐しました。もともと綺麗好きな子で自分の体はもちろん、仔犬たちをピカピカにしておいてくれた子です。吐いてしまったものを困った顔で眺め、鼻先でなんとかどかそうとしてくれるので身体を撫ぜながら「いいんだよお母さんが綺麗にするから大丈夫よ」というと「頼むわね」と言った顔をしてお布団に戻って行きました。

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22日火曜日、あまりの寒さに羽根布団にもぐりこんだままのメグとミミ・蘭・エリーのために、しまってあったこたつの上掛けを出し、一番弱い温度でつけてあげるとこっちのほうが暖かいわと急いでこたつにもぐり込みました。外は雨でテレビでは東京スカイツリーのOPENが報じられていました。こたつに入るので腹掛けを取り大きな救急判で腫瘍をガードしました。

メグの呼吸がちょっとだけ苦しそうでした。朝ごはんの後、メグは変な吐き方をして食べた物を出してしまいました。困ったなぁという顔をしてこんなところで吐いちゃってごめんねとでも言っているようでした。直ぐに綺麗にしてあげると尻尾を振って嬉しそうな顔をしていました。少ししてから吉岡のフードを差し出すとまたおいしそうに食べ、お水を飲むとまたこたつにもぐって行きました。

歯医者さんへの通院から帰るといつものようにメグは出てきませんでした。こたつの上掛けを開けてみるとスヤスヤと寝ていたのでそっと傍に座りました。他の犬たちの足の毛を切ったり、毛を梳かしたりしているうちに夕飯の支度です。メグは鶏肉の湯がいた物と雑炊を掛けたフードをぺろりと平らげました。でも、いつもの様な落ち着いた呼吸ではなく肩で息をしている感じでした。「苦しいの?」と聞いてもメグは答えるわけではありませんが、ミールの時も、レインの時も、デイジーの時も、こんな呼吸の後に…。

恐ろしいあの時を思い出さないように、メグはまだまだ大丈夫なんだからと自分に言い聞かせました。

いつもどおりに夜が来て、メグは私の顔の前に陣取ります。いつもと違ったのは何度も寝やすいように場所をチョっとずつずらし、そのたびに呼吸が苦しそうになり、撫ぜてやると顔をなめに来ました。いつもなら舐めて納得し、じっと見つめてくる事は無いのに、ミールやデイジーやレインたちの時と同じように、何か言いたげにずっと私の顔を見つめてきます。腫瘍があるので抱きしめてやることはできませんが胸に抱き寄せてやるとメグはちょっと離れてまた顔を見つめます。まるで決して忘れないよとでもいうみたいに…。しばらくすると背中を私の体につけてよりかかるようにして寝息を立て始めました。

時間がたち電気を消した室内の中で犬たちの静かな呼吸の音が聞こえてきます。メグの呼吸の音だけが少しだけ早くか細く感じました。

寝る前に痛み止めの薬を飲み忘れた私は、歯の痛さで夜中の3時に目が覚めました。台所に行き薬を飲みます。すぐそばに寝ていたメグは起きて着いてくる事はありませんでした。小さな寝息を立ててぐっすり寝ているように見えたのでじっと眺めていましたがいつしか歯の痛みが治まり私も眠りについていました。

朝7時、ふと眼を開くとメグは夕べの場所のまま寝ていました。ちょっとだけ苦しそうな息遣いでしたが、ちゃんと息をしていました。老犬ばかりのこの部屋は、私が起き上がってテレビをつけるまで誰ひとり起きる事はありません。みんな耳が遠くなっている子たちばかりなので人が起き上がった気配でようやくみな起きるのが日常です。
あと5分だけと目を閉じてウトウトし、デイジーやミールの時と同じようにほんの十分くらい睡魔に襲われました。ハッとして寝が覚めるとメグは少しだけ私のほうをを向いていました。そして呼吸をしていませんでした。硬くなったような身体に驚いて、「メグ!!」と揺さぶるとぐっと突っ張ったようになった後尿が少しだけ漏れました。そして、全ての力が抜けたようになってメグの体から魂が抜けて行きました。

痛みでもがき苦しむ事もなく、腫瘍が破裂して辛い想いをすることもなく、話に聞いていた喀血をすることもなく、穏やかに天使になったのだと思います。前の晩まで美味しくご飯が食べられて、私の言葉をすべて理解したまま、メグがメグであるままに天使になりました。ここに載せてある写真はみんな昨日、おとといに撮った写真です。こんなに元気だったのに…。

初めて飼ったダックスがメグでした。メグのおかげでダックスという犬種が好きになりました。メグの様な心優しい子煩悩なダックスは初めてでした。ダッシュとクリス・デイジーの子供たちはみんなメグのおっぱいをすすって大きくなりました。離乳食を食べ始めた子犬をダックスもシェルティーも分け隔てなくみんなピカピカに磨いてくれたのはメグでした。

メグは仔犬たちの教育係でした。小さな肝っ玉母さんでした。メグから仔犬育てをたくさん教わりました。ありがとうね、メグ。メグが好きだったミールがお迎えに来てくれたんでしょう?メグの「いい顔」がもう見れないのが寂しいよ。たくさんの子育てご苦労様でした。たくさん助けてくれてありがとう。また会おうね。必ずね…。ゆっくりお休みね、メグ。

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2012/05/15 Tue

メグと悪性腫瘍その2

午前10時すぎ、ステロイドとビクタス、トランスファーファクター2カプセルを飲ませる。食欲はステロイドのせいかかなり良い。メグは歯が抜けてしまっているので缶詰のほうが食べやすいからベースは缶詰にした。半分くらいをふやかしたドッグフード。煮た野菜や肉は大好物なので差し出されるものはすべてぺろりと平らげてくれる。

今日は午前中にヨーグルトをプラスする。最近テレビで免疫を高めるのに腸を整えるのが一番だとか言っていた。中でもヨーグルトの効果は絶大だと言うので毎日上げてはいなかったけど今日から足すことにしたのだ。いろんな種類の乳酸菌を取り入れるのではなく、自分に合う乳酸菌を見つけるとよいと言っていたのでとりあえず今までよく使っていたブルガリアのヨーグルトで1週間続けてみることにする。ブルガリアヨーグルトはLB81乳酸菌を使った特定保健用食品だから効果あると良いんだけど、免疫力増加を期待するならR1とかのほうがいいかなぁ?

詳しくはこちらのページを参照。

それからダメもとで、新たに大きくなり始めた腫瘍に「メディカルA」を塗る。実際、物によっては石灰化してくれたこともあるのでこれも続けてみようと思う。
メグが痛かったり苦しかったりしない事で、自分が納得して効果を期待できることをやってみる。その結果は今メグを助けられることにはつながらないだろうけれど、いつかうちの子たちのこれからにきっと役に立つ日が来るだろうから…。

本当はメグの体から悪性腫瘍が消えてくれてしまうのが一番だけど、現実を受け止めることも今は必要なんだと判っているから高望みはしないことにした。だってそれを望まなくてもメグのためにできることを私なりにしている事をきっとメグは判ってくれていると思うから。。。
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2012/05/14 Mon

メグと悪性腫瘍その1

土曜日の午前中、病院で注射でステロイドを入れてもらって帰ってきた後、ファクターを2カプセル飲ませた。まだ痛々しそうな歩き方で右前足を使わない。しばらくすると少し元気が出てきた感じ。

夜になると徐々に回復。朝に比べれば格段に動き方が楽そうになった。尻尾を振って出迎えて、メグのお得意の「いい顔」をしてくれる。ステロイドの効果なのかファクターの効果なのか判らないけど、うまくいけばしばらくの間腫瘍の成長が遅れてくれるかもと淡い期待を抱く。

投与二日目。昨日よりもずっと元気がいい。ステロイド(プレドニン)1錠と小さいビクタス1錠。ファクターだけ朝晩2カプセルずつに増やす。5キロくらいの重さで4カプセル使ったせいか調子は悪く無い。今日は良い天気だったので洗濯物を干していたら、自力で庭に下りてきてまったりと日向ぼっこをしていた。

日向でまどろむメグを見ている時、穏やかな、緩やかな、流れる様な時間が過ぎる。
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2012/05/14 Mon

メグ悪性腫瘍・肺転移

4月15日に手術を受け、いきなり大きくなった乳腺腫瘍を取ってもらったメグ。その時のレントゲンで肺に嫌な感じの小さな影があった。

病理に出した結果がもし悪性なら…(というか、切る前の状態から言って悪性の可能性大)長くは持たないと言われてはいた。でも思いのほかメグは元気で、具合の悪いエリーやモモやロックの病院通いが続いている中、毎日を漂々と暮らしてくれていた。ご飯もおいしく食べられて、手術の傷も思いのほか早く治り、日が当たる時間は庭に出て日向ぼっこをし・・・。

抜糸したのが4月の終わりころ。27日だったかなぁ…。その時には先生も元気になって良かったねと褒めてくれていた。それが、他の子でバタバタとしている間にふと見たメグの歩き方がおかしくなる。呼吸もちょっと苦しそう。

5月11日、おかしいかもしれないと思った次の日メグは片足を引きずって歩くようになった。ご飯の時だけは喜ぶものの、一時期の激しい喜び方や飛びつく動作などができなくなっている。体中をくまなく見て行くと脇の下に硬い大きなしこりがあった。こんなの前は無かったのに…。顎の下のリンパ腺は抜糸の時に気がついたけど、しばらくすれば小さくなるのだろうと思っていた。

一番危ないのはメグだった事をすっかり忘れた私だった事に気がついた。忘れるくらいメグは元気になったのに…。

病院へ行き見てもらうと、すでにおなかにまた新しい腫瘍が数個でき始め、脇の下も同じ種類のもののようだと言う。レントゲンを見ると肺に転移していた。体力のある子だから、なんとかひと月くらいは持ってくれると思いますが…という言葉を聞いたときクラクラっとしてほろりと涙が流れてしまった。

病院へ行くまでにうすうすわかっていた事だけれど、あわよくばもう一度切り取れば悪いデキモノなんか無くなっちゃうんじゃないかくらいに思うほどメグは元気になっていたのだから…。診察室からメグを抱いて出るときに他の患者さんの飼主さんたちに見られないようにと思ったけど、そう思えば思うほど涙って止まらないものだ。メグを車に戻し、会計を済ませてそそくさとうちに戻った。

メグにできることはたくさんは無い。ステロイドの処方だけれど、それと一緒にあえてトランスファーファクターを多めに飲ませることにした。少しでもメグが楽でいられるならどんな使い方もありだろうと思うから。

ステロイドが効いているのかファクターが効いているのか判らないけれど、受診した時に比べればまた元気を取り戻したメグ。食べられるうちに食べたいものを食べさせてあげる事くらいしかできる事は無いのかもしれないけれど、残された時間を大切に一緒に過ごしてあげようと思う。頑張ろうね、メグ…。

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2012/04/17 Tue

メグ、無事帰還

日曜日の午後手術を受けたメグは先生が驚くほどの回復で、当日の夜からご飯を食べれるほどになった。月曜日、ささみを茹でて小さく千切ってスープ漬けにしたものと、ファクターを持って面会に行った。

耳も遠くなっているし、視力もだいぶ落ちているけど、それでも私が判ると大喜びで早くここから出せと騒ぐ。今日はまだ帰れないんだよと慰めて、持参したご飯を食べさせてもらい、火曜日の午後お迎えできることになった。14歳の小さなダックスのおばあちゃんが、大きな危険を冒して手術に踏み切り、今こうして元気なお顔が見れるのも全て先生がたと病院のスタッフのおかげだ。傷痕は痛々しいが10日もすれば抜糸できるとのことなので、少しづつ腫瘍にとられていた栄養をメグ自身に戻せるように看護してあげたいと思う。

メグが死んでしまうかもしれないという新たな恐怖は、昨年2頭を見送った後逃げ腰になっていた気持ちに踏ん切りを告げられた。折しもそれがレインの命日の後だと言う事が、天国からレインが「お母さん何やってるのよ!!」と怒っているように思える。

強くあらねばならないという気持ちと、彼らを失う恐怖との対峙は、いつの間にか恐怖のほうが勝っていたらしい。レインを亡くし、その後デイジーを亡くし・・・本当ならレインが発病する前に予約していた手術を決行していさえすればこんなことにはならなかったはずだった。

病院で亡くしたレインの事はいまだに記憶から消し去ることができず、病院から足が遠のいていたことも事実だ。

特にメグにできていた乳腺腫瘍は良性のもので、多少の大きさにはなってきたけれど動くことに問題は全くない程度で、皮下に収まり身体への癒着が無いものだった。元気に過ごしているのだから何が何でも肝臓にダメージを持っている危険を冒して麻酔をかけてまで切らなくてもこのままでいいと判断していた。正直にいえば、リスクがあるのが前提なのに、それを背負ってまで手術をして、今元気でいられる現状を、命を失ってしまったり、良くても寝たきりとかにしてしまうんじゃないかという恐怖のほうが勝ってしまっていたのだ。

今となってはこんなになる前に決断しておけばよかったのにとは思うけれど、判断に迷う相応の年齢で、前例として、マリンは晩年に乳腺腫瘍ができたけれど、小さいまま変化なく、先に命の火のほうが消えた。13歳や14歳になってから手術しなければならないという事の怖さは、目の前に「死」が迫っているだけに難しい。

昔、同じような事例(病気の内容は違うけれど)の相談を人から受けた時、恐怖に勝たなければきっと後悔すると答えたのを思い出している。あのまま、大きな乳腺腫瘍を抱えてメグが天使になっていたとしたら自分は耐えられない後悔にさいなまれただろうと思う。

決断をするその時がいつであるのか、最善な時は解らない。早期発見で早期手術だけが良しでもないと思う部分は無きにしも非ずだし、かといって、腫瘍の類ができることを恐れすぎて卵巣や子宮や、乳腺すべてを取り除くのが正解とも思えない。でも、必ず手術可能な時に乳腺腫瘍ができるとも限らない。年を取っていればいるだけ、他に問題を抱えていればいるだけ、リスクは大きくなる。

助けられるタイミングもそれぞれみんな違うだろう。獣医さんに連れて行くのは飼い主しかできないことだ。その時をいつにするのか判断を誤らないようにしていかなくてはならないと改めて教えられた気がする今回だった。

家に帰ってきたメグは大急ぎで排尿と排便を済ませた。やっぱり入院ケージの中では我慢してるんだなぁと思う。そのあと一通り部屋の中を歩き回り、その後こたつに入り顔だけ出してヌクヌクと時を過ごしている。耳が遠くなったせいか大きな雷の音にも反応せずただひたすら眠っている。頑張ったよね、お帰りメグ。これから美味しいもの一緒に食べようね。。。
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2012/04/15 Sun

乳腺腫瘍手術

ついていても何ら問題はなさそうだった石の様な腫瘍があっという間にボ〜ンと大きくなった。たぶん本当は1週間くらいかかって大きくなってきたんだろうけど、私にしてみたらよく見ていなかったせいもあるが二日前とは全く違う大きさで13日の午後になって慌てふためいてしまった。

メグの手術はいままで何回も予約までしているがそのたびに誰かしら緊急事態が発生して毎度後回しになっていた。急激に大きくなることもないし、悪性でもないし、焦らなくても調子のいい時に取ろうと思っていた。そんなこんなの間に肝臓の数値が悪化し、投薬したけど事態が変わらない。年齢も年齢だから、取らず仕舞でもマリンのように頑張れちゃう子なのかもとたかをくくっていたのもある。でも今回はとらないわけにはいかない。どんどん膨らんでいる・・・。

獣医さんでは状態にもよるけれど麻酔をかけた時点でダメかもしれないから覚悟するように言われ、心が縮みあがった。診察台の上のメグにただごめんね・ごめんねという言葉しかかけられない。もっと早く決断していればよかったのか、今更後悔したって現実は目の前。メグはそのまま入院した。

翌日万が一のためにサンダーを供血犬として連れて行く。ピーターも一緒だ。レインの時もこの子たちに助けられた。彼らが「大きなシェルティー」だからこそ出来ることで、大きな子がいてくれてよかったとホッとする。

メグの状態が安定してきたのでもう一日様子を見てからという事になり、土曜日に予定していた乳腺腫瘍除去の手術は日曜日に延期になった。金曜日・土曜日、全く眠れない。寝ようとしてもメグが死んじゃうんじゃないかとかうちにはもう帰れないんじゃないかとか、レインが病院で亡くなった時の事が頭の中でぐるぐる回ってしまって、結局立ったり座ったりの繰り返しをしてしまう。

そんな事をしていたらまた蘭が発作を起こした。

なにやっているんだか…蘭のおかげでようやく我に帰り、腹を据えるしかない事を受け止めた。日曜日の午後メグの手術は始まった。病院に行ってもあしでまといなだけなので家で朗報を待つ。でも実際は「申し訳ない、助けられなかった」という電話がいつ鳴るのかとびくびくしながら時計とにらめっこをしていた。。。

夕方無事に終わりましたよという先生の明るい声が聞こえた。輸血も必要なく安定しているから大丈夫だと思うとのこと。子宮蓄膿症にはなっていなかったのでおなかの中を切らずに済んだ事。麻酔から覚めたばかりだけど元気だと聞いて涙がこぼれた。

顔を見に行くのは明日のほうがいいと言うのでメグのためにご飯を作って持参することにした。

これが最後の写真になっちゃうかもと思いながら撮影したメグの顔。淡々と状況だけ書いた13日の闘病日記。色々思い出しながらホロホロ泣けてくる。ホッとして気が緩んでってこういうことを言うのかなぁと思ってみたり。。。明日どんな顔するかなぁ、メグ待っててね。
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