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2011/04/12 Tue

雷雨とともに…レイン天使になる。

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4月11日。東京では夕方4時過ぎに空が真っ暗になってたちまち雷雨になった。その雨の中を私は鼓動が止まったレインとともに愛車で家に向かって甲州街道を走っていた。。。

狂ったような雷の音と、あっという間の土砂降りと…まるでレインが駄々をこねて泣いているかのように思えた。後ろの席に横たわるレインに、「もう少し生きて居たかったから泣いてるの?レイン。。。」答えは返ってこない。レイン…雨。音の響きと呼びやすさと格数だけで決めたその名前のとおり、レインは雨と一緒に天使になった。


朝、病院へ向かう途中、いつもなら一言も発しないレインが何回も泣いた。家で私を呼ぶ時と同じ泣き方だったから、横に誰もいないことが不安なのかと思って手だけを後ろに回し体をさすっても泣きやまない。車に乗ったから病院なのだと判って怒っているのだろうかと癇癪を起したようになくレインをなだめていた。

病院について血液検査をする。貧血の値も標準値ぎりぎりに入ったし、血小板も大丈夫だった。肝臓の数値も一部分を除けば土曜によりも改善している。ただ、昨日ほとんど食べていないことで状態が悪い。多少の脱水もあるし血圧が低い。夕べは30分おきに起こされて私も参っていたが、一晩中苦しそうな呼吸をしていた。排便もあったし尿も大量にした。水も良く飲んだ。あとは食べてくれれば。。。さすがに息が苦しそうなので今日は入院して点滴しておこうと準備をしてもらった。食べれないことを補てんすることと傷んでいる肝臓の保護のために。

レインも具合が悪いが蘭も調子が悪く診察を受ける。ここ1週間ほど食欲が落ちていて夕べ食べた物を吐いたし、その前の日が便が緩かった。思い返せばだいぶ前からノンに比べると寒がるようになっているし動きも鈍い。蘭の代わりにこうですああですと状態を伝えた。蘭は心音の状態が悪く軽い心不全だろうとのことでレントゲンで心臓の周りに水がたまったりしてはいないか確認してもらい血検をした。臓器関係は完ぺき。多少白血球が上がっているので投薬で様子を見ることになった。抗生剤と胃の保護剤と吐き気止めと心臓の薬(血管拡張剤?)ついでにレインが帰ってきたら使うからと流動食用のカテーテルチップシリンジを2本ばかり譲ってもらった。べたべたの食べ物をこぼさずにうまく食べさせるには便利なシリンジだ。小さな子犬ならカーブチップ シリンジが使いやすいがレインならカテーテルチップシリンジのほうが便利だ。
明日にはまた少し元気になったレインを連れて帰るはずだったから。。。

病院に連れて行きながら、今日、この日にレインと別れることになるなんって考えてもいなかった。
でも今思えば虫の知らせの様なものが合ったようにも思う。冷静になって考えれば判りそうなレインからの信号を見逃したような気さえする。あれほど車の中で吠えたのは裕貴を探していたんじゃないのかとか、食べ物を全く受け付けなくなった時の悲しそうな顔は「もう無理だよお母さん」って言っていたんじゃないかとか、夕べの排便は確かにおかしな出方だったとか、水ばかりやたらに欲しがったなとか、傍から離れるとそばに戻るまであんなに吠えたっけとか・・・。

レインは私が初めて愛犬を失ったときに生まれてきた子だ。そしてちょっとした事件をきっかけにペットロスの泥沼から抜け出せなかった私を引きずり出してくれた大事な子だ。

レインvol.1

レインvol.2

まだレインの話を書き終えていないのにレインは天使になった。マリンの娘だから、マリンよりも丈夫で元気でがっちりした子だからきっと母親よりも長生きすると信じていた。倒れる前の日まで一緒に散歩していたんだよ。3日持つか1週間持つかという不安な中、がんばりぬいて退院してきてくれた。もう大丈夫かも?という気の緩みがあったかもしれない。退院してきたら自力で立って歩けなくなった。前の日まで立てていたのにね。最初のうちは支えていればたっていられたのがどんどん難しくなった。

いつの間にかマリンと同じようにベッドの上から私たちを監視して、そばにいなさいよと呼びつけるようになった。元気な時にはいつも一緒だったんだものね。どこにでもついてきたんだものね。

貧血が良くならないと一喜一憂するうちに黄疸が出始めたね。肝臓をやられてしまっているってわかったけど尋常な痩せ方じゃなかったね。退院してすぐはあんなにいっぱい食べていたのにそれでもげっそりとやせて行った。そのころかなぁ…先生が脊髄あたりに癌か何かがあるのかもしれないって言っていたよ。私はそれを聞かないふりをした。もしそうだとしてもやれることは今とさほど変わることはない。病気が何であるのかを突き詰めるには症状が重すぎた。立てないことや、急激な痩せが「癌」なのだろうと予測させていたのだと思う。

レインのためにいろいろ用意してあげてたよ。レイン、寝たきりになっていっぱい迷惑かけても心配しなくてよかったんだよ。ひと月くらいで逝ってしまうなんって、そんなに気を使わないでよ。君が生きていてくれる限りどんなことでもしてあげられたのに。。。

桜が咲いたよ、また一緒に写真撮ろうねって言ったけど、約束守れなかったね。

それだけが悔しくて、君がいないことが悲しくて、それが空に通じたかのように昨日は雷雨になってたくさんの桜の花が散ったのかな?君を天国に送る今日は朝からすごい強風が吹いている。咲き残った桜の花をすべて吹き飛ばすような勢いの風が君が煙となって空に昇ったときにはおさまった。

もっともっと生きたかったよね。もっと一緒にいたかったね。一緒のベッドで寝た21日間、君は温かかった。冷たくなっていく君に、またうちの犬になれるように生まれ変わっておいでと話したね。おかあさんがまた君の新しい一生を最後までいられるように少しでも早く生まれておいで。いつでも待っているからねレイン。

虹の橋のふもとでみんなが待っていてくれるよ。少しの間離れてしまうけどまたきっと会おうね。だからそれまでの間少しだけいい子でいてね。おやすみレイン。ありがとうレイン。。。

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