2012/04/11 Wed

レイン命日

レインが昨年旅立ってからもう一年が過ぎた。震災があって気持ちが落ち着かないまま節電の夏が来て、秋にはデイジーまで旅立って行った。

二人とも満足に看病する時間もないまま天使になっちゃったなぁって思いだす。

マリンみたいに、彼女自身があれだけ頑張りぬいて、もうなにも後悔が残らないくらいたくさん看病してあげられて、たぶん私を私だと認識できなくなるまでずっとそばにいてくれたわけだから、あの子の体温が感じられない事を悲しいといつもいつも嘆く事は無くなっている。もっと生きさせられたのにという後悔の念がマリンに対してはかなり弱いのだろうとも思う。

でも彼女以外の子たちの死は、いまだ完璧に受け入れられるはずもなく、亡くなる前の事を思い出しては涙が止まらなくなることも多い。想いが残っているから、生まれ変わってきて欲しいと仔犬が生まれてくるたびに願うけれどなかなかこれぞと思う子に出会う事がなかった。レインとはもう一度最初からやり直したいねって、彼女がまだ元気だけれど年老いてきたころからよく話していた。難しい言葉の意味を判っているとは思わないけれど黙って良く聞いててくれたなぁと思う。

レインは逝ってしまった後カラーヘッドのソルトを残した。男勝りの頑丈な肉体はレインの幼い時にとても似ていて、成長するに従っていつしかもしかしたら「生まれ変わり」って本当にあるのかもと思うほどになった。

似ている犬同士が判る人は少ない。特に柄とかで判断してしまうような場合、それぞれの個体独特の顔のつくりとか体型とか、そこから生み出される仕草だとか歩き方とか表情とかが見えなくなる。人間が似ているという場合顔のつくりや目鼻立ちで判断するのではないかって思う。中身(性格とか性質とか動き方とか声とか)も似ているともっとそっくり〜って思ったりするわけで、ソルトは生まれ変わりのようにレインにそっくりになってきた。

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レインとできなかった事をソルトと頑張りたいなって思う。明るく元気なイケイケ娘の教育はそれなりに大変だけれど、レイン以上のシェルティーに育てられたら本望だものね。。。ちなみに最近ようやく「わん!(吠えろ)」が完成しつつあります(^◇^)

レイン、きみにそっくりなソルトは生まれ変わり?そうであってもそうでなくてもママは【ソルト育て】を頑張っているよ。ソルトが怪我をしたり大きな病気にならないように見守ってやってあげてね。
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2011/05/30 Mon

49日と命日と。。。

レインが天国に旅立って7週間、49日と言われる日が来た。この日までは魂が家にまだいるとされ、喪に服す期間と思っている。犬たちと暮らし始めて長い長い時間がたった我が家では毎月のように命日もやってくるし、この5月はミールの命日が27日、3年目だった。今週6月2日はジェニーの命日、旅立ってもう5年だ。5年くらい過ぎてようやくそばにいない不自然さが薄らぐように思える。時間が解決してくれるとは言うけれど、今だって何故ずっとそばにあの子たちがいないのか考えると泣けてくる。。。

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友人が送ってくれた薔薇の花↑【レイン女王様にはやっぱり真っ赤なバラでしょ!】というコメント付きで。。。thank you!



犬たちが子犬や若犬の時には過ぎゆく時間は笑っている時間のほうが多くて、仮に泣くようなことがあってもそれにはまだ希望がある。残された時間もまだ膨大にあるから、いくらでもやり直しができる。だけど、年寄りの犬を目の前にした時残された時間への限りを感じたら希望が少ないだけに何がベストで何がベストではないのか判らなくなる時もある。

今までは自分でもそれなりに納得のできる判断をしてきたし残された時間もあった。今回のレインとの別れはあまりにも時間が少なかったことと、あまりにも急な発病で、今になって思うと「冷静」でいなければならなかった自分にそれが欠けていたようにも思える。

今頃になって言うのもなんだけど、治療するべきだったのか、否か。。。そんなところでまだ結論が出てこない。レインがなってしまった病気で亡くなったのではなく、たぶん肝臓が極限にダメージを受けたせいでの臓器不全だったのだろうと想像できることが、「やれるだけのことをやってあげたのだから…」という想いになれないのかもしれない。「あれで良かったのだろうか…?」という想いが残っている。でも、先生は獣医としてできるだけの事をしてくれた。でも飼い主としての自分はどうだったのか?そんな変な矛盾。きっと答えは見つからないままなんだろうなと思うけど…。

ミールの時のように、最初から腎臓という器官が弱ってしまってそれを何とか持ちこたえさせていくための治療選択なら、たとえその治療に効果がなくなるまでやり続けたとしても、今のような想いにはならないのだ。健全だったはずの器官にダメージを与えてしまう治療しか選択できないという矛盾に今も後悔が残る。

もっとも、その時点で治療しないと言う選択肢がとれたのかどうかは判るはずもない。どんな人でも「治療しない」ということを選ぶのはある意味で「見殺しにする」ってとれてしまうだろうから。。。自分の中の悲しみは、治療すると言う選択肢が必ず「ベストな選択」に当るとは限らないと感じているのに、自分の愛犬ですらなかなかその選択をできないことかなぁと思う。

それはついさっきまで、もっとずっとずっと一緒にいられると信じていた愛犬との別れをいきなり突き付けられたことへの動揺が毎回大きいから、冷静に考えることができなくなってしまって、もがきにもがいてしまうからだろう。だからこそ、少しづつでも天使になった子たちから学んだ多くの事を今を生きる子たちのために正しく活用しなければ申し訳ないと思う。これからもまだまだ間違いを繰り返し、そのたびに犬たちに謝りながら暮していくのだろう。

今までごめんね、でもこれからもよろしく。。。
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2011/05/14 Sat

あっという間に。。。

レインが天使となって虹の橋に旅立ってひと月が過ぎてしまっている。月命日の日は私の病院の日で、予想どおり状況は悪化していた。

看病しているときは必死になっているせいか自分の体は実に頑丈にできているなと思うくらい頑張れている。でも、極度なストレスに適うはずもなく、その結果は大体ひと月くらいたってからだんだん現れるのかもしれない。

ひと月前の今日、レインが逝ってしまったんだと言う想いは朝早くから心を押しつぶしていく。当然血圧だって低いわけもないし、動悸だってしてくる始末だ。先生は「気持ちの問題の部分もあるしね、来月まで様子を見てそれでも下がらないのなら考えましょう。」と言ってくれた。

病院で自分が診察してもらっているけど、やたらに「犬が…」「犬が…」という言い訳に先生も徐々に慣れてきたらしい。新しい子犬が産まれてその子を残すんだから頑張らないとねと最初のイメージとはずいぶんと優しい先生だなぁというコメントまでもらった。

そうだよね、レインの顔の柄に出ていた目の上の黒い柄が、たとえ生まれ変わりではなくても、今回うちの子になる運命だった印だろうと思っているし、12歳って言う短い生涯を閉じてしまったレインの分も、プラスが私たち家族を元気づけてくれるのだろうと思う。

今までに一緒に暮らしてきた多くの犬たちからもらったものに、また新たにいろんなものを足してくれることを期待して「プラス」と名付けた。レインの血を色濃く受け継いだチビすけはどんなシェルティーに育つだろうか。プラスはレインの孫になる子だ。今はよわっちそうな子犬だけれど、きっとレインみたいに頑強な大人に育つと信じている。天国からレインが守り神としてあの子を見守ってくれますようにと願いながらプラスのトレードマークの黒い柄にそっとキスをする毎日だ。

これで良いんだよね、レイン。
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2011/05/09 Mon

同じ病気で…

エバンス症候群。。。不治の病。同じ病気で同じ日に亡くなった子の飼い主さんからメッセージをいただいた。闘病日記をつけたことを、内容はどうあれ良かったのだと思える瞬間だ。可愛いあの子がそばにいなくなってまだひと月。まだ動揺は隠せない。そんな中でこの日記に感想やメッセージを書く気になってくれたことをとてもうれしいと思っている。

愛犬を失ったとき、その衝撃は愛が深ければ深いほど、大きくて重たくて、底なし沼にはまりこんでしまったかのように、もがいてももがいてもいつもの自分に戻って行くことができない。

毎日を泣き暮らすこともあるだろうし、涙一つでてこなくなることもあるだろう。食べ物を口に入れてもまるで砂を噛んでいるかのように味気なく、ふと気がつけば時間だけが過ぎている毎日。何をどうやって過ごしてきたかの記憶すら残っていないこともある。

愛犬を失った後、多くの人はもうあんなに悲しい想いをするのが辛いから犬は二度と飼いたくないと言う。でも私は違った。彼らが一緒にいない生活は考えられないくらいいるのが当たり前で空気のように絶対的に必要な存在だ。時が過ぎ、目の前には多くの愛犬たちが暮らしている。

流れる時間を同じように過ごし、悲しみも喜びも共に分かち合い、病める時も健やかなる時も互いを敬い、慈しみあい・・・神さまが二人の間を分かつまで。。。どこかで聞いたような文句だ。生まれ育った環境の違う生涯の伴侶となる相手と結婚する時に誓う約束。

そんな存在が自分より先に失うかもしれないことは重々判っているし、それは自分の親たちが先に逝ってしまうことに似ている。悲しみは途方もなく大きいけれど、一緒に暮らした時間は何物にも代えがたい輝く幸せなものだし、相手が逝ってしまった後にも決して失われるものではない経験となる。

自分に残された時間が、まだ犬の生涯を看取れるだけ十分あるのなら私はまた新しい命の保証人となろうと思う。不幸になってしまう犬たちがたくさんいる中で1頭でも多く自分と暮らす犬を幸せにすることは先に虹の橋の袂で待っている子たちへの供養でもあると思っている。

奇しくも同じ病気になり、同じ日に天使になったワンちゃんの飼い主さんもきっと失った子と同じように幸せにしてあげられる新しい命の保証人としてまた小さな一歩をいつの日か踏み出してくれると信じている。。。
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2011/04/13 Wed

心残り。。。

レインは病院で亡くなった。

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11日午後3時。

「レインちゃんの呼吸が止まってしまいました、人工呼吸器をつけますのですぐ来てください。」いつもレインを可愛がってくれている受付の子のあわてた声。「すぐ行きます」バックだけひっつかんで車に飛び乗った。流れる車の間を縫うようにして先に進んだ。アクセルを踏み、ブレーキをかけ、普段ならあり得ない運転だった。環七へ入る交差点で渋滞。イライラする。環七へ入るまで5分以上かかった。早く・早く・これじゃ、間に合わない…。

病院へ着いて飛び込んだ先には心臓マッサージをされているレインがいた。その姿を見て涙があふれ出す。直ぐに先生の手を止めた。「もう良いですよ先生。」連絡を受けてから約30分。戻る子はすぐに戻る。もし蘇生できたとしてもこの状態では苦しみが長引くだけだから。。。ここまで来たら完治は望めないと判ったから。。。

朝の検査結果が予想とは真逆にあまりにも良かったから安心してしまった。レインの体の状態のほうが真実なのに、検査結果に惑わされるな!が信条だったのに、また同じことを繰り返した。。。
レインみたいになることを人は急変したと言う。でも本当はそうじゃない。急変ではなくもう限界だった信号を見抜けなかっただけだ。それは診療のプロだから見抜けるのではなくて24時間そばにいてその子の状態を完璧につかんでいるものにしかわからない。。。それを見逃した私。。。


当日もその次の日に荼毘にふす時も頭の中が真っ白で、レインを触るたびに涙だけがあふれ出す。レインが逝ってしまったことを伝えるときだけ目に涙が一杯に溜まってしまうけれど、それ以外は淡々とやるべきことをこなす。レインを入れてあげるための準備をして花をいっぱい飾った。顔の周りをバラでいっぱいにして、華やかなものが似合うなぁと気高い香りに包まれたレインを撫ぜて泣いた。

そのあとは、ごく普通にいつものように時間が過ぎた。電話があれば普段通りに話ができるし、相談事もちゃんと対応できる。心臓が悪いと言われた蘭の事も目を離さずに見ていられるし、買い物も行った。昼ごはんもちゃんと食べたし、夕飯も手を抜かず作って食べた。

家族は拍子抜けしたようだ。自分でも驚きつつ淡々と時間が過ぎていく。

夕飯時にはテレビを見て笑うこともできるし、まるで何事もなかったかのようにふるまえている私。一人でレインをお寺さんに連れていけると思わなかったパパが心配して明日一緒に行こうかと会社から電話を入れてくれたがそのころにはすでに全てが終わっていた。慈恵院の中で一人でさんざん泣いた。友人に出会って、レインが亡くなった話ができるし、綺麗なお花をいただいて笑顔でお礼が言える。今までの私とは違ったように思った。

でも・・・それは大きな心残りがあるからだ。

全てが終わった今、キャンディーの時と同じようにいろいろ理由をつけて納得しようとしているけれど、この腕の中でレインを看取れなかった後悔が怒涛のように押し寄せてくる。病院で急変して助からなかったことが悔しいのではなく、同じ急変しても、我が家にいたならという後悔の念。

うちにいても一分一秒目を離さないでいられるわけはない。急変しても助けられることはない。でもたぶん病院にいるよりははるかにレインの様子を見続けていられたはずだ。。。そして彼女を不安にさせずに済んだだろう。

人工呼吸器をつけられて、心臓マッサージをされ続けているレインを見て、また同じことを繰り返してしまった大きな後悔は私の心の中から決して消えることはないだろうと思う。初めてキャンディーが同じ状態になっているのを見た時、他の犬たちには二度としないと思っていたことだった。病気の状態によって、もし蘇生できても元気な時と同じ状態には戻らないだろうと予想できたとき、その蘇生措置が罪悪に感じてしまうから。。。

管だらけになった愛犬の姿を見ることは辛い。でもいつか元気になると信じるからこそ、その手段や治療を受け入れている。そうじゃないのなら運命を受け入れるしかないと思っている。愛犬が死んでしまうのが悲しいわけじゃなく、やってあげられるはずの一番大切なことをやってあげられなかったことが悔しい。それが死によって二度とやり直しが効かないことだから。。。

気が抜けたような私のいつもとは違う体の反応は、二度としないと思ったことをしてしまった後悔からだ。

レインはきっと病院で死にたくなかったろうと思う。いくら体を楽にしてもらえても、家族がそばにいないことは辛かったと思う。いくら呼んでも大好きな人がそばにこなかったことへの落胆は、彼女が犬だからこそ大きかったのだと思う。

レインが一番望んでいたはずの事を、最後の最後に与えてやれなかった。レインの母親としてやってあげられる唯一の事が出来なかった。レインが出していた信号を受け止められなかったふがいない自分。あんなにいい子だったのに。あんなに助けてもらってきたのに。ごめんねレイン。本当にごめんね。。。
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2011/04/12 Tue

雷雨とともに…レイン天使になる。

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4月11日。東京では夕方4時過ぎに空が真っ暗になってたちまち雷雨になった。その雨の中を私は鼓動が止まったレインとともに愛車で家に向かって甲州街道を走っていた。。。

狂ったような雷の音と、あっという間の土砂降りと…まるでレインが駄々をこねて泣いているかのように思えた。後ろの席に横たわるレインに、「もう少し生きて居たかったから泣いてるの?レイン。。。」答えは返ってこない。レイン…雨。音の響きと呼びやすさと格数だけで決めたその名前のとおり、レインは雨と一緒に天使になった。


朝、病院へ向かう途中、いつもなら一言も発しないレインが何回も泣いた。家で私を呼ぶ時と同じ泣き方だったから、横に誰もいないことが不安なのかと思って手だけを後ろに回し体をさすっても泣きやまない。車に乗ったから病院なのだと判って怒っているのだろうかと癇癪を起したようになくレインをなだめていた。

病院について血液検査をする。貧血の値も標準値ぎりぎりに入ったし、血小板も大丈夫だった。肝臓の数値も一部分を除けば土曜によりも改善している。ただ、昨日ほとんど食べていないことで状態が悪い。多少の脱水もあるし血圧が低い。夕べは30分おきに起こされて私も参っていたが、一晩中苦しそうな呼吸をしていた。排便もあったし尿も大量にした。水も良く飲んだ。あとは食べてくれれば。。。さすがに息が苦しそうなので今日は入院して点滴しておこうと準備をしてもらった。食べれないことを補てんすることと傷んでいる肝臓の保護のために。

レインも具合が悪いが蘭も調子が悪く診察を受ける。ここ1週間ほど食欲が落ちていて夕べ食べた物を吐いたし、その前の日が便が緩かった。思い返せばだいぶ前からノンに比べると寒がるようになっているし動きも鈍い。蘭の代わりにこうですああですと状態を伝えた。蘭は心音の状態が悪く軽い心不全だろうとのことでレントゲンで心臓の周りに水がたまったりしてはいないか確認してもらい血検をした。臓器関係は完ぺき。多少白血球が上がっているので投薬で様子を見ることになった。抗生剤と胃の保護剤と吐き気止めと心臓の薬(血管拡張剤?)ついでにレインが帰ってきたら使うからと流動食用のカテーテルチップシリンジを2本ばかり譲ってもらった。べたべたの食べ物をこぼさずにうまく食べさせるには便利なシリンジだ。小さな子犬ならカーブチップ シリンジが使いやすいがレインならカテーテルチップシリンジのほうが便利だ。
明日にはまた少し元気になったレインを連れて帰るはずだったから。。。

病院に連れて行きながら、今日、この日にレインと別れることになるなんって考えてもいなかった。
でも今思えば虫の知らせの様なものが合ったようにも思う。冷静になって考えれば判りそうなレインからの信号を見逃したような気さえする。あれほど車の中で吠えたのは裕貴を探していたんじゃないのかとか、食べ物を全く受け付けなくなった時の悲しそうな顔は「もう無理だよお母さん」って言っていたんじゃないかとか、夕べの排便は確かにおかしな出方だったとか、水ばかりやたらに欲しがったなとか、傍から離れるとそばに戻るまであんなに吠えたっけとか・・・。

レインは私が初めて愛犬を失ったときに生まれてきた子だ。そしてちょっとした事件をきっかけにペットロスの泥沼から抜け出せなかった私を引きずり出してくれた大事な子だ。

レインvol.1

レインvol.2

まだレインの話を書き終えていないのにレインは天使になった。マリンの娘だから、マリンよりも丈夫で元気でがっちりした子だからきっと母親よりも長生きすると信じていた。倒れる前の日まで一緒に散歩していたんだよ。3日持つか1週間持つかという不安な中、がんばりぬいて退院してきてくれた。もう大丈夫かも?という気の緩みがあったかもしれない。退院してきたら自力で立って歩けなくなった。前の日まで立てていたのにね。最初のうちは支えていればたっていられたのがどんどん難しくなった。

いつの間にかマリンと同じようにベッドの上から私たちを監視して、そばにいなさいよと呼びつけるようになった。元気な時にはいつも一緒だったんだものね。どこにでもついてきたんだものね。

貧血が良くならないと一喜一憂するうちに黄疸が出始めたね。肝臓をやられてしまっているってわかったけど尋常な痩せ方じゃなかったね。退院してすぐはあんなにいっぱい食べていたのにそれでもげっそりとやせて行った。そのころかなぁ…先生が脊髄あたりに癌か何かがあるのかもしれないって言っていたよ。私はそれを聞かないふりをした。もしそうだとしてもやれることは今とさほど変わることはない。病気が何であるのかを突き詰めるには症状が重すぎた。立てないことや、急激な痩せが「癌」なのだろうと予測させていたのだと思う。

レインのためにいろいろ用意してあげてたよ。レイン、寝たきりになっていっぱい迷惑かけても心配しなくてよかったんだよ。ひと月くらいで逝ってしまうなんって、そんなに気を使わないでよ。君が生きていてくれる限りどんなことでもしてあげられたのに。。。

桜が咲いたよ、また一緒に写真撮ろうねって言ったけど、約束守れなかったね。

それだけが悔しくて、君がいないことが悲しくて、それが空に通じたかのように昨日は雷雨になってたくさんの桜の花が散ったのかな?君を天国に送る今日は朝からすごい強風が吹いている。咲き残った桜の花をすべて吹き飛ばすような勢いの風が君が煙となって空に昇ったときにはおさまった。

もっともっと生きたかったよね。もっと一緒にいたかったね。一緒のベッドで寝た21日間、君は温かかった。冷たくなっていく君に、またうちの犬になれるように生まれ変わっておいでと話したね。おかあさんがまた君の新しい一生を最後までいられるように少しでも早く生まれておいで。いつでも待っているからねレイン。

虹の橋のふもとでみんなが待っていてくれるよ。少しの間離れてしまうけどまたきっと会おうね。だからそれまでの間少しだけいい子でいてね。おやすみレイン。ありがとうレイン。。。

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2011/04/08 Fri

地震・・・

夕べ、夜11時半過ぎに東北で震度6強の地震が起きた。

東京の杉並は震度3と出たが実際は震度4くらいあったように思う。いかんせ我が家は半分が古い建物なので振動が大きいのかもしれないが。。。先月の震度5強の時の恐怖が体を震え上がらせる。長い時間揺れていたのもあるのだろうが、毎回地震の後にこうしておこうと思うことが何一つできない。持ち出すはずのリュックもバックも持つことなく、そばにいる犬だけを抱いて飛び出すしかないのかもしれない。

夜遅かったこともあって犬たちは眠っていた。電気を消していたからあわてて電気をつけて庭に続くサッシを開けに行くとついてきたのはモリーのみ。その時に初めてもしも大きな地震が来て家がつぶれるようなことがあったらレインは連れだせないのかもと身震いした。311の時はレインは病院に入院していたので危機感がなかったんだと思う。。。

ベッドに寝ているレインは大きな揺れにもかかわらず爆睡したままで、驚いて起きることもなかった。一人で立ちあがることもできないレインを助けられないのかもしれない恐怖は、食べられなくて痩せていくことと同じくらい心に大きくのしかかっている。。。
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2011/04/07 Thu

レイン、寝たきりになって…。

レインが自力で立てなくなってからもう直20日になってしまう。こんなに早く寝た切りの状態になろうとは夢にも思わなかった。排尿も排便も体を支えていなければ頭から崩れ落ちてしまう。腰が立たないのではなくて前足にも力が入らない。

食べれない日が続く。たったひと月でこんなにも肉が落ちてしまうのかと驚くほど痩せた。彼女のそばにだれもいないことが判るとマリンの時のようにか細い声で鳴いて私を呼ぶようになった。その声はマリンそっくりの声でときどきハッとさせられる。親子なんだなぁと思う瞬間だ。

火曜日はおにぎりを食べて豆腐を食べてうどんを食べてやれやれと思ったらそのあとは全く何も食べなくなった。仕方なく薬を無理やり飲ませた。薬が切れてきそうな時間(次の投薬の時間)になると元気な気がする。薬を飲んだあと少しすると呼吸も荒くなるし、死んだように寝てしまう。

水曜日はおにぎりも効果なし。パン類もダメ。豆腐・うどんもパス。缶詰系は何を開けても全く受け付けない。どうしたものかと思って朝投薬を済ませた後馬刺しを買ってきてみた。ミールは牛のレバ刺しを喜んで食べたがレインはなぜか倒れてからレバーを食べなくなった。貧血なんだから食べたほうがいいのに嫌な顔をする。そこで馬刺しにしてみたわけだ。

これも嫌だって言ったら次は何にしようかと思いながら口元にもっていくと驚くほどパクパクと食べた。50gあっという間に食べてもっと欲しそうな顔をするのでもう50g持ってきたら半分ほど食べてもういいわって突き返してきた。
レインの体だと馬肉なら250グラムくらい食べてちょうどいい量だ。75グラムでも全く食べないよりはまだましだが。。。急な生肉でおなかを壊しても困るので整腸剤を飲ませると水を飲んで寝に入った。

これで夜の投薬はうまくいくだろうとほくそ笑んでいたらあんなに目を輝かせて食べた馬刺しは結構ですと言う。期待していただけにがっかりだ。サツマイモをふかしても食べないし、レインに食べさせるのは食事の後にすることにして夕食を食べ始めたらそっちの部屋に行きたいのよと呼ぶ。長座布団を敷いて足もとに寝かせまた食べようとするといかにも食べたいのにと言いたげにか細く吠える。

あれもこれもと口元に運んでも食べない癖になんだかねと息子と話している時、ふと思いついてドッグフードを息子から口元にもっていってもらった。最初は口から出したり入れたりしていたが一粒飲み込むと次々食べる。
???っとおもうが苦笑いしながら食べられるだけ食べさせてもらった。おおよそ手のひらでひとつかみ分。FIRSTメイトのポテト&フィッシュのフードだけ選んで食べた。

おなかに入って少し落ち着いたのか、白いご飯を茶碗半分くらい食べる。調子に乗って馬刺しで薬をゴマ化されて飲んでくれた。最期の粉薬を飲ませる段になって同にも飲ませられないのでヨーグルトに混ぜてみた。いやだいやだと言うが口の中にヨーグルトごと滑り込ませたら飲み込んだ。その後チチヤスのヨーグルトをひとつ平らげた。

今朝はそううまくいくはずもなく、あれもダメこれもダメの繰り返し。結局最終手段でまたヨーグルト作戦で投薬を済ませる。色々やってみたが午前中はほとんど何も食べなかった。

夕飯時里芋と鶏肉を似たので味のついていなさそうなところを上げてみるとパクパク食べる。3センチ直径のサトイモを5個ほど食べ、鶏肉も100グラム弱くらい食べた。残念ながら昨日のようにドッグフードは食べない。
投薬はヨーグルトでごまかした。

とにかく今は何でもいいから食べてほしい。体力勝負なんだから食べないと持たない。。。
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2011/04/05 Tue

病院へ…26日目

病院で血液検査。思ったより貧血が進んでいなかったけれど、肝臓にダメージが大きい。耳や歯茎・尿がかなり黄色いなと思っていたが、輸血した後だし仕方がないと思ったが結局は黄疸だった。

急遽、ステロイドと免疫抑制剤の投与量を減らして肝臓を保護する薬を追加される。このところ極端に食欲が落ちていたのは肝臓のせいだったのかもしれない。

家に連れ帰り、夜に飲ませるつもりだった肝臓の薬を先に飲ませた。少しして整腸剤。その後午前中の分のステロイドを半分にして抗生剤を抜いた今日からの投薬分を飲ませた。

息子が食べようとする鮭のフレークが混じったおにぎりをもの欲しそうに見つめているので少し差し出すとお愛想程度に一口食べた。その後昨日の残り物を食べているとそれも欲しそうな顔をする。ふと思いついてダシと薄い醤油で煮たうどんを出してみると約半玉ほど食べた。

おなかが少し膨れて眠くなったのか今は爆睡している。モリーがダッシュと追いかけっこをして飛び跳ねていても全く気がつかないように寝ている。夕べおなかが痛くて(下痢になってしまった)なかなか寝付けなかった分、ようやく眠れてるのかもしれない。さすがにこの数日夜中に何度も起きているので自分もちょっと辛いからたまには昼寝しよう。。。
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2011/04/04 Mon

レイン経過・25日目

昨日日曜日もほとんど食欲がなかった。頼みの綱の介護食のプリンタイプの缶詰もNG。仔犬の離乳食もダメ。AD缶もダメ。いままで食べていたものもみんなダメになった。

匂いを嗅ぐだけ嗅いでそっぽを向くと言った風体。食欲が全くないんだろう。食べ物の匂いにはそそられないわけだ。こうなると薬を飲ませるのは無理矢理になってしまう。錠剤なのでなんとか飲ませたが奥歯が当たってちょっと痛かった。レインは噛まないようにしようともがくけど、喉の奥まで入れないと何度も吐き出してしまうのでつい指が歯に当たるまで突っ込むことになる。お互いに嫌な思いをしながら格闘する。

全ての薬を飲み終えた後、顔を見合わせてため息をついた。

何か一つでも食べてくれるものがあればそれに包んでごまかせるけど、錠剤を粉にして飲ませたくても免疫抑制剤がカプセルなのでこればっかりはどうにもならない。

「薬飲むだけで体力消耗しちゃうね」仕方なく笑って頭を撫ぜるとあっという間にそげ落ちた肉の無いレインの頭頂部がごつごつと手に触る。いつかのマリンの頭みたいだなぁとぼんやりと思う。


午後になって甘いものなら食べるんじゃないかとアンパンを購入。いつもはクリームパンが好きなんだけどたまたま焼きあがっていなかったので断念。さっそく3時のおやつよと小さくちぎって与えると思いのほかパクパクと食べて気がついたら半分食べていた。この調子で夜もと欲張ったら結局食べなかった。

夜中に排便し、今日、月曜日の今朝、裕貴に支えられて真っ黄色のおしっこがたくさん出た。前回違う免疫抑制剤を週一で飲ませた時と比べて尿の色が黄色いままの時間が長い。輸血した後はしばらく黄色いよと言われたけどまだ前回ほど時間がたっていないのだから仕方がないんだろうか。。。肝臓の数値が気になって仕方がないけれど、明日また病院なので調べることになるだろう。

先週から比べると食欲ががっくり落ちているのが気になる。薬が合わないとかはないんだろうか?貧血が良くなっていることは嬉しいけれど「食べれない」「立てない」が辛い。ドッグフードとか缶詰とかが食べれなくてもせめて何でもいいからおなかいっぱいに食べてほしい。

今日は朝からアンパンもダメだったので強制投薬になった。食べたいものが何かあれば薬を飲ませるのに嫌な思いをさせないで済むのになぁと思う。ヨーグルトでもプリンでもご飯でも肉でもなんでもいいんだけど。。。
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