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2011/04/13 Wed

心残り。。。

レインは病院で亡くなった。

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11日午後3時。

「レインちゃんの呼吸が止まってしまいました、人工呼吸器をつけますのですぐ来てください。」いつもレインを可愛がってくれている受付の子のあわてた声。「すぐ行きます」バックだけひっつかんで車に飛び乗った。流れる車の間を縫うようにして先に進んだ。アクセルを踏み、ブレーキをかけ、普段ならあり得ない運転だった。環七へ入る交差点で渋滞。イライラする。環七へ入るまで5分以上かかった。早く・早く・これじゃ、間に合わない…。

病院へ着いて飛び込んだ先には心臓マッサージをされているレインがいた。その姿を見て涙があふれ出す。直ぐに先生の手を止めた。「もう良いですよ先生。」連絡を受けてから約30分。戻る子はすぐに戻る。もし蘇生できたとしてもこの状態では苦しみが長引くだけだから。。。ここまで来たら完治は望めないと判ったから。。。

朝の検査結果が予想とは真逆にあまりにも良かったから安心してしまった。レインの体の状態のほうが真実なのに、検査結果に惑わされるな!が信条だったのに、また同じことを繰り返した。。。
レインみたいになることを人は急変したと言う。でも本当はそうじゃない。急変ではなくもう限界だった信号を見抜けなかっただけだ。それは診療のプロだから見抜けるのではなくて24時間そばにいてその子の状態を完璧につかんでいるものにしかわからない。。。それを見逃した私。。。


当日もその次の日に荼毘にふす時も頭の中が真っ白で、レインを触るたびに涙だけがあふれ出す。レインが逝ってしまったことを伝えるときだけ目に涙が一杯に溜まってしまうけれど、それ以外は淡々とやるべきことをこなす。レインを入れてあげるための準備をして花をいっぱい飾った。顔の周りをバラでいっぱいにして、華やかなものが似合うなぁと気高い香りに包まれたレインを撫ぜて泣いた。

そのあとは、ごく普通にいつものように時間が過ぎた。電話があれば普段通りに話ができるし、相談事もちゃんと対応できる。心臓が悪いと言われた蘭の事も目を離さずに見ていられるし、買い物も行った。昼ごはんもちゃんと食べたし、夕飯も手を抜かず作って食べた。

家族は拍子抜けしたようだ。自分でも驚きつつ淡々と時間が過ぎていく。

夕飯時にはテレビを見て笑うこともできるし、まるで何事もなかったかのようにふるまえている私。一人でレインをお寺さんに連れていけると思わなかったパパが心配して明日一緒に行こうかと会社から電話を入れてくれたがそのころにはすでに全てが終わっていた。慈恵院の中で一人でさんざん泣いた。友人に出会って、レインが亡くなった話ができるし、綺麗なお花をいただいて笑顔でお礼が言える。今までの私とは違ったように思った。

でも・・・それは大きな心残りがあるからだ。

全てが終わった今、キャンディーの時と同じようにいろいろ理由をつけて納得しようとしているけれど、この腕の中でレインを看取れなかった後悔が怒涛のように押し寄せてくる。病院で急変して助からなかったことが悔しいのではなく、同じ急変しても、我が家にいたならという後悔の念。

うちにいても一分一秒目を離さないでいられるわけはない。急変しても助けられることはない。でもたぶん病院にいるよりははるかにレインの様子を見続けていられたはずだ。。。そして彼女を不安にさせずに済んだだろう。

人工呼吸器をつけられて、心臓マッサージをされ続けているレインを見て、また同じことを繰り返してしまった大きな後悔は私の心の中から決して消えることはないだろうと思う。初めてキャンディーが同じ状態になっているのを見た時、他の犬たちには二度としないと思っていたことだった。病気の状態によって、もし蘇生できても元気な時と同じ状態には戻らないだろうと予想できたとき、その蘇生措置が罪悪に感じてしまうから。。。

管だらけになった愛犬の姿を見ることは辛い。でもいつか元気になると信じるからこそ、その手段や治療を受け入れている。そうじゃないのなら運命を受け入れるしかないと思っている。愛犬が死んでしまうのが悲しいわけじゃなく、やってあげられるはずの一番大切なことをやってあげられなかったことが悔しい。それが死によって二度とやり直しが効かないことだから。。。

気が抜けたような私のいつもとは違う体の反応は、二度としないと思ったことをしてしまった後悔からだ。

レインはきっと病院で死にたくなかったろうと思う。いくら体を楽にしてもらえても、家族がそばにいないことは辛かったと思う。いくら呼んでも大好きな人がそばにこなかったことへの落胆は、彼女が犬だからこそ大きかったのだと思う。

レインが一番望んでいたはずの事を、最後の最後に与えてやれなかった。レインの母親としてやってあげられる唯一の事が出来なかった。レインが出していた信号を受け止められなかったふがいない自分。あんなにいい子だったのに。あんなに助けてもらってきたのに。ごめんねレイン。本当にごめんね。。。
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