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2011/11/10 Thu

ジェイと平滑筋腫

デイジーの1歳姉にあたる友人宅のジェイの調子が崩れたのはドッグセミナーの直前だった。なんか膀胱炎みたいなの・・・というのが始まりだった。当然ながら近くの病院で受診していた。診断はおなかの中になんかありそう…。それってやばいの?試験開腹しないと判らないっていう返事。

う〜ん・・・。

おしっこがうまく出せないジェイはだんだん体調が悪くなっていく。カテーテルで出すと言っても獣医さんに行けば出せるけれど、家じゃカテーテルをうまく入れられないから結局膀胱に大量の尿がたまってしまう。そりゃ具合も悪くなるって。。。実際、仕事を持っているとなかなか毎日獣医さん通いってできそうでできない。遠ければもっと通いにくいだろう。それでもこんな状況だから我が家のかかりつけの先生に見てもらいたいと言うので一緒に連れて行った。

レントゲンを取ってもらいエコーで見て、たしかにおなかの中に何かある。悪いものだったらとっくにダメだろうと言うくらい大きい。とりあえず細胞を取って検査に回し、仕事をしていて毎日通えない飼主のためにカテーテルを入れて尿をためられるようにしてもらった。(人と同じ方法)これでジェイの体力は劇的に回復。デイジー同様、食欲不振だったのに、あっという間にいつもの大食漢に戻った。

セミナーが終わってすぐにまた病院へ連れて行く。造影剤を入れて写すとはっきり見えてきた。なんかいやな場所にできちゃってるねって言う感じ。このままだとムクムク大きくなっていきすぐに腸も押されてウンチも出せなくなっていくだろう。さてどうする。。。

最初は骨盤を割って開かないと取れないかもということで大学病院へ行ったほうがいいかもと言われたけれど、飼い主曰く、先生しかお願いしたくないといすがりついて、なんとか手術してもらうことにした。ジェイは13歳。手術は成功し、大きな平滑筋種が取れた。骨盤も割るようなことにはならず、取れた物を見に行ったついでにデイジーも病院へ連れて行ったのだ。

明と暗をはっきり分けた形になってしまった。悪性腫瘍ができたデイジーが天使になり、良性腫瘍だったジェイは助かった。父も母も一緒の全く同じ姉妹が同じ病院で4日間一緒に過ごした。デイジーは先に退院したけれど今もうここにはいない。

でもジェイは今デイジーの分まで残りの時間をおおいに幸せに暮らしていくだろう。私のボーナス全部使われちゃったと苦笑いする友人の顔は、愛犬が助かった喜びに満ち溢れている。それぞれがそれぞれにいろんな運命を背負っていて、それはその時が来るまでどんな形に発展するのかはわからない。たった11歳と5カ月の命だったデイジーもあと何年もの寿命をまっとうするだろうジェイも、飼主である人間に素晴らしく忠実で愛情たっぷりの優雅な時間を授けてくれた。

これからジェイの顔を見るたびにデイジーを思い出し涙してしまいそうだけれど、ジェイのおかげでデイジーを病院へもつれて行けずに死なせてしまうようなことにならなかったのだと感謝している。病院へ行かなきゃと焦らないくらい元気だったデイジーは今もうここにはいないけれど。。。
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